畑deしぼりに新シリーズ、
「メロンジュース」と「スイカジュース」が登場!
それぞれの名産地で育った
あまくてジューシーなメロンとスイカを
風味と香りが生きるベストなタイミングで
しぼってジュースにしています。
完成したばかりのこのジュースを
ソムリエの大山圭太郎さんと
管理栄養士の松田智華さんに飲んでいただきました。

「色も香りもテクスチャーも
メロンとスイカ、そのものです」

西麻布の日本ワイン専門ショップ「遅桜」
ソムリエ・大山圭太郎さん

大山
最初にジュースの特徴や作り方は伺わずに、
ただ感じたことを
そのままお伝えすればいいんですよね。
――
はい。率直な感想をいただけたらと。
よろしくおねがいします。
大山
(香りを味わいながら)
‥‥あ、すごい。
メロンをそのまま直に嗅いでいるみたいです。
そのメロンの香り自体のなかに、
グリーン系のきゅうりとかズッキーニのような
青っぽいイメージもします。
しかもメイプルシロップを嗅いだときのような
あまい期待感もしっかりとあって‥‥。
写真
――
‥‥すごいです、香りだけで
いろんなフレーズが紡ぎ出されて。
大山
それと、この外観ですね。
ただの透き通ったジュースだと、
実は果汁が少なくて、
何か足しているんじゃないかな? 
と想像しちゃうんですけども、
これはね、きれいな色なんだけど、よく見ると
少し濁った感じがあるので、
しっかり作ってるんだなという感じがあります。
香りも、すごく若々しい感じです。
ワインの中でも、若々しいワインというのは、
醸造の段階でメロンの香りがするんですよ。
――
そうなんですか。
大山
(ひと口飲んで)
‥‥あ、すごい(笑)。
これ、やっぱりメロンを
そのままかじったような感じ。
口の中で、テクスチャーがしっかりとしていて、
まろやかで、丸みがあって、
円熟した果物の味わいが存分に感じられます。
噛めば噛むほど、メロンを噛んでいるような‥‥。
自分の唾液とうまみが混ざり合って、
これジュースじゃなくて、果実ですね。
果物のジュースって、加工された感じになることが
すごく多いんですが、
これは本当に、そのままメロン。
色も香りもテクスチャーも、まるごとメロンです。
写真
――
ああ、うれしいです。
実際、このジュースは、
メロンの他には添加物も何も一切入っていない、
100%のストレートジュースなんです。
大山
飲んだあとの心地良さとか、
後から立ちのぼってくる香りもいいです。
アフターフレーバーも青すぎず、
嫌な苦みも残らず、
夏の果物独特の塩気も強すぎず‥‥。
このままストレートでもおいしいですし、
ちょっと氷を入れて飲んでも
いいかなと思いますね。
――
氷、たしかに。
もっと冷たくして飲むってことですね。
大山
まずはストレートで飲んでから、氷を加える。
お子さんはそのまま、
大人は、たとえばこれにリキュールを加えても
いいかと思います。
――
リキュールですか?
大山
そう。これ自体の良さを壊しちゃだめだと
ぼくは思うんですね。
だから無味無臭のウォッカや、
香りがそれほど強くない焼酎もいいかな。
氷を入れて、スカッと飲んでほしい。
「ちゃんとよく噛みながら飲みなさいよ」って言いつつ(笑)。
――
ジュースなのに、噛みながら(笑)。
まさにおっしゃったように、
「まるごとしぼる」がコンセプトなので、
そう言っていただけて、うれしいです。
大山
ではスイカも、いただきます。
こういう色って子どもも好きだと思う。
キャンディーみたいなかわいらしさがあって、
チャーミングです。
なんだろう、女性のリップというか‥‥
こういう色ってあんまり見ないですよね。
写真
大山
(香りを確かめながら)
これも「スイカそのまま」ですね。
テクスチャーも感じられるし、
まるごと、そういう香りがする。
スイカってすごく水分が多いじゃないですか、
水のかたまりみたいな。
そのスイカをぎゅっとしぼるんじゃなくて、
要素だけを小さくした濃縮感が香りに集まってくる。
グラスを嗅げば、
この夏に嗅ぎたいスイカの香りが通り過ぎていく感じ。
なんか、昔の思い出、カブトムシの‥‥。
――
あ、はい(笑)。
大山
ちょっと外に出て、
何か捕りに行きたくなりますね。
――
カゴと網を持って。
夏休み感がありますよね。
大山
あとは、ちょっとだけ、
アセロラジュースみたいな酸味も感じるんですけども、
香りはおしとやかで、
レッドチェリーの香りと、
グラッシーな草原の感じがありますね。
奥深さでいうと、白桃とかお花のイメージもある。
ちょっとバラに近いのかな。
赤いバラじゃなくて、ピンクっぽいバラの香りです。
あとはリンデンとか‥‥。
――
まさか、スイカジュースから
花々の香りまでイメージできるなんて‥‥
すごいです。
大山
(ひとくち飲んで)
‥‥あまっっ!
――
(笑)
大山
スイカって水っぽいので、
かじったときの味わい自体はあまり濃くないんですが、
これは、スイカ自体の
本格的な味わいが中に詰まってます。
あまいです。
さっきのカブトムシじゃないけど、
狙っている女性とか男性とかにこれを飲んでもらって‥‥(笑)。
写真
――
吸い寄せられて(笑)。
大山
そう、吸い寄せられて来るような、蜜の味ですね。
木の樹液みたいな感じ。
さきほどのメロンジュースと同じように、
これも氷を入れて飲んでいただいたら、
おいしいと思いますし、あとこれね、
お料理にも合わせたらおもしろいのかなと。
――
へええ、どんな料理と合うんでしょう。
大山
特に良さそうなのは、冷製パスタですね。
ハーブやスパイスを使った香草系のパスタ。
ご家庭だとツナ缶を使ってもいいですし、
大葉や三つ葉を乗せて、
すだちやかぼすをしぼった冷製のパスタや、
あるいは冷製の素麺に、
冷えたこのスイカジュースを
一緒に合わせていただけると。
――
ああ~いいですね! おいしそう。
大山
これももちろん、氷を入れて飲んでいただいたら、
より、刺激が強くなりますね。
あとこれ、実はコーヒーとも
相性がいいと思うんですね。
――
コーヒー!?
大山
コーヒー系のリキュールと相性がいいと思います。
コーヒーが合うんだったら、
ブランデーもいい。
ちょっとブランデーを垂らしていただいて、
ロックで飲むと、大人の味わいになります。
ぼくのイメージですけど。
――
試してみたいです。
さきほど、氷を入れても、と
おっしゃってましたけど、
このジュース、冷凍便でお届けするんですけど、
流水で解凍するときに、完全に溶かさず、
ちょっとシャリシャリ感を残して召し上がっていただく、
というのもオススメなんです。
大山
あ、なるほど。
これ、1袋100グラムですよね。
だったら、ちょっとまだ凍っている状態で
早めに取り出していただいて
ヨーグルトにかけたりするのもいいと思いますし、
きっと、いろんなものに合いますよ。
マチェドニアもいいな。
マチェドニアって、いろんなフルーツを角切りにして
蜜につけたイタリアのデザートなんですけど、
家に余っている日本酒とか白ワインとかに
半解凍のこれを入れて、ジェラート感覚で、
贅沢な大人なデザートみたいな。
写真
――
ああ‥‥絶対、おいしそう。
贅沢なシャーベット。
アレンジの仕方もいろいろ教えていただいて、
ありがとうございました。さすがです。
大山
いや、これがすごいんです。
美味しかったですよ。
ぜひ、いろいろな方に飲んでほしいですよね。
どっちの色もキャンディーみたいな
愛らしい色合いなので、
色を見てるだけでも楽しめるし、
これで7色ぐらい作ってくれたらいいな(笑)。
写真

(大山さん、ありがとうございました!)

<大山圭太郎さんのプロフィール>
1978年東京生まれ。
日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
イタリアンレストランや
ワインショップで修行を積み、
2016年より西麻布にある日本ワインショップ
「遅桜」のマネージャー兼ソムリエに就任。
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