おれら、ぽかぽかしすぎだ。
ほかのレポートもせねばならん。

そうそう、来週我々は、
席替えをするのである。
部署もないのに、席替え。
人事異動もないのに、席替え。
それは、弊社の伝統である。

そして、席替えの前には、
「地獄」と呼ばれる
大掃除イベントが開催されるのも、
これまた、弊社の伝統である。
「地獄」のいわれについては、
のレポートしたこちらをどうぞ。

は、地獄にそなえる、
という用意周到さを見せている。

「えーとねー、
　いま、私物とそうでないものを
　分類中。
　注目すべき僕の私物は、
　これ！」

手に掲げたのは、
もちろん、電飾である。
流石という他無いのである。

「武井さんに
　アタマをぶってみせてもらおう」

社長は、そういいながら、
会社にはいってきた。

が、
いい音を鳴らす。

社長も、ぽかぽかぽか。

「いい音で鳴らないや。」

社長、わたしは、
ぽかぽかしすぎて、
微妙にアタマが痛いです。

おお、たかしまてつを先生、
髪形がかわりましたね！
ちょっとワイルド風味ですね。
ライオンぽいですね。
らいおんハート‥‥といえば
小泉元首相でしょうか。
そんなイメージの髪形とか？

「ちがいますよー！」

そうですよね、
しつれいしました。

さてこの楽しそうな会議は
「バンプレスト」さんという
ゲームやその景品をつくっている
会社のかたと、
ブタフィーヌさんチームとで、
４巻の発売にあわせて
「ブタフィーヌさんの
　ＵＦＯキャッチャー」
（略称：ブタフィーキャッチャー）が
できないかなー？
という相談を、しているところです。
そ、そんなこと、
できるんでしょうか？
もしかして、ほんとうに、
できるかもしれないのです。
という希望のもとに、
わいわいと、会議をしております。

たかしま先生の手帳には
すでにブタフィーキャッチャーの
ラフ案が、描かれておりました。
実現すると、いいなー！
年内か年明け早々に続報が
お伝えできたらうれしいなあ、
というところです！

きょうは打ち合わせや会議がつづき
午前中からずっと不在だったわたくし。
さきほど席に戻ってきましたら
背後から
「ごす、ごす」
という、鈍い音がいたします。

あ、ポカポカ体操やってるんですね。
血行がよくなって
あたまがすっきりする
感じがするでしょ？

「‥‥いたーい」

「音、でなーい」

「ぜんぜん、
　気持ちよくなーい！」

ありゃ、そうですか。
もっと強くするとか？

「（ボスッ！）
　いったーい！」

「（ガスッ！）
　ひっどーい！」

そんなきゅうにギャル口調に
ならないでくださいよ。

そういえば読者のかたから
メールをいただきました。

「うちの夫も時々やります。
　そして、その音は
　笑えるくらい良く響きます。
　うちの夫の体型やヘアスタイルは、
　シェフさんとよく似ているのですが。
　もしかして、その頭の形が
　あの音を作りだして
　いるのでしょうか‥‥？」

楽器だと思うと、
そうかもしれませんねえ。
ぼくは「一休さん」の
テーマソングとか、
これでできますよ。

ともあれ、みなさん、
私に似たかた以外は
あまりまねしないほうが
よいかもしれません！

＜ポカポカ騒動その後　完＞

さて、弊社の大ホールと呼ばれる
会議室では、
お茶会の準備がおこなわれております。

こちらのお茶会、
「ほぼ日手帳2008」の
製作にかかわる
様々な会社のご担当の方々を
まねいたものです。

手帳本体を作っている方、
カバーを作っている方、
ロフトの担当の方などなど
さまざまおられますが、
直接話をされたことは
無いということで、
ぜひ一回、
顔合わせをしましょう
ということになったのです。

さて、本日の男子べんとう部は、
ペーソス・が一人で活動。
愛妻弁当班です。
もう一人の部員、己弁当班のは、
今日はお仕事でございます。

「あ、今日は僕の大好きな、
　ピーナッツみそがはいってます！」

と、発言をいたしましたところ、
一緒にご飯をたべていた、
とが、
「なんですか？　それ？
　食べたことない！」
と、おっしゃる。

ピーナッツみそは、
給食に出たではないか。

「だって、
　給食たべたことないもん。」

そうだった、そうだった、
なんこはメキシコ育ち、
アロハはドイツ育ちだったね。


「もぎさん、僕も給食に
　ピーナッツみそが出た記憶は
　ありませんよ。」

が〜ん。
やはり、それは千葉だけか‥‥。

このページを見て、
が、
おもむろに、
あたまをぽかぽか
たたきはじめました。

「う〜ん、
　私、実がつまってるから、
　音が出にくいのかなあ〜？」

と、まるで
の
頭蓋骨の中身は
空っぽである、というような、
そんな、切れ味するどい
コメントをしております。

＜ポカポカ騒動　番外　おしまい＞

用事をすませて、
机に戻ると、カイロが配布されていた。
おお、きょうはさむいですしな。
肩凝りもひどいですしな。

そして、3人で、
クビのうしろのぐりぐりのあたり、
通称“イトイ・スポット”に
貼りつける。

“イトイ・スポット”とはつまり、
社長が風邪をひきそうなときやら
肩凝りがひどくてアタマが重いときに
あたためるとよいと
教えてくれた場所である。

いや、ぬくいぬくい。

全員でポカポカ大会のはじまりです。
もう誰にも止められません。
ちゃんは
案の定、いちばんムキになって
「音が出ないよう」と
泣いております。

これから、この会議は
どうすればいいのでしょうか。

ちなみに、は
なにも会議を脱線させようと
自らを打楽器化したわけではなく、
ぼんやりした頭をスッキリさせるために
このようなことをしたのだそうです。
この後「調子がよくなった」と
ケロッとしておりました。

皆が取り憑かれたように
頭を叩いている儀式のさなかにも
は終始
「俺はやらん。俺はやらんぞ」
とポーカーフェイスを貫いておりました。

＜ポカポカ騒動　おしまい＞

から
突然のスゴワザを見せられ
驚愕した面々。

一同の頭に去来したのは

「それは自分にもできるのだろうか？」

ということでありました。
いやでもいまは、大事な会議中‥‥
しかし、そんな心のなかの小声の
制止はすぐに振り切られました。


「（ゴツゴツ）‥‥シェフさんみたいな
　軽快な音は出ないです」

ちゃんと口も開け閉じしているのに。