ただいま製作中!ただいま製作中!

2020/12/27 17:03
akiko.kusaoi

生きていることの
手触りを感じるお芝居

ほぼ日の學校プレオープンイベント
串田和美さんの
「月夜のファウスト 独り芝居バージョン」
3日目、最終日でした。

お芝居はその場限りの生き物である。
そのことを実感した楽日となりました。
毎回、串田さんの呼吸とともに
舞台はちがう色彩を帯びました。

そして、今日のはじまりは、
いつも以上に太鼓が前に出ました。
この太鼓について、
まつもと市民芸術館の広報誌
『幕があがる。』に、
串田和美さんはこう書いていらっしゃいます。

「あの公園の池のほとりの四阿で、
たった独りで上演した
『月夜のファウスト』に声がかかり、
伊丹と北九州の劇場、
まつもと市民芸術館のシアターパーク、
それから東京神田にオープンする
『ほぼ日』の新しい空間で
再び演じることになった。
僕は嬉しくなって、
劇中で使うための新しい太鼓を買った」

その太鼓が、これ、なのです。

串田さんが
いくつもの役を演じ分けながら、
どどんと太鼓を鳴らすたび、
串田さんの「嬉しさ」が
空気をふるわせて私たちに届きます。

難しいことの多かった
2020年の締めくくりに、
このお芝居を実現できた幸せを
改めてかみしめました。

串田和美さん、
ご来場くださったみなさん、
本当に、ありがとうございました!

みなさん、良いお年を!