ほぼ日、なにしてる?ほぼ日、なにしてる?

2022/10/24 21:05
akiko.kusaoi

クジラの包丁と
クジラの鼻水

海の哺乳類の研究者・田島木綿子さんが、
おそろしく大きく鋭い包丁を
どんな風に使うのか見せてくれました。
「クジラ包丁」といって、
クジラの解剖に欠かせない道具だそうです。
国内で製造できるところは、
一箇所しか残っていない貴重な品。

去年刊行され順調に版を重ねる
『海獣学者、クジラを解剖する。
海の哺乳類の死体が教えてくれること』

(山と渓谷社)があまりにおもしろいので、
ほぼ日の學校へのご登壇をお願いしに、
つくば市にある国立科学博物館の施設に
と行ってきました。
(ご快諾いただきました!)

3年半前、
国立科学博物館特別展「大哺乳類展2」に
あわせて開催したほぼ日の學校・
貸し切り「ナイトミュージアム」
スペシャルトークに登場してくださった
田島さんは、海獣学者として、
海岸に打ち上げられて死んでしまった
クジラやイルカを解剖し、
どうしてそんなことになったのか
経緯や死因の究明をしていらっしゃいます。
研究のための標本づくりも大切な仕事。
著書では、血まみれ汗まみれ、
暑さや寒さに耐えながら、
クジラの巨体に向かっていく
壮絶な姿が描き出されるのですが、
「クジラの爆発」や
きれいな骨を作るための「鯨骨スープ」、
ピカピカの骨を作ってくれる
カツオブシムシなど、
知らない世界の話が次々と出てきます。

クジラの「ヒゲ板」など
貴重な標本を見せていただいた中、
強い衝撃を受けたのが、
一頭のクジラの胃から見つかった
4枚の大きなビニール袋でした。
海洋プラスチックが
生物の命を危険にさらしていることは、
読んだり聞いたりしていましたが、
生々しい実物には言葉を失いました。

田島さんの授業については、
近日中に詳細をお知らせしたいと思いますが、
クジラに関して別のお知らせをひとつ。

三宅島にある「クジラの見られるカフェ」
カフェ691の代表・沖山雄一さんが発起人となり、
全国の研究者で調査チームが編成され、
ドローンを使ってザトウクジラの
ブロー(鼻水)を採取。
クジラに負担をかけずに健康診断をしたり、
DNA解析などの研究を行う
「三宅島クジラ鼻水プロジェクト」が
もうすぐ始動します。現在、
クラウドファンディングを準備中だとか。
このプロジェクトには、
田島さんも参画していらっしゃいます。
以下のSNSから随時、進捗情報が
アップされるそうです。

プロジェクトHP : 三宅島クジラ鼻水プロジェクト
Twitter : @miyake_whale
2022/10/24 17:39
sugano

前橋BOOK FES、出発前のしゃちょう

この写真は、
先週金曜日の夕方に撮ったもの。

3階のキッチンにがやってきて
「おれさ、来週から1週間、
いなくなるからさ、名残惜しくてね」
と、おかしを食べていたのでした。

そうです、糸井さんは今日から単身、
前橋入りして、
前橋BOOKFESの現地リアルタイムレポートを
やっています。
おお、商店街にのぼりとか、立ってるんだ。
うきうきしてきますね。

ぜひときどき、見てください。
2022/10/21 18:56
akiko.kusaoi

天気の話をしよう!

「この前、ラジオで聴いたんだけど、
今日みたいな秋晴れのことを
なんて言うか知ってる?
1円玉、10円玉、500円玉?
僕はその言い方知らなかったんだけどね」

といっしょに、
気象の専門家にお話を聞きに行ったら、
いきなりクイズです。

え―――――?
なんだろう?

答えは1円玉。
それ以上くずせない。
天気が崩れないから。

こんな楽しい会話をしてくださったのは、
元気象庁予報課長の古川武彦さん。
ご自宅までの道中も、
雲の種類や高度、
その中の温度(マイナス50度くらい!)
など、次から次へと
興味の尽きない天気のお話を
聞かせてくださいました。

古川さんは気象庁を退官したあと、
「気象コンパス」を主宰し、
「気象寺子屋」など、
気象学についてわかりやすく解説する
教室を開いていらっしゃいます。
『気象学入門』など、
たくさんの本も書かれ、
伝えたいこと、話したいことが
あふれんばかり。

そんな古川さんに、
ほぼ日の學校にご登壇いただきます。
大人も子供も楽しめる気象の話に
なるはずです。
詳細は来週あたり、
またお知らせしたいと思います。
2022/10/21 15:50
shiho.mori

北村圭介さんの写真展が開催中です!

Shin;KuuやTOOLS&TOYS通信など、
いろいろな撮影でお世話になっている
写真家 北村圭介さんの
写真展「−14.1°C」 
渋谷ヒカリエ 8/CUBE 1, 2, 3にて
開催中です。

北村さんのお子さんが0歳の時に
撮影された作品で、胎内の記憶を
テーマにした写真展です。

自分が胎内にいた時や0歳だった頃の
感覚ってどんな感じだったのだろう‥‥。
繊細だけれどどこか力強さも感じる作品に
ひとつひとつ見入ってしまいました。
北村さんの写し出す世界を通じて
美しいものに触れた時間でした。

写真展は10月23日(日)まで、
最終日は18:00までです。

週末のおでかけにぜひ!
2022/10/21 15:14
okuno

junaidaさんの展覧会と、
堤大介さんの最新作と。

いま、立川のPLAY! MUSEUMで、
junaidaさんの大規模個展
開かれているのを知りつつ、
目の前の仕事に追われております。

はやく行きたいんですけど‥‥
原画が400点以上展示されているとか!

WEB上の紹介動画を観ましたけど、
junaidaさん、
すごい展覧会をつくったなあ。

ふつうの書店でも買える
展覧会の図録が、今朝、届いてました。
訪問できる日まで、
これをじっくり堪能したいと思います。

さらに、本日21日(金)の16時から、
堤大介さんの最新作「ONI」が
いよいよ配信スタートとなります。
Netflixです。
「ONI」のページはこちらのようです。

関係者用の上映会に呼んでいただいて
第2話まで観ているのですが、
もう、すっかり引き込まれてしまって‥‥
配信開始のこの日を、
もう、ずーっと楽しみにしていました。

堤さんも、すごい作品をつくったなあ。

以前、junaidaさんと堤さんに、
対談してもらったことがありました。

その3年くらい前の対談から、
おふたり、
どんどん活躍の幅を広げていっている!

ふたりにはかなわないですけど、
自分ももっとがんばろう、と思いました。

ちなみにPLAY! MUSEUMの次の展示は、
堤さんの「ONI」なんだそうです。
(詳しいことは、こちらの公式ページで)

junaidaさんから堤さんへ、バトンが渡る。
立川を訪れる機会が、また増えそうです。
2022/10/21 13:00
yukano.kotake

社内ITヘルプデスク担当
乗組員募集中です!

株式会社ほぼ日は、
ほぼ日刊イトイ新聞をはじめとして
様々なコンテンツを企画、編集、制作、販売し
「やさしく、つよく、おもしろく。」の、
「おもしろく」をさらに鍛えている
25年目の会社です。

その「おもしろく」を考えたり実行するうちに、
予期しなかった困った!に出会う事もあります。
そのひとつが、
PCやネットワークまわりのトラブルです。
ほぼ日のあらゆる仕事は、
PCやスマホなどをスムーズに使えてこそ
成り立っているといってもいいと思います。
ありがたいことにほぼ日には、
社内のIT基盤まわりの
トラブル解決をおこなう担当乗組員がいます。
いつもあたたかにどっしりと構えて
困っている事象や状況を的確にヒアリングして
ささっと解決する姿が頼もしいです。

ということで前フリが長くなりましたが
株式会社ほぼ日では、
このポジションを担当くださる方を
ただいま募集中です!
社内でITに関する1つ1つの問い合わせに
責任をもって取り組んでいただける
仲間を探しています。

基礎的な知識があれば大丈夫です。
いろんな相談の一次対応を受けることによって
今まで知らなかった知識が
自然と身についていきますので、
ここからお仕事の幅を
広げられたい方にもおすすめです。
また、社内の多くの方から
相談を受けたりすることになるので
コミュニケーションが好きな方ですと
よりご活躍いただけるポジションと思います。

ご興味お持ちいただけましたら、
【こちら】からお読みください。

応募締切は
2022年10月26日(水)午前11時まで。
ご応募お待ちしています!
2022/10/19 23:30
shinya.hirano

HOBO SHOPクローズ!

渋谷ヒカリエで2週間にわたって
営業していたポップアップストア
「HOBO SHOP」が、
本日21時をもって閉店となりました!

ほぼ日手帳チームにとって
3年ぶりのリアルイベントです。
2週間なんて長いと思いきや、
あっという間でした。

会場はまさに、
渋谷ヒカリエの一等地。
ほぼ日手帳のことを知らない方や
初めて手帳を使う方、
そして毎年たのしみに使ってくださる方とも
顔を合わせてお話しできたのは
とてもいい経験をさせていただきました。
ご来場いただいたみなさん、
ありがとうございました。

そして、このポップアップの
お店番として店頭に立った乗組員が
じつに50名!
慣れない立ち仕事や力仕事で
足を棒にしながらも、
最後は「ほぼ日」自慢の撤収で、
テキパキと仕事を見つけて
閉店から1時間ちょっとで解散できました!

これからまた、
次のイベントも考えていきます。
お近くでの開催となったら、
ぜひ足を運んでくださいねー。

2022/10/19 18:24
yurie.miyano

畑deしぼりチームの
大好きな野菜が届きました。

TOBICHI東京の野菜販売が、
明日からはじまります!
10月のラインナップは、
フレッシュでいきいきしている
葉もの野菜が多め。

中でも今月のおすすめ野菜は、
7種類の野菜がちょっとずつ入った
サラダにぴったりのセット!

畑deしぼりチームの大好きな
香りも味も濃いルッコラや
茎までやわらかいわさび菜、
甘みがあるにんじんなど、
いろいろな野菜が一度にたのしめます。

チームでも試食してみたのですが、
野菜それぞれの味がしっかりしていて
シンプルな味付けだけど
とってもおいしい‥‥!
あらためてベルファームさんの
畑のすごさを実感しました‥‥。

TOBICHI東京では、
「ほぼ日のアパレル」
今日はじまりました。
これからの季節の洋服と一緒に
旬の野菜もいかがでしょうか?
2022/10/19 16:08
masahiro.tanaka

前橋の服装。

今日は、社内のみんなでの
定例のミーティングでしたが、
から最後に、間近に迫ってきた
「前橋BOOK FES」の話がありました。

(なんともうすぐ、10/29・30開催です!
社内でも、メインで関わっているメンバーが
わさわさ動いているのが伝わってきます)

そのなかで「行ってみようかな・・!」
と思っている方に
はっきり役立ちそうな情報があったので
お知らせを。


「10月末の前橋だと、
シャツだけだときっと寒いです。
羽織るものがあったほうがいいです。
タイツなどをはいてもいいかも」

覚えてほしいのはこれだけ
「シャツだけだときっと寒い」。

もちろん、前日などにきちんと
天気予報を見て服装を決めてもらうのが
いちばんですが、
とりあえず、
「あたたかい服装で行ったほうがよさそうだな」
と思っていただけたらさいわいです。

2日間の天気もいいといいなあ。
うまく晴れますようにー!

(ちなみに先日公開された、
前橋BOOK FES関連コンテンツ
「順二郎おじさんの本。」も、
非常にいい話なので、
まだ読んでないかたはぜひぜひ〜)
2022/10/19 11:02
akiko.kusaoi

「戦争の歌」がつなぐ
昭和と現在

行くところまで行かねばやまぬ人間の
この戦を我れは見守る
(矢代東村)

今も続くウクライナ戦争を詠った歌?
そう思いますが、ちがうのです。
太平洋戦争への疑問を呈した歌として
『昭和萬葉集』に掲載された一首です。
現代の歌として読んでも
まったく違和感がありません。

戦争の時代、
「死」が身近にあった時代に詠まれた
昭和の歌は痛切で、
そのまま歴史の証言となっています。
ノンフィクション作家の梯久美子さんは
万葉集講座第9回
で、この
『昭和萬葉集』を取り上げてくださいました。

ひきよせて寄り添ふごとく刺ししかば
声も立てなくくづほれて伏す
(宮柊二)

国の為重きつとめを果たし得で
矢弾尽き果て散るぞ悲しき
(栗林忠道)

こうした歌は、
どのような状況下で詠まれたか。
作者はどのような運命を辿ったのか。
梯さんが悼むように語ります。

そして今また、
ロシアによるウクライナ侵攻で、
私たちの日常に戦争が影を落とすなか、
歌が生まれます。

明日明後日明々後日分のワイシャツを
畳みつつ聞くウクライナの歌を
(門間和音さん)

平時なら知ることもなきままの都市
指にて辿るウクライナ地図
(吉富憲治さん)

今年の4月と5月に詠まれた歌です。
「朝日歌壇ライブラリ」という検索エンジンに
「ウクライナ戦争」と打ち込むと
これらの歌がみつかります。

いろんなキーワードを入れてみると、
今の気持ちに寄り添う一首が
みつかるかもしれません。