気仙沼のほぼ日便り

気仙沼の鹿折地区にある、
気仙沼鹿折復幸マルシェ」が
土地区画整理事業にともない、
8月末をもって、
閉場することになりました。
9月以降は新名称の
商店街の運営が始まるそうです。
現在、入居していた各店舗は
移転の準備を進めています。

先週行われた「さよなら大感謝祭」では、
LIGHT UP NIPPONによる、
打ち上げ花火や、
ともしびプロジェクト
キャンドルセレモニー
音楽ライブ、
屋台などもありました。

私は11日に行われた花火に合わせて、
会場に向かいました。
このあたりは、
まだほとんど建物が建っていないので、
視界を遮るものがありません。
こんなに花火を近くで
大きく見ることができたのは、
初めてだったように思います。

歓声をあげる人も、
涙を流している人もいて、
それぞれに、
花火を眺める思いがあるんだなと思いました。
花火のあとも、ずっと人が集まっていて、
私も、知っている顔にたくさん会いました。
マルシェはこれまで、
気仙沼外からやってきた
ボランティアの方や、
NPOの方の受け入れを
積極的に行っていたこともあり、
ここにくると、いつも、
「こういうイベントをやるよ」とか、
「次はこんなことをやりたい」とか、
話しあっている人たちがいて
新しい刺激をもらえました。

それだけでなく、
さんま寄席のポスターを
貼ってもらったり、
ふつうにご飯を食べにきたりと、
私もお世話になったので、
マルシェがなくなるのは寂しいです。

この場所での営業もあと少し。
入居していたお店が
また新たな場所で
オープンを迎えます。

8月に入って、気仙沼みなとまつりと、
ツリーハウスのイベントが1つ
終わりました。
夏もそろそろ終わりかも、
と、少し寂しい気持ちになります。
でもまだ8月ですから、
もっと夏っぽいことを
してみたいとも思っています。

みなとまつりの時は、
それに合わせて帰省する人も多く、
人の多さにびっくりしました。
けれど、一番びっくりしたのは、
私の高校時代の同級生、友人たちが
お祭りの「はまらいんや踊り」に
参加していたことです。
(私の母校は仙台にあります)
みんな気仙沼出身ではないのに、
なぜ、踊ってるのだろうというか、
なぜ、気仙沼にいるのだろうと
驚きましたが、
はまらいんや踊りは、
全国各地から参加者がやってきて、
参加するからこそ
面白いものなのだそうです‥‥。
実は私も「踊ろうよ!」と
毎年誘ってもらっているのですが、
文化部育ち、インドア派の私には、
ためらいと気恥ずかしさがあり、
まだ参加できていません。
いつか、じぶんの殻を破れる時が
くるのでしょうか。

そして、先週9日には、
ツリーハウスでのイベント
大人もこどももシネマホリデー」も
無事終了しました。
あいにく、天候には恵まれませんでしたが、
それでもお客さんがいらしてくださって、
楽しい時間をすごすことができました。

夜の映画上映は、天候の都合上
結局室内で行う事になったので、
次のイベントの時こそは、
空の下で映画を観てみたいなぁと
思います。
ご来場くださったみなさま、
ご協力いただいたみなさま、
ありがとうございました!

それにしても、
台風や、雨の予報もあったので、
空模様に一喜一憂した一週間でした‥‥。
「雨でも楽しい」イベント開催が
できるように、準備しないといけないなと、
ひとつ、勉強したような気がします。

6月に行われた
マジカル気仙沼ツアー
パン作りのワークショップを
行ってくださった梶晶子さんが、
ばっぱの台所
またパン作りを教えてくれました。

梶さんは、東京・西荻窪で
happy DELI」という
天然酵母のパン屋さんと、
パン教室を開いていらっしゃるのですが、
震災後は東北各地で移動パン教室を
精力的に行われています。

通称「ポリパン教室」と呼ばれる
梶さんのレッスンは、
パンをボールや台でこねずに
すべて「ポリ袋」で作るのが特徴です。
材料をかくはんするため、
ポリ袋をシャカシャカ、
思いっきり振る行程があるのですが、
振りながら踊る人が続出し、
会場は異様な熱気に包まれました。
動画を撮っておけば良かったです。

もちろん、楽しいだけじゃなく、
洗い物も少なく、だれでも簡単に
おいしいパンが出来上がるので、
いいことずくめです。

最後にフライパンで焼き上げたパンを、
madehni(まで〜に)」の
スープとともに、いただきました。
パンとスープ、最高!
ちなみに「まで〜に」とは、
ほぼ日でもよくお世話になっている
斉吉商店さん、アンカーコーヒーさん
八木澤商店さん、石渡商店さんが
共同開発したブランドです。
第一弾として、
スープ8種が発売されています!
(第二弾、第三弾も期待して
待っています!)

魚料理や和食が
主役になることの多い気仙沼では、
「洋」のおいしいごはんが食べられると
なんだか特別感があって、
嬉しくなります。

梶さん、ありがとうございました!

気仙沼もそろそろ梅雨が明けて
本格的な夏になりそうです。

この季節、
個人的におすすめの
夏の食べ物を2つご紹介したいと
思います!

一つ目は、
うまけりゃうれるべ市でも
大変お世話になっている
横田屋本店さんの
「塩うに」です。
ウニが獲れる時期にだけ
作られる、「塩うに」は
その名の通り、
塩とウニだけで作られています。
そのため、賞味期限は
2週間と短めですが、
私がいままで食べた「塩うに」のなかでも、
これは、ウニそのものの
おいしさが味わえる気がしました。

大きく「うに」と書かれた
このパッケージ‥‥!
これだけでおいしそうだなぁと
思ってしまうのは私だけでしょうか。
贈答品としておすすめです!
あ、ほぼ日でも人気の「のり佃煮」も
ぜひ、一度食べてみていただきたいです。

そして続きまして、
暑い日にとくにおすすめなのが、
虹の森焼菓子店さんの
かき氷です!
こちらは「いちごミルク」味です。
ごろごろしたイチゴが
たっぷりかかっていて、
食べ応えがあります。
初めて食べたとき、
食べているうちから、
もう一個食べたいなぁと
思いました。

お店では、ベーグルや、サンド、
クッキーやケーキの焼菓子も、
もちろん購入できますよ。

気仙沼は夏が短いので、
夏だけの限定商品は、
超限定商品と言ってもよいかもしれません。
まだまだほかにもおすすめがありますので、
また紹介したいと思います。

最近、魚市場に行くと、
いつも大量のカツオが並んでいます。
気仙沼は例年、
カツオの水揚げが日本一になる街なので、
カツオはとても身近な食べ物です。
このあたりは「タタキ」にせず、
そのまま刺身で食べる事が多いのですが、
新鮮なカツオは
色がとてもキレイで、甘いです。
生魚っぽさというか、
生臭さというか、
そういうのは一切ありません。
魚介類の甘さって、
不思議ですよね。

ところで、先日、
ただいま製作中!」にも
UPしたのですが、
藤田製函店さん(箱屋さんです)に、
カツオをまるまる一本もらいました。
実家のばあちゃんや、
魚料理をメインに出していた
昔のアルバイト先の親方のことを
思い出しながら、
悪戦苦闘しつつも、
うまれて初めて
カツオをさばきました。

いや‥‥正確に言うと、
三枚におろすところが
うまくできなくて、
その場に居合わせた
料理上手の友人、
しん君に手伝ってもらいました。

なんとか、
刺身の形にはなったのですが、
さばいただけで、すごい疲労感。
ちなみに、4枚目の写真は、
「福よし」さんで食べた
磯屋水産のカツオです。
これも、ホントにうまかった‥‥。
腕がすばらしいと、
こんな風に刺身が美しいんですね。
気仙沼の嫁としては、
もっとカッコ良くさばけるように
なりたいな〜と思いました。

それにしてもカツオを
まるっと一本もらうなんて、
贅沢ですよね。
自慢になっちゃいますが、
ホタテ、ウニ、牡蠣、なども、
事務所でよく頂きます。
今晩のおかずをいただいたり、
お花をいただいたりすることもあります。

そして、いただいた人には、
そのお礼に、何かを差し上げたり、
またまたそのお礼に何かをもらったり‥‥
こういう「やったりとったり」が続いていく、
ゆったりしたコミュニケーションが、
気仙沼のいいところです。

気仙沼はまだ梅雨明けしていませんが、
暑くもなく寒くもなく、
気温的にはちょうど良い感じです。
この時期、
さまざまなお客さまがいらっしゃって
私もたびたびツリーハウスを
ご案内しています。

そんな中、
東北ツリーハウス観光協会
代表理事でもある糸井重里が、
みうらじゅんさんを
連れて、ツリーハウスのある
徳仙丈にやってきました。

みうらさんが、気仙沼にいらっしゃるのは、
これで3回目だそうです。
みうらさんは、
ホヤぼーやともすでに面識があり、
さすが「ゆるキャラ」
名付けの親だなぁと思いました。

今回のみうらさんの気仙沼来訪が、
どんなことにつながるのか、
私も楽しみにしています。

Googleさんの試みで、
東北の沿岸部を海から船で記録する
海からのストリートビュー」が
始まりました。

地球儀のようなカメラを
船上にとりつけて
岩手県〜宮城の沿岸部を
数ヶ月間にわたり撮影するそうです。
東北ツリーハウス観光協会
みっちーこと斉藤道有さんも
協力しております。

デモンストレーションの時に、
私も船に乗せてもらいました。
船の上って、つまりは水の上なので、
涼しい風がふきぬけて気持ちいい!
今回のプロジェクトの、
地元協力者である「まさや君」が、
船を運転してくれています。
ワイルドな風貌と裏腹に
優しく気のいい海の男です。

海からのストリートビューを
撮影するということは、
今の東北の海辺の街のようすを
記録していくことでもあります。
常に工事の音が聞こえて、
急速に景色が変化している街で、
この先「あの時、こんな感じだったな」と、
思い返すときもあると思います。

船から海ごしに街を眺めると、
よく知っている場所でも
初めて見たような気持ちになって新鮮です。
私の生まれ育ったところも
海の近くだったからかもしれませんが、
船に乗りながら、
海辺の街はやっぱり居心地がいいなぁと
思いました。

マジカル気仙沼ツアーが終わって、
はや、2週間がたとうとしています!

ラッピング風バスと
アンカーコーヒー
紀子姉さんのバスガイド、
ツリーハウスでのパン作り、
磯屋水産の竜司さんの
マイクパフォーマンス‥‥。
いろんな思い出がありますが、
いちスタッフの私も、
すごく楽しいツアーでした。
こちらのテキスト中継
当日のようすを振り返ることができます。

その時の様子を
気仙沼のほぼ日にも
載せようと思っていたのに、
だいぶ時がたってしまいました。
ツアー以後
燃え尽きたわけではなく、
その間に、福島に行ったり、
ツリーハウスにいろんな方を
案内したりしていました。
その様子は、
またそのうちにご紹介したいと思います。

今は梅雨なんですけれども、
暖かくなってきて、
動きが活発になってきた感じがします。
いや〜暖かいということは、
とてもいいですね〜。
寒いときはどうしても、
固まって、動きが鈍く、
体も重くなってしまいます。

一関に1棟のツリーハウス、
気仙沼には2棟のツリーハウスができ、
石巻には1棟が現在も建設中!
さらにあらたなツリーハウス作りを
東北ツリーハウス観光協会がすすめています。

完成したツリーハウスを
どうやって使っていくか?
ということについては、
現在思案中です。
イベントを開催したり、
訪ねていただいたときに、
なるべく多くのみなさんに
楽しんでいただけるように、
考えていきたいと思います。

気仙沼ではカツオがシーズンオン!
海も山も楽しめるよう、
気仙沼が盛りあがったら
いいなぁと思います。

もうすぐマジカル気仙沼ツアー!!
気仙沼のほぼ日にとって、
大きなイベントが迫って参りました。

ツアーのお客様として
来ていただいたみなさまに、
そして、当日のテキスト中継を
ご覧になった方々に、
気仙沼の楽しさや、
魅力を存分にお伝えできたらなぁと、
鼻息を荒げながら
準備を進めております。

気仙沼の気候もすっかり暖かくなって、
山は緑がいっぱいです。
先日、アウトドアメーカーの
LOGOSさんに
ツリーハウスの取材を
していただいたときに、
人生で初めてハンモックに乗りました。
ずっと乗っていたいくらい、
乗り心地よかったです。
この、リゾートハンモック
おすすめですよ。

今回のツアーは、
そんなツリーハウスの山あり、
おいしい海の食べ物あり、
コーヒーあり、ホヤぼーやあり、
お隣の陸前高田にもちょっと寄ったり、
盛りだくさんの予定です。

そうそう、ホヤぼーやと言えば、
気仙沼の酒造、角星さんから
ホヤぼーやワンカップが
発売されました。
私は、すがとよ酒店さんで購入しました。
コップがかわいいので、
下戸の私も、どうしても欲しくなって、
発売日に買いに行ってきました。
1個350円(税別)です。
中身は「別格」の
「特別本醸造」だそうです。
お土産にもおすすめ…!
気仙沼市内の酒屋さんで
取り扱いがあるようです。

私の最近のもう一つのおすすめは、
K-portのテラス席です。
海も見えるし、得した気分!
今週、仕事で外回りをした日は、
気仙沼も30℃近くになりました。
アイスコーヒーのおいしい季節です。
私の表情は薄笑いですけれども、
気分はリゾートです。

ツリーハウスの材料となる
流木を拾いに、
気仙沼市本吉町の小泉海岸へ
行ってきました。

すでに、復興協会の方々が
浜清掃をしてくださった時に
集めていた流木から、
材料に使えそうなものを
いただくことになりました。

砂浜は、津波で流されてきたのか、
河原の石っぽいものが
ごろごろころがっていました。
ですが、浜清掃のおかげで
自然物以外はほとんどなく、
きれいになっています。

それにしても、このあたりは、
大きな貝殻が多いです。
波にもまれて、
真っ白になっている大きな貝殻が
たくさんありました。
ひとつ山をこえるだけで、
浜辺に打ちあがるものは、
ぜんぜん違ってきます。
頭ではなんとなく理解していたのですが、
いろんな浜に行く事が増えたので、
実感するようになりました。

あとは、私の好きな
カシパン(ウニの一種)も
たくさんありました。
中川翔子さんのブログに、
よく「スカシカシパン」が出てきますが、
それと同じカシパン類です。
これはたぶん、
ハスノハカシパンだと思うのですが、
自信がありません。
もし、詳しい方がいらっしゃったら
教えてください。
この、花のような模様は、
ずーっと見ていても飽きないくらい
きれいです。
しかしあまりにずっと見ていたら、
日が暮れてきました。

という感じで、
流木拾いから貝殻拾いへ、
そして最終的にはカシパン探しに
移行してしまいましたが、
無事、ツリーハウスの材料になるくらいの
材料は集まりました。
どんな風に取り付けられたかは、
東北ツリーハウス観光協会
ページでご覧ください。