気仙沼のほぼ日便り

先日、岩手の沿岸中部にある
山田町を目指して、
気仙沼から車で北上しました。

なんでも、山田町では「いか徳利」を作っているお店があり、
「お客さんが自分でいか徳利作りもできるよ」と聞いたので、
行ってみる事にしたのです。
「いか徳利」は、その名の通り、
イカでできたとっくりです。
一度お土産でもらったことがあるんですけど、
いか徳利づくりは初めてです!

道中、さまざまな場所で
三陸道の工事が行われていました。
震災後、三陸道の未開通区間は、
早期の全面開通を目指して、
工事が進められています。
写真は「吉浜道路上部工事」です。
それにしても、アクロバティックな工事風景です。

気仙沼から山田町までは、
だいたい2時間10〜30分くらい。
そこからさらに北上すると、
あまちゃんのロケ地「久慈」ですね。

天気もばっちりだったので、
海も空も青くて、ドライブの気分はサイコーです。
と、そんなすんごい綺麗な海の中で、
遊んでいる人を見かけたので、
車を降りて見にいきました。

気温は暑いのに、潮風が涼しくて気持ちいいです。
ここは浪板海岸というところで、
何人か、海に入って遊んでいる人もいます。
サーフィンでしょうか?
津波によって多くの砂浜が消失したと聞いていたので、
ちょっと感動してしまいました。

震災後に、沿岸部で遊んでいる人を見かけたのは、
これが初めてかもしれません。
しばし、海を眺めて楽しみました。
(本当は入りたかった‥‥)

山田町へのぶらり旅は、
途中下車をしまくったので、
たぶん、まだ続く予定です。

先日、遠くからいらしたお客様をご案内して、
唐桑で養殖業をしている、
盛屋水産の一代(いちよ)さんのところに行きました。
気仙沼のほぼ日ができたころから、
たくさんお世話になっています。

一代さんは、一言で表すと
「元気で明るい」のですが、
もし元気で明るい選手権があったら、
たぶん東北代表クラスだと思います。

こういう言い方は変ですけど、
一代さんのところだって、
震災で大変な被害を受けたのに、
それでこの元気なのですから、
一代さんのところにお連れしたお客様は
たいていびっくりして、
「あの人すごいね」
って言って帰られます。
私は、それがちょっと嬉しくて誇らしかったりもします。

さて、この日は「牡蠣むき」と
「牡蠣たねはさみ」(養殖のための仕込み)
の体験をさせてもらいました。
むいた牡蠣も食べさせていただいたのです。
大量の牡蠣!
ホットプレートにバターと味噌で焼いて、
非常に贅沢に、豪快にいただきました。
見た通りです。あーーーー、おいしかったな〜。
また食べたい。とすでに思っています。

最後に船に乗って養殖いかだのあるところまで、
連れて行っていただきました。
天気もよく、潮風が気持ち良かったです。
船の上は夏でも涼しいんですよねー。
ああ、やっぱり夏はいいなぁ。
冬は寒かったもんなぁ‥‥。

一代さんのところで
養殖いかだを見せていただいたり、
昼食をいただいたり、
ということはどなたでも可能です。
くわしくは「盛屋水産 気仙沼つなぎ牡蠣の仕事。
をご覧くださいねー!

わーい、夏だ!
(とはいっても、コレを書いている現在、梅雨入りもまだ‥‥。)

カツオやウニなど夏の海の恵みを
おいしくいただける季節になりました。
さっそく、気仙沼市唐桑町の「くまりさ」さんから
とれたてのウニと、ウニ丼の
うらやましい写真を送っていただきましたよ。
何がすごいってこれ、おウチご飯なんですよ‥‥。
ウニのシーズンになったということで、
お家のおじいさんおばあさんが、穫ってきたそうです。
ちなみに「あまちゃん」みたいに潜って穫るのではなく、
道具を使って船上で穫るのだとか。
それにしても、家族が穫ってきてくれるっていいなぁ〜。

忘れてたんですけど、私ウニがすごく好きなんですよ。
たぶん、季節ごとに旬のおいしいものがあるので、
忘れてたんだと思います‥‥。
なので、そろそろ夏だなと思うと、
去年食べた、おいしいウニの味を思い出しますね。

獲れたてのウニは、全然苦みがなくて、甘い!
いつもこの事を訴えてますが、鮮度のよい海産物は、
生臭かったり、苦かったりすることは全くなく、
甘みがあって海の味がするんです。

東北の夏は、昼間はほどよく暑く、夜は涼しくて、
暑がり寒がりの私にとっては
大変ちょうど良い季節でもあります。

東京にいるとき、夏はいつも
出社するたび「走って来たの?」
と言われるほど汗をかいていましたが、
同じ夏でも、こちらではロンTで余裕顔でいられるので、
ちょっとうれしいです。

先週、はたらきたい展のオープンにあたり、
渋谷パルコの会場設営に行ってきました。

私は東北ブースを担当することになったので、
気仙沼からいろいろと飾り付けのアイテムを
集めていきました。

震災後から今の様子を私たちが取材した
東北の事業者さんのパネルが、
周りに貼ってあるので、
みなさんのことを、ちゃんと見ていただけますようにと
思いながら装飾をしあげました。
装飾品は心優しい気仙沼のみなさんが、
快く貸してくださったものばかりなので、
手書きでちょっとした紹介をつけていたりします。
それも見ていただけるとうれしいです。

オープンしてからは、
たくさんの人が東北ブースをみてくださって、
東北の商品を買っていかれるので、
すごく嬉しかったです。

現在、物販コーナーでは、
アンカーコーヒーさんのコーヒー、
八木澤商店さんの醤油やポン酢、ドレッシング、
大木大吉商店さんのお酒を、
販売していますよ!

15日(土)には一日かぎりですが、
冷蔵商品も増えて、
丸光食品さんの麺商品、
波座物産の塩辛も販売する予定です!
斉吉商店さんの「金のさんま」もこの日から販売します。

私も15日にまた会場にいきます。
東北のみなさんのゼロからスタートした仕事を、
多くの方に知ってもらえると嬉しいなと思います。

今年も美しい花を咲かせた、徳仙丈山のツツジ。
去年は見に行けたのですが、
はたらきたい展。の準備であわただしくて、
今年は行けないなぁと残念に思っていたら、
コヤマ菓子店の小山裕隆さんが、
写真を送ってくれました!

気仙沼っていうと海のイメージが強いんですが、
すぐ近くには山があるので、
ちょっとお出かけすると山も楽しめるのが良いところです。
そして、山の上に登ると、海が見えます。
高いところから見る海は、青くて広々していて、
晴れ晴れとした気持ちになります。

気仙沼に住んでいて、
もちろん良い事ばかりじゃないのですが、
こうして美しい海と街の全体像を眺めると、
自然と、この街を良い街にしていきたいなぁと思えます。

いま、ツツジの見頃は終わってしまいましたが、
これからの山は緑がきれいでいいですよ。

ところで、コヤマ菓子店の「はまぐりもなかくっきー」
以前の『週刊文春』で、
矢野顕子さんがおすすめという記事が掲載されて以来
大人気みたいで、お店は連日忙しそうでした。
お仕事の息抜きに、やっぱり山はいいですよね!

5月23日、気仙沼魚市場に
初カツオが水揚げされましたー!
カツオ水揚げ日本一の気仙沼にとっては、
めちゃくちゃテンションの上がるお知らせです。
この日、地元紙の三陸新報の一面に掲載されていました。
こうなると「もうカツオ食べた?」が、
日常会話にひんぱんに登場するようになります。

せっかくなので、気仙沼の目利き、
磯屋水産の安藤竜司さんに初カツオを持ってもらいました。
当たり前のようにカツオが似合いますね。

そういえば、磯屋水産さんが選んだカツオを、
東京のほぼ日にも送っていただいたみたいで、
のツイッターでも紹介されてました。

初水揚げは例年よりも2週間ほど早いそうで、
まだ気仙沼は夜肌寒い気温だったりするのですが、
カツオがきたなら夏がくるぞ〜って感じがします!
魚の旬で季節を感じるようになったのは、
気仙沼に来てからかもしれません。
みなさんも気仙沼のカツオで夏の始まりを感じてくださいねー!

先日、糸井のコラム「今日のダーリン」でも紹介されましたが、
5月16日には「東北にたくさんのツリーハウスを」というテーマで
「へんなミーティング」という名前の
大ミーティングが行われました。
食事をはさんで5時間の長丁場‥‥
ご参加のみなさまは本当におつかれさまでした!
いよいよツリーハウスの計画が動き出してきた感じがします。
そもそもは、気仙沼の山に賑わいがあったら、という所から始まり、
ツリーハウスのある観光地があったら、という計画がうまれたのでした。
(1回めのミーティングが終わったばかりで
 まだまだ何がどうなるか、わからないんですけれどもね。
 でも、気持ちははやる、私です!)

さて、翌日はミーティングに気仙沼から参加したメンバーと
横浜にある「なんじゃもんじゃカフェ」という
ツリーハウスのあるカフェに行ってきました。
お店がオープンしてすぐについたはずなのですが、
行列ができています!
場所は車が入って行けないような、
決して良いと言えない立地なのに、
遠くからでも来たくなる場所で、並んでも入りたい空間なんですよね。
気仙沼には、こういう場所が無いものですから、
うらやましいなぁというのが、正直な感想でした。

ここのツリーハウスは、
一つ一つの窓にも、柱にも個性があって、
壁となる素材や、置かれている小物の選び方にも、
作った人の好みが表れている気がしました。
そしてそれが、細かいところまで、貫かれてる感じがします。
このツリーハウスを作った人は、
このツリーハウスみたいな人なんだろうかと、
だとしたらなんてカッコいいんだろうかと‥‥
ずいぶん思わせられました。
なんていうか、しびれました。

うう、私だってカッコいいと思われたい!
東北にツリーハウスを作るぞっていう計画がどう進んでいくのか、
全然分からないけど、なんだかとってもわくわくしします。

試しに自分の友達にもツリーハウス計画を話してみたら、
「私もやりたい!」
って返事が、いくつもかえってきました。
ありがとう、みんな!
これからはぜひ工具を持って、気仙沼に遊びにきてね!

こんにちは、気仙沼のほぼ日のサユミです。
最近更新していませんでしたが、
来月に控えた「はたらきたい展」の
準備に追われておりました。
先日が気仙沼に着て、
かつて「東北の仕事論」でご紹介した方々の今の様子を訪ねたり、
写真家の齋藤陽道さんが、みなさんのお写真を撮ったりと、
短いながらも盛りだくさんの取材をしていきました。

東北の頑張っている事業者さんたちからは、
働くことへの、強い希望を感じます。

「会社をたたもうと思った事は何度もあるけど、
震災が起きてからは、あきらめたことなんか一度も無いよ」
とおっしゃっていた方もいました。
工場が再開できたこと、商品がまた棚に置かれたこと、
新商品ができたこと、従業員さんが戻ってきたことなど‥‥
みなさんの「うれしかったこと」を聞いてたら、
すごく明るい気持ちになれました。

「はたらきたい展」では、東北で頑張っていらっしゃる
事業者さんのお話も紹介される予定です。
6月6日からの「はたらきたい展」の会場は、
渋谷パルコミュージアムです。
ぜひお越し下さいませ!

先日、東京のほぼ日の
プライベートで気仙沼に遊びにきました。
(ちなみにですけど、東京のほぼ日は本社であり、
気仙沼のほぼ日は、いまのところただ一つの支社です。)

ちょうどその日は気仙沼の「おもてなし隊」のみなさんが、
はっぴを着て気仙沼駅に集合していました。

電車がやってくるのを、手を振り、旗を振り、大漁唄込でお出迎え!
大漁唄込を歌うのは、唐桑の大漁唄込保存会のみなさんです。
出船送りや、お祭りなどの時にも披露されている、
このあたりの伝統の歌なんですよ。

そして、我らがホヤぼーやも、
おもてなし隊と一緒にスタンバっていました。
ホヤぼーやは気仙沼を背負ってたつ、ゆるキャラ界のプリンスです。
前回のゆるキャラグランプリでは、堂々の東北一位に輝きました。
東京のほぼ日のみんなも、ホヤぼーやを応援しています

思わぬ歓迎に、も、すごく喜んでいました。

お客様をもてなしたい気持ちは、気仙沼市民みんなが持っています。
お客さんに喜んでもらえたら、もちろん私も嬉しいです!

そのあと、斉吉商店さんの「ばっぱの台所」でお昼をいただきました。
甘くてたのしいあんこのワークショップの会場にもなったこのスペース、
ランチ(要予約)が頂けるようになったんです!
くわしくは、斉吉商店さんのページをご覧ください。

この日のメニューは、
金のさんまに、すき昆布の煮物、あざら、あさり汁、
そして、ご飯をお茶碗によそっていただいて
海鮮の具を自分でかけるセルフ海鮮丼もあります。
つまり、基本的なメニューは
「季節ごとのおかずと海鮮丼」となっているそうです。

ばっぱの台所にいけば、和枝専務や、
ばっぱ(おばあさんの意味)こと貞子お母さんにも、
お会いすることができるかもしれません。
面白くて、気さくな斉吉家のファンになっちゃいますよー。

気仙沼にお越しの際は、おすすめです!

前回からお伝えしている通りですがと福島にいってきました。

金澤翔子美術館スパリゾートハワイアンズ
フラガールショー見学を終えた私たちは、
小名浜港のあたりを車で移動することにしました。

まず向かったのはハワイアンズと同じいわき市にある
いわき・ら・ら・ミュウ」という観光物産センターです。
建物がとてもきれいだったので、最近できたのかな?
と思っていたのですが、後から調べたところ、
もともとここにはこの建物があり、
震災時には2.7メートルの津波がきたようでした。

現在は、沢山の観光客でにぎわっていて、
津波の被害はほとんど感じられないほどでした。
ここまでの再建に尽力された方々が、
たくさんいらっしゃったのだと思います。

ここでは、ビジュアルだけでテンションが上がる、
いわきの郷土料理「ウニの貝焼き」が、
至る所で売られていました。
その名の通り、貝殻にこんもりとウニが盛られています。
おいしかったです。ぜひ、あれはまた食べたい……。

そのあと、私たちは、すこし北上して海岸線を進みました。
当然ですが、福島にも津波の被害があります。
海沿いにはまだまだ震災の爪痕が残っていました。

じゅんぺいが「気仙沼みたいですね」と話していて、
確かに、街が何も無くなってしまったようなこの光景は、
気仙沼の津波で被害を受けた地域と似ていると思いました。

きっと震災前には、福島らしい、海沿いの町の独特の風景があって、
それぞれの暮らしがあったんだと思います。
今それを知る事ができないのは、とても残念です。

そのあと、福島駅方面に向かい、
最後に立ち寄ったのが、駅近くのPICK-UPというお店です。
1階はおしゃれなアパレルのお店で、
2階にはギャラリーが併設されています。
私の友人でもある福島出身アーティストの佐藤洋美ちゃんの
コラージュ作品が展示されていました。
福島の自然や、名産の桃、おじいちゃん、おばあちゃんなどが
表現された作品には、福島のお店の包装紙、新聞などが使われていて、
彼女の福島の思い出がそのまま語られているように感じました。
しかしですね、このお店ほんとにおしゃれなんですよ……。
気仙沼にもこういう場所があったらなぁ……と、憧れてしまいます。
最後にPICK-UPの藁谷さん、洋美ちゃんと記念撮影をして、
福島の旅は幕をとじました。

思い返してみますと、
福島は、笑顔のすてきな人がたくさんいらっしゃいました。
おしゃれな場所もいっぱいあります。おいしい食べ物もたくさんあります。
あと、福島県は、すんごい広い。
東京都の6倍くらいの広さなんですよ!
おかげで、長い道中、これまで知らなかったの人柄を知り、
趣味、好きなタイプなど、たくさん話が聞けたことも良い思い出です。
福島には、まだまだ素敵なスポットがあって、
今回だけでは全然まわりきれなかったので、
また近いうちに行きたいなーと思っています。