気仙沼のほぼ日便り

気仙沼のカレー屋さん
「Yeti(イエティ)」さんは、
ネパール・インド料理のお店です。

気仙沼でスパイスの効いた料理が
食べられるところはここだけなので、
魚料理や日本料理屋さんが多い
気仙沼ではとても貴重です!

厨房で働くケーシーさんは
ネパールの出身で、
今年のネパール地震では
ご実家が被災をしました。
地震直後は、
しばらくお店をお休みして
気仙沼で集まった募金を元に
ネパールで支援活動を行っていたそうです。
現在は気仙沼のお店の営業も
通常通り再開していますが、
店内には、ネパールの様子を伝える
写真が展示されており、
今も募金を受け付けていました。

「ネパール」と聞いて、
私がまっさきに思い浮かべたのは、
やっぱり「イエティのカレー」です。
そういう気仙沼の人は
結構多いんじゃないでしょうか。

そして気仙沼と同じく
地震で大きな被害を受けた
ネパールのことを
人ごととは思えないという人も
多いと思います。

ネパールで被災したみなさんが
一日でもはやく、
安全で、普通のくらしができますように。

イエティのおいしいカレーを食べると、
ネパールが身近になる気がします!
お店はランチも、
夜もオープンしていますよ。

去る8月17日に、
気仙沼の港で
さんま船の出船送りが
行われました。

さんま漁の解禁は8月20日から。
それに合わせ、気仙沼港から
たくさんの大型さんま船が
出港していきます。

船の乗組員さんの家族や
関係者が岸壁から船を見送ることを
「出船送り」と呼んでいます。
船に飾られた大漁旗と
見送り用の旗「福来旗(フライキ)」が
色とりどりで、綺麗で、
カッコいいです。

船が岸壁から離れるにつれて、
見送り用の旗はさらに強く振られ、
「いってらっしゃい!」
という声が響きます。
漁師さんたちは船の上で
すこし気恥ずかしそうで、
でも嬉しそうな笑顔で手を振って
出港していきました。
この風景を見学するだけでも
「港町のくらし」を感じられます。
一般の方々も、出船送りに
加わることができますので、
もし、気仙沼に観光で来た日が
「出船送り」が重なっていたら、
ぜひ、参加してみるのをお勧めします。

この船が帰ってくると
さんまの季節がスタートです!
漁師さんたちの
航海安全をお祈りしています!

気仙沼も35℃を超える日が続いて、
夏らしさを存分に感じています。

8月1日、2日は
気仙沼で一番大きなお祭り
みなとまつり」がありました。
私は、お祭り客として
友だちと会ったり、
はまらいんや踊りを見たり、
花火を見たりして、
にぎやかな一日を楽しみました。

たくさんの街の人が
この日のために、さまざまな
準備をしてきたんだなぁと思います。
普段よりも人がたくさんいて、
ワクワクした雰囲気が一日中流れている
「お祭り」の非日常感は、
やっぱりテンションあがります。
その分、お祭りが終わると、
どうしても寂しい気持ちに
なってしまいますね。

でも、みなとまつりの翌週には
唐桑で東北ツリーハウス観光協会
立命館大学が制作していた
唐桑のツリーハウスが完成し、
お披露目会を行うことに
なっていたので、
今回は、そこまで寂しい気持ちに
ならずにすみました。

8月7日に行われたお披露目会は、
ツリーハウスチーム、
立命館のみなさん、
地元のみなさんのがんばりで
にぎやかに、楽しく
開催することができました。
こども向けの屋台や、
飲食の屋台も準備して、
夜には津軽三味線の演奏会も開催して、
おとなもこどもも、
ツリーハウスの周りで
一日中盛り上がりました。

「楽しかった日」が
こうやって続いていくことが、
なによりも「楽しい街」を
作っていくんじゃないかと私は思います。
ここのところしばらく、
イベント続きの私の仕事は、
「大人の文化祭実行委員」
みたいな感じです。
自分でも、けっこう良い仕事だな
と思っています。

福森道歩さんの土鍋とカレー皿のページ
ご覧頂けましたか?
ちょっと前に、この取材で道歩さんが
気仙沼にいらっしゃいました。
天気もちょうど良くて、
一代さんに船に乗せて頂いて、
海に出た時は、
潮風がすごく気持ちよかったです。

調理場は、斉吉商店さんの
ばっぱの台所をお借りしまして、
つぎつぎにおいしい料理が完成しました!
詳しくは、ページをみてくださいね。

今週末は、TOBICHI2にて、
斉吉商店さんのイベントが行われます!
私も会場にいきます。

もう、抽選はおわっちゃったのですが‥‥
斉吉さんのウニ丼、おいしいですよ!
ウニは気仙沼に着てから
結構食べてるつもりだったんですけど、
「卵味のやさしい甘み」を感じるウニって
初めてかもしれないです。
ちなみにこのウニは
岩手の種市のウニで、
あまちゃんの「南部ダイバー」が
穫って育てたものだそうです。
「じぇじぇじぇー!」
って感じですね。
でも気仙沼では
「ばばばー!」
ですよ。

どんな使い方をするかというと、
TOBICHIでウニ丼が登場、
「わ、ウニの身がでかい!」
ってちょっとビックリして
「ば!」と言います。
さらに食べてみて、
「びっくりするくらいうまい!」
って時に、
「ばばばばばー!」
と言います。
ね、簡単でしょ?
ぜひ、この夏「ばばば」を
使ってみてください。

今日は、ちょっとしたお知らせですー!
気仙沼の夏のお祭り、
気仙沼みなとまつり」が
近づいてきました!

開催日は8月1日(土)と2日(日)です。
はまらいんや踊りや
打ちばやし、花火など、
ことしもイベントが盛りだくさんです。

去年のみなとまつりは、
こんなに気仙沼に人がいるなんて‥‥!
と驚きました。
それくらい、にぎやかです。
これまでは、お祭りの日に外出していたり、
屋台を出店したり、だったのですが、
今年は純粋に
お祭りを楽しもうと思っています。

先日、気仙沼も猛烈に暑くなり、
観測史上最高気温の36.7度を記録しました。
そのあと急にまた寒くなって‥‥。
しかも、もう7月も後半!
まだ梅雨は明けてない、
というのがびっくりです。

気仙沼の気温も結構暑くなってきて、
たまに晴れ間があると、
もしかして、梅雨があけたかも?
と思ってしまいます。

大きなイベントはありませんが、
いろんなところに行って、
いろんなものを食べています。

まず前回お伝えした通り
今はカツオが旬!ということで
いまはどこのお店でも
カツオがおすすめメニューです。
ちなみにこの写真を撮った日の
カツオはキロ500円でした。
(カツオ一本1800円くらいです。)
つなかんでたべた、
カツオのお寿司もおいしかったなぁ。

それから、アンカーコーヒー
マザーポート店でランチも食べました。
ランチメニューが週代わりなので、
よく通ってます。
食後はマキアートもいただきました。
こういうラテアートの写真、
よくSNSで見ますけどね、
気仙沼だって
こういうのが撮れるんですよ。

それから、ウニ丼も食べました。
斉吉商店さんで、いただきました。
これは、すごくおいしい。
すごくおいしかった。
大事なことなので二回言いました。
このウニは岩手の種市のウニだそうです。
かるく蒸されたウニは
茶碗蒸しのような卵の甘さを感じます。
ウニも、卵ですもんね。
すんごくあまくて濃厚でした‥‥。

という感じで、
だいたいここ一週間の
「おいしかったもの」をお伝えしました。

食べてばかりで、移動はもっぱら車なので、
まあ、どうなるかと言うと‥‥。
気仙沼のジャックナイフと呼ばれた私も
どんどん丸くなってきちゃったんですよね。
「性格」だけじゃなく!

気仙沼に、そろそろ
市民プールができるという
情報も聞きましたので、
この運動不足の体をどうにかするため、
オープンしたら
ぜひ行ってみようと思います。

魚市場の近くに行く用事があったので、
魚市場2階の「見学者デッキ」に
立ち寄ってみました。

魚市場がいちばん賑わうのは早朝ですが、
今はカツオの最盛期なので、
この時期の魚市場は一日中
稼働しているのだそうです。

さすが「生鮮カツオの水揚げ日本一」の
気仙沼港だけあって、
山のようにカツオが並んでいます。
写真2枚目の
トラックに積まれているのは
保冷用の氷です。
ざくざくと箱に詰められていく様子が
見ていて気持ち良いので、
しばらくボーッと見学していました。
私が行ったのはお昼近くでしたが、
みなさん、かなり忙しそうでした。

気仙沼魚市場は広々していて、
清潔感があります。
毎日水をまいて清掃が行われ、
見学者デッキの通路も、
ゴミひとつありません。
魚の臭いはするんですけど、
「生臭い」感じはないです。
「水揚げ日本一」もすごいのですが、
この「清潔さ」も、
私は自慢しておきたいです!

見学者デッキはどなたでも、
お気軽に入れますので、
気仙沼の港の雰囲気を感じたい方は、
ぜひ立ち寄ってみて下さい!

上着なしで出かけられる季節になり、
気分はもう夏なんですが、
気仙沼は梅雨入りも
まだみたいです。

最近は、よく、旬のウニを食べてます!
小さい頃、回転寿しに行くと、
なかなかウニには
手を出せませんでした。
ひときわ派手な絵皿に乗った
「ウニの軍艦巻き」には、
「寿司の王様」の風格を感じたものです。
それに、海産物特有の苦みもあるし‥‥。
子供時代の私にとって
ウニは縁遠い食べ物でした。

それが今や、
お店で殻ごと出てくるのは
もちろんのこと、
お土産としてもらったり、
お茶受け(?)として登場したり‥‥
ずいぶん贅沢に
おいしいウニを食べるようになりました。

私は何度も語っていますが、
気仙沼に来て驚いたことのひとつに、
海産物の苦みがない!
というのがあります。
むしろ甘く感じるくらいです。
これはやっぱり新鮮だからなんでしょうか。
気仙沼のフレッシュな海産物を
味わうようになってからは、
不思議と海産物の苦味さえ
好きになった気がします。

それと、気仙沼に来てから
「旬の海産物」にすごく敏感になりました。
ウニやホヤが食べられるのは夏の時期、
カツオは秋にかけてだんだん美味しくなって、
そのうちサンマが登場する‥‥。
一年中食べ物の楽しみがあるって、
幸せなことですね。

※せっかくなので写真の解説です
1枚目:「こうだい」さんで登場した
「ウニのジュレのせ」。
ぜいたくでおいしいです。
2枚目:唐桑でお茶うけに登場したウニ。
この日はウニの開口日。まだ動いてました。
3枚目:いただきものの殻付きのウニ!
これもカサカサと動いてました。
4枚目:自分でむいたご家庭ウニ。
むきかたは修行中です。

5月末には気仙沼さんま寄席が、
6月6日、7日には
「ほぼ日17周年」にともなう
気仙沼でのワークショップが、
どちらも無事に終了しました!

が、肝心のイベントの現場写真は
ほとんど手元に残っていません‥‥。
スタッフとして動いていると
いつもそうなのですが、
写真を撮る余裕がなくて‥‥すみません。
お祭りを終えた満足感と
遅れてやってきた筋肉痛だけが
体にしっかり残っている感じがします‥‥!

今回の「気仙沼さんま寄席」では、
地元のみなさんから
多大なるご協力をいただきました。
当日の会場で、翌日のマルシェで、
そしてワークショップ等でも。
もしもご協力がなかったら、
実現しなかったことばかりです。

ご来場のお客さまに
「気仙沼、楽しかった!」
と言っていただけることが、
本当に、とてもうれしかったです!
それは気仙沼のみなさんも同じで、
気仙沼のあちこちから、
「よろこんでもらえてうれしかった!」
という声が聞こえてきました。
「チーム気仙沼」では、早くも
次こそはこうしよう、ああしよう、
という計画がたてられています。
頼もしいです。

そして6月6日、7日に行われた
「たのしいAwayをごいっしょに。」」では、
ほぼ日のAwayのひとつとして、
気仙沼からの中継を行いました。
東北ツリーハウス観光協会
作っている6棟のツリーハウスを紹介し、
木工デザイナー・三谷龍二さんによる
羊のブローチづくりワークショップ」を
行う様子を中継しました。

ワークショップでは
参加者それぞれに、
かわいらしい羊のブローチが
できあがりましたよ!
私も作りたかったなぁ‥‥。

天候に恵まれたこともあり、
明るくて、緑がきれいで、
スタッフとして参加した私も、
すごく心地の良い時間を過ごしました。
(心地よすぎて、たびたび、
 ボーッとしていました。)
また、このツリーハウスで
楽しいイベントができたらなぁと
夢が広がります。

まるで新年のスタートのように、
いま私は、新しくなにかを
始めたい気持ちでいっぱいになっています。

みなさんこんにちは。
いよいよ来週末はさんま寄席です!
迫ってまいりました!

さて、私は先日
牡蠣の一代さん」でおなじみ、
一代さんが運営している民宿
唐桑御殿つなかん」にて、
お寿司のワークショップに参加してきました!

元寿司職人である、
つなかんの料理人のりょうすけくんが
イチからお寿司の握り方を教えてくれます。
「酢飯の酢の配合は?」
「酢でしめるときのコツは?」など
たくさんの質問に丁寧に答えてくれ、
勉強になるワークショップでした。

さんま寄席の準備でも大変お世話になっている
アンカーコーヒーの紀子さん、
港のスズメさん便りの
投稿者のkazueさんも
一緒に参加していまして、
笑いの絶えない時間となりました。

初めて自分でお寿司を握ったんですけど、
りょうすけ君の行き届いた下準備と、
もともとおいしい素材のチカラのおかげもあり、
ただただ、楽しくて、
おいしかったなぁという
時間を過ごさせてもらいました。
(写真で伝わりますか?)

ウニといくら、この時期おいしい目抜(めぬけ)、
そして、一代さんの盛屋水産の牡蠣とホタテ!
何回も言っちゃいますけど、
おいしかったですよー!

もう、また機会があったら
ぜったいやりたいねーと
参加者同士で何度も話しておりました。

一代さんはよく言っています。
「遠くから来たひとたちに、
唐桑の牡蠣とホタテを食べさせたい!」と。
そうして一代さんは
「おいしいでしょう!」
と、みなさんの前でドヤ顔をしたいそうです。
気仙沼に遠くからやってきてくれた方の
「おいしい!」
という言葉は、
私でさえ、嬉しくて誇らしいです。
だから‥‥一代さんがドヤ顔をしている時の気持ちは
私もすこし分かります。

さんま寄席でも、
つなかんでお寿司を作って
製作中のツリーハウスを見学する、
というワークショップをご案内しておりましたが、
こちらはすでに完売しております!
ご参加の方は存分に楽しんでいただき、
また、今回ご参加できなかった方も、
いつか、ぜひ、一代さんのドヤ顔を
見に来てくださいね。