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LIFEのBOOK ほぼ日手帳

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手帳チームのメンバーが、
日々の情報をお届けします。

こんにちは。

突然ですが、
weeks MEGAには212ページのメモページがついています。

weeks MEGAの特集ページで紹介しているとおり、
方眼ひとコマに1文字書くとすれば、
約23万字分のメモページになります。

特集ページでは、夏目漱石の『こころ』を
まるごと一冊書き込めるとしていますが、
もちろん実際に書き込んだわけではなく、
あくまで書籍のページ数と1ページあたりの文字数から
概算した目安です。

僕はこの度、
個人的にweeks MEGAを購入したので、
この機会を利用しまして、
ほんとうに『こころ』一冊分を
メモページに書き込めるのかを確かめたいと思います。


届いたばかりのweeks MEGAを開封します。


これがメモページ、すごい分厚い。
メモ以外の部分のページ数より多いんじゃないだろうか。


おまけのボールペンでおもむろに書き始めます。
「私はその人を常に先生と呼んでいた。」
ちなみに僕はこの、夏目漱石『こころ』を読んでから
小説を面白いと思うようになりました。


ページの半分を過ぎました。
ここまでで25分くらいかかっています。
慣れないことをしているからか、
腕もなんだか疲れてきました。

鎌倉に避暑に来ている友達に呼ばれて、
金を工面して来たのに友達は親に呼ばれて帰ってしまい、
一人で鎌倉で過ごすようになった、というあたりです。

写真に撮って見直してみると、
字を間違えていたり、改行位置をしくじっていたりしていて、
なんでボールペンで書いてしまったのかと後悔します。


1ページ書き終わりました。

鎌倉の海は都会の避暑客であふれかえって、
海の中が銭湯みたいに黒い頭でごちゃごちゃしている
というあたりです。ものすごい表現で感心します。
まだ先生は出てきません。
しかし、
腕が腱鞘炎になりそうな感じになってきたので、
不本意ながら1ページでリタイアです。
無念。

頭を切り替えまして、
デジタルパワーに頼って検証したいとおもいます。
腱鞘炎にもなりませんし。

まず、青空文庫から夏目漱石『こころ』
テキストデータをダウンロードしてきます。

これを、Adobe InDesign という、
書籍のレイアウトなどを行うソフトを利用しまして、
メモページのフォーマットにレイアウトしていきます。
1ページあたり、横23文字×縦49行ですが、
一番下のページ数が表記されている一行には
文字を入れないことにして、縦48行で作ります。

‥‥
‥‥
‥‥
できました。


1ページ手書きするくらいの時間でできた気がします。
句読点もかならずマスに入るようにしたので、
読みづらい部分もありますが、
とりあえずレイアウトはできました。

さて、肝心の212ページに収まっているのか、
というところですが‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥

なんと、余裕で収まってしまいました。
そのページ数、169ページ。

ちなみに、青空文庫のテキストデータの文字数は、
約19万字で概算より4万字ほど少なかったのですが、
夏目漱石の『こころ』一冊は確実に入ることがわかりました。

ただ、“書き込む”のは、
そうとう難しいのではないかなとおもいます…。
慣れていないと確実に腱鞘炎になる気がします。


最後に、この検証でできた、
「weeks MEGAのメモページに
夏目漱石『こころ』を流し込んだもの」を
PDFデータにしましたので、
ダウンロードできるようにしておきます。

夏目漱石『こころ』(weeks MEGA のメモページバージョン)
※ルビは削除してあります。

これをweeks MEGAのメモページに貼れば、
いつでも『こころ』が読めるようになります。
とはいうものの、
170ページもあって、貼ると大変なことになると思うので、
文庫本を買ったほうがいいでしょう。

‥‥
‥‥
‥‥ん? なんか話がずれてしまった気がしますが、
weeks MEGAのメモページは、
それほど多くのものが書ける大容量のメモページを備えた手帳だ、
ということが言いたかったんです。

まあ、でもせっかくなので、
作ったPDFもダウンロードして下さいね。