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勉強サイド

勉強の夏、ゲームの夏。2017

yoko.hasada

国語の勉強法

2017/08/25 14:19
それではここから、
皆さんからの質問に
答えていきたいと思います!

ーーー
いつも楽しく拝見してます。
国語の勉強法について質問です。

中学生に
「国語はどうすれば点数が上がるの?」と
時々質問されます。

漢字・古文・文法などは
比較的努力した分だけ
結果にも表れやすいのですが、
文章を読んで解く
いわゆる読解問題になると
なかなか難しいように感じます。

本を読むこともいいのでしょうが、
ほかに何かおすすめの学習方法は
ありますか?
ーーー

先生の担当科目、
現代文に関する質問ですね。
いかがでしょうか、三浦先生?

「本を読むことは、とても大事です。
なので、やっぱりおすすめは、
本を読むことですかね。
でも本を読むのが
苦手な子もいると思うので、
そういう人は「人の話を聞く」というのも、
読書と近い体験になりますね。」

人の話を聞く、ですか!

「僕の授業は90分の授業で、
本文解説と称して60分しゃべります。
でも、解き方を教え込むのではなくて、
読み方や視点を伝えるための話なので、
授業後は、
小論を1本読んだような気分になると思います。
そして、もっとその作家を知りたくなる。
毎年、近代文学史という
2時間の特別講義をしているのですが、
翌日、みんな文庫本を持っていますよ。」

わあー。
それはすごいですね。
三浦先生の作家への愛情を
みんな感じているのですかね。

「近代作家への敬意を、
本気で伝えていますから、
古いとか難しそうという先入観が
なくなるのだと思います。
あとは、
作家の映像を見せるのもいいですね!
芥川龍之介の木登り姿とか。」

芥川龍之介の木登り!
それはとっても気になります。

「完成した文章だけでなく、
作家の顔や肉体をみると、
書いた人の人間性が見えてきて、
おもしろいです。
そうすると、
その小説を批評するのではなく、
作家の作品に対する愛に
包まれるといいますか。
書かれたことを理解するのではなく、
書いた人を理解するような
人間愛が生まれるんです。」

人間愛。
そういう読み方もあるんですね。

「現代文はいろいろな読み方ができるので、
おもしろいですよ。
そしてその時々の自分の読み方を、
決して否定しないことも大事です。」

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