|
「彼氏と海外旅行」に近づく休み方
by.通天閣あかり（仮）
わたくしが、一番幸せと思う休みの過ごし方は
本当におばかっぽいのですが、
彼氏と海外旅行に行く、ということなのです。
なぜなのかと聞かれますと、
これは膝を突き合わせて
一晩中語らなければならない
ふかーいふかーい理由によるものですので、
今回は割愛させてくださいませ。
まあ、簡単に言いますと（言うんかい）
私にとっては彼氏といる時が、
家族といる時よりも、友達といる時よりも
何よりも一番楽しいのです。
そして、私にとっては海外旅行が
遊びと言われるものの中で、
一番刺激的なものなのです。
その２つが重なり合った時、
幸せは頂点に達するという訳です。
「彼氏と富士山を登る」「友達と万里長城に行く」
などは２の次、３の次なのです。
で、私には現在、彼氏というものがおりません。
（おらんのかい！）
でも、目の前には正月休み、というものが
正々堂々とまな板の上のマグロ状態で
ありがたく横たわっております。
どう料理するか、さて。
「彼氏と海外旅行」にできるだけ近づく
楽しい過ごし方を考えるぞう！
１２月３１日（日）
東京から京都の友達にメールで
「正月、温泉行こう」と投げかける。
友達は私のいつもの唐突な申し出に、
結構のり気なメールを返してきて、
「和歌山で温泉入ってクエ鍋を食べよう」
というところまで、話は盛りあがる。
その夜は、私の部屋で別の友達と、
酒を飲みながら、紅白を見たり、
２０世紀のスポーツ名場面や音楽を振り返る
徳光さんの番組を見たりする。そして、
泣ける曲１位は何かなどの当て合いをする。
１位が「会いたい」であることを友達が当て、
その曲を歌いながら本当に泣いたりして
新世紀を迎える。あほですな。
１月１日（月）
早朝、大阪の実家に帰る。
恒例の母手作りのお節を食べ、
年賀状を読み、返事を書き、たまにテレビ。
時間がどんどん過ぎる。
喪中なので、初詣には行かない。
msnの、年賀状は無駄だ！
みたいなCMに腹を立てる。
こっちは必死で書いているのに失敬な！
（喪中なので寒中お見舞いを）
和歌山の温泉に問い合わせたりして、
結構宿は空いてることが分かる。
安くあげる為、有馬温泉日帰りか
クエにこだわって和歌山１泊かで、
友達と少し悩む。
日程は１月３日ってことに決定する。
一緒に行くのは高校からの友人、コケと吉村。
２人とも大酒飲み。独身。
１月２日（火）
１４時起床！嬉しいぞう！
実家近くのTUTAYAに走る。
絶対見ようと決めていた「七人の侍」は
あっけらかんと、レンタル中。
いつ返ってくるのか店員に、正月早々必死で聞くと
次の日曜日か月曜日という答えが返ってくる。
その頃、東京帰っとるやんけワーレー！
と言わずに、思う。
諦めて、「マグノリア」「ラヂオの時間」「勝手にしやがれ」
「メリーに首ったけ」「ポーラX」を借りる。
思い通りにいかなかった勢いで、借りすぎ。
夕方５時頃、母とパスタを駅前で食べ、
（RYU−RYUって美味しい店があるんす）
帰りに田口ランディさんのエッセイを買う。
リサーチの末、
和歌山の旅館に１月３日の予約がとれ、
クエ鍋の店も予約完了。全部で２万円也。
今の私には苦しい金額だが、
こういう時いつも頭をよぎる言葉は、
「金は借りられても、時間は借りられない。」
やばい。やばい考え方。
『マグノリア』鑑賞。
感想は、
「私の３時間返して。それくらいのこと
２時間で語ってよ。」
１月３日（水）
白浜温泉に出発。１３時３０分駅集合。
吉村から電話あり。
「早く着きすぎたから、献血やってから行くわ。」
ってオイ！温泉行くのに大丈夫か？
新年早々いいことがしたかったらしい。
車をとばして３時間後、和歌山到着。
冬の太平洋にルンルン。
宿の大人数のお出迎えにランラン。
３日から店を開けてる気合いを信じて
クエ鍋の店に向かう。
案の定、クエうまいです！濃い魚です！
クエのヒレ酒飲んで、温泉入って、
はああいい気持ち。
休みだーねー！
ごわごわの浴衣着て、ビール飲んで
げーのーじんの話とか恋の話とか
今年の目標とか話して、寝る。
もう２人とも寝てる。
明日は和歌山ラーメン食って帰るぞう。
そんな感じで休みを送っています。
こんな急な予定に付き合ってくれる
友達って本当にありがたいなあと感謝。
こういう時の行動力と団結力って素敵です。
「女友達と温泉」もなかなかいいぞ！
良くなってきたぞ！
かなり「彼氏と海外旅行」に近づけた
お正月だったです。
実は大変満足しております。
ほな。
| 
