REPORT

あのひとのスツールの使い方
関根由美子さん

北海道・東川に工房を構える
「北の住まい設計社」のみなさんとつくった
「weeksdays PAS Stool」。
じっさいにお使いのかたにお話を聞かせていただこう、と、
fog linen workの関根由美子さんのお宅に
伊藤まさこさんといっしょにうかがいました。
私たち、知らなかったのですけれど、
関根さん、「weeksdays」の大ファンとのこと。
おうちにはいろ~んな
「weeksdays」のアイテムがあったんです。

(取材・文=伊藤まさこ)

関根由美子さんのプロフィール

せきね・ゆみこ
ふだん使いをテーマに、リトアニア産の麻素材で。
シンプルなデザインのキッチンリネンやベッドリネン、
ウエアなど、日々の暮らしに寄り添う布製品と
雑貨を展開する、下北沢「fog linen work」のオーナー。
すべてのアイテムがオリジナル、
関根さんはそのデザインと企画を行なっている。
また、南インドの人たちの日常着「ルンギ」の生地を使って
いろいろな商品を作るべく、あたらしいブランド
「miiThaaii」(ミーターイー)を立ち上げ、
自らが現地への仕入れに赴いている。
下北沢のショップでは
fog linen workとmiiThaaiiのオリジナル製品のほか、
インドのワイヤーバスケットや雑貨類、
世界各国のアクセサリーやインテリア雑貨を販売。

■fog linen workのウェブサイト
■miiThaaiiのウェブサイト
■fog linen workのインスタグラム
■miiThaaiiのインスタグラム
●関根さんと伊藤さんの対談「さがす、えらぶ、つくる。」


私の知り合いの中でも
一番といっていいほど、
ミニマムな暮らしをしている関根さん。

広ーいリビングダイニングには、
大きなダイニングテーブルと椅子が数脚、
隅っこにパソコンなどが置かれたテーブル
(かなりの大きさではあるけれど、
部屋が広々しているので、まったく圧迫感なし!)と、
ソファが点在しています。

「広い」にプラスされて
「天井が高い」というのも、
この空間の魅力。
まるで美術館にいるような、
潔い空気が漂っているのです。

あれ? 
でもついこの前うかがった時は、
たしかソファがなかったような‥‥。

「はい。最近、届いたんです。
前の家に住んでいる時から
ずっと欲しいなと思っていたんですけれど、
念願かなってようやく!」
と関根さん。

ソファの色合いが、
コンクリートの壁と、
関根さんがプロデュースする
miiThaaiiのワンピースに、
ぴったり合っている。
関根さんのことだもの、
吟味に吟味を重ねたんだろうなぁ。

ソファの横に置いたのは、
weeksdaysのスツール。
なんと関根さん、
「いつもスツールを探している」
というほどのスツール好きとか。

「それでも、なかなかいいのがなくって。
インテリアやヴィンテージ家具屋さんをしている、
友人知人に声をかけているのですが、
コロナもあって、あまり入荷してこないんですって」

そんな時に、目に留まったのが
weeksdaysのこのスツール。

「座ることはほとんどないのですが、
お花を置いたり、本を置いたり。
部屋のあちこちに移動して使っています」

仕事机の横に、
庭で剪定したグリーンを。

サイドテーブルを置くほどでもない、
ちょっとした空間作りに、スツールは大活躍。

「軽いから、移動が苦にならないところもいいですね」

そう、そうなんです!
作りはしっかりしているのに、
持った時、手にずしりとこないところが魅力。
「重い」って、時に億劫になってしまいますものね。

「もうひとつ欲しいくらいです!」

いろいろなものを見てきた関根さんに、
そういってもらえると、
なんだか太鼓判を押してもらったような気分。
うれしいなぁ。

ところで、取材中、
関根さんの家のあちこちで、
weeksdaysのものをたくさん発見。

キッチン脇には消火器が。

食器棚には、
オーバル皿が!

「じつは下着も買ってます」
と関根さん。

コンテンツもじっくり読み込んでくださっているよう。
そんなありがたい言葉を聞くと、
張り合いが出るというもの。
取材に伺ったのに、
こちらが元気になった1日でした。

2022-08-15-MON