REPORT

ムートンサンダルをあのひとに。
[その4]藤井志織さん[後編]

「weeksdays」でたびたび原稿を執筆してくださっている
ライターの藤井志織さん。
このtrippenのムートンサンダルでも
取材原稿を寄せてくださいましたが、
伊藤まさこさんによれば
「藤井さんこそ、このサンダルがぴったり!」。
さっそく、取材をおこないましたよ。
前後編で、おとどけします。

(取材・文=伊藤まさこ)

藤井志織さんのプロフィール

ふじい・しおり
編集ライター。
雑誌、書籍、WEBなどで編集や取材、執筆を行うほか、
イベントの企画やディレクションを行うことも。
料理からインテリア、ファッションまで、
垣根なく繋げていきたいと考えている。
担当した書籍に、
重信初江著『昔ながらのおかず』
草場妙子著
『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』
オカズデザイン著『マリネ』
ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』
小堀紀代美著『ライクライクキッチンの旅する味』などがある。


「LEHMANN-MON」は、
グレーのワントーンで。

「NOTTE(パープル)は、
自分のワードローブの中には、
まったくと言ってない色。
さて、何を合わせようと思った時に、
目に入ってきたのがこのグレーの上下だったんです」

ニットとパンツはセットアップかと思いきや、
それぞれ別のブランドなんですって。

上下ともに、素材はカシミヤ。
「着ていて一切ストレスなし。
汗をかいてもかゆくならないところがいいいんです」
まるで裸でいるみたい(!?)な、
着心地のよさなんですって。

「RESCUE-MON」では、
靴下に色を持ってきていましたが、
今度は、服に寄った色合いの靴下。

靴をコーディネートの主役にしたい時、
私も他の色合いをすべて統一するけれど、
こうすると、自然に足元に目がいく。
靴好きとしては、
こんな「靴が主役のおしゃれ」、大好きです。

着替えの時に、
ささっとピアスやその他のアクセサリーを
変えてくれた藤井さん。
髪を留めたべっこう風のコームまで!

こんな風に、
服はシンプル、アクセサリーで
変化をつけるのが好きなのだそう。
たしかにいつもかわいらしいピアスやリングを重ねづけ。
家を出ても、アクセサリーをつけ忘れたことに気づくと、
つけに帰るというくらい、
藤井さんにとってアクセサリーは
なくてはならない存在なのだとか。

「これはもう趣味みたいなものだから
誰にも分かってもらえないと思うのですけれど‥‥」

シルクの下着や、着心地のよい服、
それから「誰にもわかってもらえない」アクセサリー‥‥。

ほかの誰のためでもない、
自分が気分よくいるためのおしゃれ。
それってつまりは、
周りにいるみんなの目も、
楽しませてくれているんだよなぁ。

2021-09-23-THU