REPORT

アコーディオンアルバム、
わたしの使い方。[3]
ほぼ日乗組員・山川/武井 編

「weeksdays」のあたらしいアイテム、
美篶堂がつくる手製本のアコーディオンアルバム、
自分だったらどんなふうに使う? と、
伊藤まさこさんと「weeksdays」チームで考えました。
スクラップブックより「本」の印象があるから、
ちょっと、きちんと。
写真アルバムほどたくさん入らないから、厳選して。
そんな個性をいかす、5人の使い方を紹介します。

「真っ白で無垢なかんじで、
手の加えようがあるというよりは、
このさっぱりしたかんじを
そのまま楽しみたいなと思いました」

と言うのは、「weeksdays」デザイナーでもある
「ほぼ日」のです。
実は彼女、双子の母。ということで‥‥。

「双子の娘の月齢ごとの写真を撮影していたので、
記念にそれらをならべてみました。
月齢写真だけすっきりならぶと、
どんどん洋服がキツくなっていったりする様子がわかって
ああ大きくなったなあ‥‥としみじみしました」

▲最初は目もあいてなくて、服も折り返して着てたりしますね。
2ヶ月目の月齢写真なんて慌てすぎて、
カメラのレンズカバーが置き忘れてたり、
6ヶ月すぎるとだいぶ表情が豊かになってきたり。
人の成長が時系列でしっかりと見られます。

なるほどなるほど、
母ならではの視点です。
でも「ただ貼っただけ」じゃないんですね。

「せっかくなら、あとで見返したときに
楽しいほうがいいなと思って、
いろいろ雑貨屋さんのアルバムコーナーで
シールを探して貼ってみました。
母のこのウキウキを将来娘たちは
どう思うのでしょうか‥‥。
シールで貼るだけだと、
絵のセンスに自信がなくても安心ですよ!」

そして表紙には年号。
どうやら1年ごとにつくって、
揃えていく作戦のようです。

「ふだん、写真はデジタル管理なのですが、
プリントするだけでとても特別なかんじがしました。
我が家の娘たちは2018年生まれなのですが、
紙のアルバムが実はいままで一冊もなかったので、
はじめての紙のアルバムです」

わぁ、そんなふうに「もの」になるって、
いいですよね。
つくってみて、難しいことはなかった、とのこと。

「蛇腹仕様の紙が一枚ずつとても厚みがあって
丈夫で自立するので、
たてて飾れるのもすごいいいなーと思いました」


そして最後は
この文章をまとめている本人です。

ぼくは仕事でも個人的にもたくさん旅をしてきました。
ところが、この2年はコロナ禍でどこにも行けず。
しかたがないのでこれまでに撮った写真をながめたり
(デジタルなのでパソコンやiPhoneで)、
各地から発信されているYouTubeの
お散歩動画などを見たり、
そして「旅まわりのグッズやアイテム」を集めたり。
今回アコーディオンアルバムに貼ったのもそのひとつ。
これは、旅の思い出、ではなく、
旅好きがこうじて買い集めたものなんです。

むかしのホテルのステッカーや絵はがき、
航空会社のシールなど。
復刻版もあるし、本物かな? というものもある。
由来や価値はあんまり気にせず、
「ああ、旅っていいな」を感じるものが多いので、
どれもいいデザインです。
そりゃそうですよね、
旅がうーんと贅沢だった時代のもの。
期待と興奮にあふれていて、
そこが大好きなのでした。

ただ、ざっくり箱や缶に入れてあって、
いつも目に入るところに飾っている、
というわけじゃないんですよね。
だからこのアコーディオンアルバムを見たとき、
「そうだ! これを貼ろう」と思いました。
これなら立てて飾っておける。
部屋に、いつでも旅の気分がただよいます。

ちなみに「当時はどんなだったんだろう」
と考えるのも好きなので、
キーワードからネットで調べて、
「ふうむ、いまはもうなくなっちゃったのか」とか
「同じ名前のホテルが今もある!」とか、
そんなふうにしてたのしんでます。
キリル文字(ロシア語)の解読も面白かった。
こういうことはえんぴつで入れました。
(よく間違うので。)
直に貼ろうかなとも思ったんですが、
額のように使うとすると入れ替えがあるかも? と、
フォトコーナーを使っています。
このフォトコーナー、ヴィンテージだそうで、
なんともいいかんじ。
むかしのデザインによく合う気がします。

これからどう使おうかなあ、と考えると、
趣味の写真をプリントして、
アルバムというよりも絵本のような1冊を
いろいろつくるのもたのしいかも? と思いました。
各国の料理写真を集めてみるとか、
夜景だけならべてみるとか、
ストリートスナップだけで構成するとか、
飛行機だけ、列車だけ、なんていうのもいいかも。
そういう「旅の文庫」が増えていったらいいな、
なんて思っています。

2021-09-01-WED