REPORT

わたしなら、このスカートに。
その2 自分らしいミックススタイル。
バイヤー
中澤沙織さん

saquiのあたらしいスカートは、
「どんなふうにも合わせられますよ」と
デザイナーの岸山沙代子さんが言う
オールマイティなアイテム。
そこで、3人のおしゃれな女性たちに、
このスカートを着用いただき、
コーディネートをしていただきました。

(取材・文・写真=藤井志織)

中澤沙織さんのプロフィール

なかざわ・さおり
外資系コスメブランドで美容部員として働いたのち、
現在はヴィンテージショップverandah aoyamaで
バイヤーとして働く。
趣味は料理とお菓子作り。
164cm。33歳。
インスタグラムは@saori.a.n


南青山のverandah aoyamaという
ヴィンテージショップで
バイヤーとして働く中澤沙織さん。

もともと接客が好きで、
長く美容部員として働いていたのだとか。
その頃の服装は黒が基本で、
タイトなシルエットのものを
コンサバティブに着ていたと言います。

でもずっと古着を着こなすことに憧れていて、
通っていた美容師さんにverandah aoyamaを
紹介してもらって通うようになり、
今では唯一の女性スタッフに。

中澤さんにとって「古着の魅力は?」と聞いてみたところ、
ルールがないところ、と教えてくれました。

「古着はその歴史を調べて学ぶのも楽しいし、
こうしなきゃいけない、というルールがないのがいい。
他人とかぶらないし、個性を反映できる。
自由な発想で好きなように着ればいいと思うんです」

ちなみに中澤さんが着こなしのお手本にしているのは、
インスタグラムや街中にいる素敵な人なのだそう。

「全身を古着にする必要はまったくなくて
取り入れるくらいで、十分楽しめると思います」

saquiのロングスカート、ネイビーの着こなしも、
中澤さんらしいミックススタイル。

「私はカジュアルなものとレディーライクなものを
ミックスするのが好き。
このスカートは女性らしいから、
スポーティーな黄色い
ナンバリングのトップスを合わせました。
その分、足元は女性らしいヒールにして
バランスをとります。
メイクも服装とリンクさせるのが好き」

トップスに色ものを選んだなら、
チークやアイカラーに色を使わず、
リップだけにするというバランスの取り方は、
さすが元美容部員。

「ジュエリーも、
ゴールドとシルバーをミックスさせるのが好きですね。
さらにヴィンテージも、
現代のものもミックスしています」

一方、ブラックのスカートには、
80年代のブルーのプリントスウェットを合わせて、
中に着たレースのブラウスの大きな襟をポイントに。

「これもやっぱり、ちょっとふざけた感じのトップスで
スカートをカジュアルダウンさせました。
その分、レディライクなファーのコートや
白いタイツ、オールドセリーヌのパンプスで
上品にまとめています」

きっと大人になればなるほど、
いつもと同じ格好、自分らしい格好に囚われがち。
だけどもしかしたら、
いつもの服を古着でハズすという着こなしは
新たなファッションの楽しみの
入り口になるかもしれません。

「ここで働くようになって、まずはトライすることを
楽しむようになりました。
これは私に似合わない、私っぽくない、とかは
決して言わず、ひとまず着てみる。
友人からは、昔と系統が変わったね、と言われるけれど、
幅が広がるってすごく楽しいこと。
お客さまにも、普段と違う雰囲気のものを提案してみて、
それが受け入れてもらえるとすごく嬉しいんです」

saquiのスカートがきれいめだからこそ、
ミリタリーものやスポーツのメンズアイテムも
大人っぽく着こなすことができるのです。
ぜひ、挑戦してみて。

2021-01-26-TUE