REPORT

わたしなら、このスカートに。
その1 小さな冒険。
建築家
各務麻衣子さん

saquiのあたらしいスカートは、
「どんなふうにも合わせられますよ」と
デザイナーの岸山沙代子さんが言う
オールマイティなアイテム。
そこで、3人のおしゃれな女性たちに、
このスカートを着用いただき、
コーディネートをしていただきました。

(取材・文・写真=藤井志織)

各務麻衣子さんのプロフィール

かがみ・まいこ
薬剤師の資格を持つ建築家。
スケルトンからのリノベーションを得意としている。
料理家の姉と仲が良く、
食べ歩きの旅を一緒に楽しんでいる。
夫も料理が得意で、カガミ建築計画のブログでは
楽しそうなランチの様子が垣間見られる。
162cm、45歳。
http://kagami-reform.com


均整のとれたヘルシーなスタイルの各務さん。
どんな服でも着こなせそうですが、意外と保守派。
ブラックを始め、ネイビー、グレー、ベージュといった
ベーシックなカラーでシンプルなデザインの服が
ワードローブのほとんどを占めています。

「冒険してみたい気持ちもあるけれど、
なんだか気恥ずかしくて」

と照れ屋の各務さん。聞いてみると、
ブラックが好きなのにはもう一つ理由がありました。
というのも、今10歳になる娘を出産した頃は、
なるべくブラックを避けていた反動のよう。

「母に、娘の気持ちが明るくなるように、
子育て中は明るい色を着なさい、
とアドバイスされていて。
黒は仕事着という印象もあって、
社会と繋がっていないとダメと思い込んでいたんです」

娘も育ち、かなり明るいキャラクターに育った今、
その呪縛からも解き放たれ、
好きなブラックを思う存分に着られるようになりました。
今回のスカートも好みど真ん中。

「一見、シンプルで普通なのに
着てみるとシルエットもきれいだし、
なにより着心地が最高! 
ファリエロ サルティの上質な生地と聞いて納得です」

スポーティーな服装か、または
クラシカルなテーラードジャケットスタイルが好きという
両極端な好みの各務さん。

「今回、saquiというブランドを初めて知りましたが、
ホームページを見ていたらどれも可愛くて。
いろいろと着てみたくなりました」

このスカートに合わせるならなにがいいかなと
ワードローブを考えるのも楽しそう。

「実はグリーンやイエロー、
ブルー、ピンクも好きなので
こんなシンプルなスカートに
ポイントとして取り入れたら可愛いですよね」

今日はひとまず、大好きなブラックのスカートに
シンプルなスウェットを合わせてみました。

建築家として働いている各務さんは、
普段ジャケットを着る機会も多いよう。

「お客さまと一緒にショールームに
家具などを選びに行くことが多いのですが、
そんなときはダークトーンの色を着るようにしています。
自分が目立ってしまってはいけないから」

そんなTPOに合わせることもできる
saquiのスカートですが、
タイトスカートや大きなスリットが
各務さん的にはちょっとした冒険。

「パンツスタイルが多く、
スカートは夏のワンピースくらいかも」

「スカートがきちんとした印象だから
上がカジュアルでも仕事着になりそう。
スリットが大きくて歩きやすいし」

家で過ごすときに着ていても、
座ったり立ったりという動作ものびのびとできる生地。

「締め付けが苦手なので、
このストレッチ感はうれしい。
アクティブすぎる娘に付き合うのも
この服なら大丈夫です(笑)」

出かけるときは叔母のお下がりだという
イタリア製のフードジャケットと
大好きなCHURCHのショートブーツを。

「このスカートとメンズ靴は相性がいいですね」

ネイビーも着てみたいということで
ワードローブから取り出したのは
ネイビー×ブラックのボーダーニット。

「これにピーコートとスニーカーを合わせたら
いつものパンツスタイルの延長ですね。
気負いなくタイトスカートが着られます」

2021-01-24-SUN