ほぼ日の20年以上蓄積された読み物のなかから、
いろんな人にいろんな切り口で
「音楽のプレイリスト」をつくるみたいに、
おすすめのコンテンツを選んでしまう企画です。
去年の年末にはじめてやってみたところ、
たいへん好評だったので、今年もいろんな人に
お願いしてつくってもらいましたよー。
12人の方がつくった「ほぼ日のプレイリスト」、
年末年始にのんびりおたのしみくださいー。

前へ目次ページへ次へ

6.TOBIさんのプレイリスト

きっと奥野さんは一点を見つめて
他のことを考えてるだろう

 >TOBIさんプロフィール

ご依頼いただいて以来、
遡っていろいろなコンテンツを読み直したりしていますが、
簡単な気持ちで選ぶことができず
(嗜好は人それぞれだからなぁと思って悩んでしまい‥‥)
自分は、他人に何かを勧めたり
紹介するのが苦手であることに気がつきました。

それと、テーマが思いつかず、
付き合いのある
奥野さんのインタビューを読むことが多いので
そこからいくつか選ぼうと思うんですが、
奥野さんのインタビューは、
ぼくには、なんだか身内のようでハラハラしてしまって、
「この話、興味なさそう」
「今、ペンを回してそう」
「どこか一点を見つめながら別のこと考えてそう」
「え、この話、ふくらませないんだ!」
「またカバンも下ろさずにインタビューはじめてる!」
とか、いろいろ気になってしまって、
「担当はほぼ日の奥野です。」
と書いてあると、落ち着いて読んでいられないんです。

その中でも、奥野さんが相手に敬意を払って、
ほどよく緊張しながらも
リラックスしてインタビューしていて、
他愛もない会話のやり取りの中に
真理を突く言葉が1つ2つ混ざっていて、
その言葉に感銘を受けた奥野さんが
一点を見つめながら他のこと考えてる‥‥
そんなようすが
読んでるこっちに伝わるような
(すべて想像ですが)
インタビュー記事を選んでみました。

で、あらためて思うのは、
奥野さんって「聞き上手」じゃないです。
相槌とかも打たずに、じーっと黙ってる時間があるし。
みんなが耐えられなくなって、
ついおしゃべりしてしまうのを待ってるんでしょうか。
こわい人です。

ラインナップの中に、
自分のインタビューを出すのはどうかと思いましたが、
このインタビューのときの奥野さんは、
まったく話を聞いてないくらいに、
目を見てくれなかったです(カバンも下ろしてなかった)。
手遊びもすごかったし。
きっと、コンテンツにするときのことを
頭の中で想像していたんだと思いますが‥‥。

あと、ボーナムさんとの座談会のときの奥野さんは、
仕事という雰囲気が、微塵も感じられなかった。
リラックスの度合いが、尋常でなかったんです。


田附勝の「めだま」の先。

不定期連載ですがこの回の雰囲気が好き。


はたらきたい展。2

ぜんぶいいですが、中でも、本木雅弘さん、
山口晃さん、堤大介さんとのやりとりが好きです。

2021-12-30-THU

前へ目次ページへ次へ