贈りもののことを考える
「ほぼ日の 贈りものマルシェ」チームでは、
自分から自分への贈りものについて、
エピソードを募集しました。
そこで集まったみなさんからのすてきな経験談を
ご紹介します。

前へ目次ページへ次へ

自分への贈りものエピソード回答編04

 
こんにちは。
みなさんの「自分への贈りものエピソード」、
第4回です。

指時計

ドイツ在住です。
こちらでの誕生日会は、
お祝いしてもらうものではなく、
誕生日を迎える本人が企画して、
親戚・友人・同僚たちを招待します。
その際、招待カードに
プレゼントについて記すことが多いです。
いくつか例を挙げると、
お薦めのスパークリングワインを持ってきてほしい、
プレゼントは要らないので、
〇〇の慈善団体へ寄付して欲しい、
庭に直植えできる花をもらえると嬉しい、
ハーブ・フルーツ系のお茶がほしい、など。

貰っても困るようなプレゼントを
避けることが出来て、
自分自身を喜ばせること
(あるいは社会貢献できること)も確実。
ドイツ人らしい
合理的なアイデアだなと感心しています。

私がこれまで自分に贈った大切なものは、
ドイツ在住10年の記念にと思って、
4年前にほぼ日で購入した
「moco」の指時計です。
15歳だった息子と二人きりで渡独した日を
懐かしく思い出しながら、
小さな小さな時計が日本からドイツまで
無事に届きますようにとドキドキして待ちました。
つけていると必ず、
「Wow! Ist das eine Uhr? Klein! Sehr schön!
(わぉ! それ時計?
ちっちゃい! とっても素敵だね!)」
と大人気です。

(かおり 50歳代 女性)

「コージーコーナー」の苺のショートケーキ

コージーコーナーの、
苺がのったショートケーキを買いました。

その時ものすごくケーキが食べたくて、
よくよく選んで苺のショートケーキにしたのです。

ただ、当時わたしは無職でした。
13年ほど働いた職場で雇い止めにあい、
新しい仕事は見つからないまま
2か月3か月と毎日過ぎていっていました。

必要なものしか買っていないわりに
お金がどんどん減っていってて、
暮らしのことを考えると
お店の人が取り分けてくれるかわいいケーキなど
食べている場合ではないはずでした。

でも、買いました。
ヤケになったわけではなかったし、
ちょっとぐらいいいだろう、
みたいなことも思ってなかったけど。
缶コーヒーも用意しました。

このあとほどなくして
アルバイトではあるものの次の仕事が決まり、
さらに半年後には
もっとしっくりくる転職ができたのでした。

「自分への贈りもの」というお題をもらって
真っ先にこのショートケーキのことを思い出したので、
送ってみます。

(あみ 40歳代 女性)

ひとりで京都

博物館や美術館に行くのが好きな私。
仕事などを頑張ったご褒美に
ひとりで京都へ出かけます。

ゆっくり絵を見て、おいしい物をたべて、
ミナペルホネンで素敵な服を見て
(たまには買って)、帰ります。

そうして、次の行動へのエネルギーにします

(さとみ 50歳代 女性)

街乗り自転車

ほぼ日でも取り扱っていた街乗り自転車
自分に購入しました。

普通の主婦にとっては贅沢品です。
買い物に使うには籠は小さいし、
この街乗り自転車は荷物をほとんど持たずに
風を感じてサイクリングを楽しむための自転車だそう。
買う時にお店の人が、
リュックしょわずに走って下さいって
アドバイスしてくれた。

買ってから少し経って
家の中に置きっぱなしになっている時間が少しあり、
でも、これはしばらく家族のためだけに
お金と気持ちと身体を使った私が、
自分のために思い切って購入した自転車。
そして、わたしも家族を世話することに依存しないで、
自分で走り始めないとと自分に言い聞かせた。

今は、この自転車が出しやすいように
玄関を改造してもらい、外出が増えた。
前向きな気持ちってどんどん進んでいく。
感謝です。
楽しい街乗り、そして人と触れ合って
嬉しい街乗りにしていきたいね。

(睦子)

図工クラブへの入会

自分への贈りものは、
オンラインの図工クラブに入会したことです。

絵を見るのが大好きで、
でも美術を学んだ経験はなく、
この先もずっとただ見て楽しんでいくのだろうと
思っていました。

インスタで流れてきて気になっていた図工クラブに
エイヤ、と入ってみたらこれが楽しい。
与えられたテーマを与えられた時間で表現する。
技術はないので、知恵を振り絞り工夫する。
脳の今まで使っていなかったところを
フル稼働させて集中する時間。
最後に他の参加者と作品シェアするのも新鮮で、
驚きがたくさんです。

上手く描けるようになりたい欲も出てきましたが、
先ずはリフレッシュする時間を持つ。
自分への贈り物ものは
そんな時間を作ったことだと書いていて気づきました。

(うらら)

CHANELのバッグ

夫の海外研究のために、
100人の部下がいる管理職の座から
無職となり渡航して、研究が終わるとき、
憧れのCHANEL本店で
自分へのご褒美にCHANELのバッグを買いました。

英語も話せないし、
友達もいないところからスタートして友人を作り、
健康のために毎日お弁当を作って持たせ、
合間に語学学校でスキルアップした、自分ご褒美。

本当は、夫から買ってもらうはずだったのですが、
高額だったため、店員さんの前ででビビられ、
自腹になった思い出。

(どら 60歳代 女性)

 
明日もおたのしみに。

投稿募集編はこちら

2025-04-17-THU

前へ目次ページへ次へ