贈りもののことを考える
「ほぼ日の 贈りものマルシェ」チームでは、
自分から自分への贈りものについて、
エピソードを募集しました。
そこで集まったみなさんからのすてきな経験談を
ご紹介します。

前へ目次ページへ次へ

自分への贈りものエピソード回答編03

 
こんにちは。
みなさんの「自分への贈りものエピソード」、
第3回です。

「PRIMORDIAL 食うにこまらない」のペンダント

私の自分への贈りものは、ほぼ日さんで販売した、
PRIMORDIAL(プライモーディアル)
食うにこまらない」のペンダントです。

土木分野の技術者をやっています。
学生だった1980年代の後半、
土木工学科に女子学生は私一人でした。
就職も、地方の町で
女性を技術職として採用してくれる会社は無く、
事務員としての入社でした。

その後、何度か転職をし、
やっと技術職として採用されましたが、
学生の頃の
「女の子が工学を学んでどうするの?」
から始まった理不尽な女性差別や、
幼稚な嫌がらせは続きました。

40歳を過ぎて、体力的にも厳しくなり、
もう土木は辞めようと考え始めました。

終電の時間が定時のような、
長時間労働にも見切りをつけたいと
準備を始めた頃、
「PRIMORDIAL 食うにこまらない」の
ペンダントの抽選販売があり、
この抽選がどのぐらいの確率かはわからないけど、
当選したら退職届を出そうと決めました。

2011年9月、当選メールが来ました。
届いたペンダントは美しくて、
つるりとしたスプーンの皮の感触が嬉しかった。
そして、
「大丈夫、これがあれば食うにこまらないから」と、
退職しました。

その後、違う分野の資格取得の学校に通ったものの、
大きな豪雨災害が起こり、
自治体が募集した技術職員に採用になり、
復旧工事の現場を担当しました。
任期満了後、個人事業主として
土木分野の仕事を請け負って、食べていけています。

起業してから、今年で11年目になります。
55歳になりましたが、
辞めようと思った土木の仕事を、まだ続けています。

時々、ペンダントを取り出してみます。
14年経つけれど、変わらず美しく、
手に取るたびに、ちょっと感動します。

「食うにこまらない」の力は、まだ効いています。

(S・Y 50歳代 女性)

ちょっといいはちみつ

この2年くらい、自分への贈りものは
「ちょっといいはちみつ」です。

気候の急変に翻弄されがちな年齢でもあり、
親のこと孫のことで体力を使ったときに、
はちみつは私にとって
心身にエネルギーチャージできる
癒しの食べものです。

朝食はハニートースト、
おやつに、ホットハニーレモン、
あんこを作るとき砂糖の代わりに
はちみつを入れて作ったり。

いろんな味のはちみつに出会うのもたのしみです。
いまはシナのはちみつが好きです。

(カオリ 50歳代 女性)

移動も含めた美術館鑑賞

移動も含めた美術館鑑賞です。

周囲の目を気にせず、余計な神経をつかわず、
堂々と「思考停止」した
「無」の境地で、過ごします。

普段コーヒーショップで一杯のお茶を飲むのは、
やはり終わりの時間を気にしますが、
この場合、時間を忘れる感じで過ごします。

絵を鑑賞したり、移動はただ足を運ぶ動作のみで、
ココロが動いたときだけ反応します。
気がつくと呼吸は深く、肩の力が抜けていて、
空間の入浴体験をしているようです。
ぜいたくな時間ですよね。

(Blue14roze 60歳代 女性)

中国語の勉強

私の自分への贈りものは、「中国語の勉強」です。

私は学生の頃から、
非常に人とのコミュニケーションが苦手でした。
そんな私ですが大学生になって、
留学に非常に関心があり、
思い切って中国へ10ヶ月語学留学をしました。

結局、コミュニケーションが苦手であることは
留学した後でも変わらず、
今の仕事にも中国語を使っていないです。
ただその時、自分が選択した道でもありました。

その後、20代で仕事が上手くいかなかったこともあり、
30代になって働きながら
中国語の勉強をまたやり始めました。
来週は何度も落ちている
中国語検定準一級4回目の試験を受けます。

中国語が自分への贈りものだと信じて、がんばります!

(かえる 30歳代 男性)

マザーオブパールのネックレス

51歳の誕生日に
私が私に贈ったのは、
マザーオブパールのネックレス。
なんでマザーオブパールだったのか。
こんな私がお母さん頑張ってるぞ。えらいぞ。
だったのか。

チェーンは少し長く51cmに(51歳の誕生日だから)。
大切なイベントの時につけていく、
自分へのお気に入りのプレゼント。

(Uuta 50歳代 女性)

自転車

定年退職にあたり、自転車を贈りました。

本当は電動自転車の予定だったのに
街角のおしゃれな自転車屋さんがセールをしていて、
「トーキョーバイク」がお安くなっていたので即決。

元気なうちは電動自転車は乗らないと
自分にいいきかせる機会(決意)となりました。

(心はいつも南向き 60歳代 女性)

 
明日もおたのしみに。

投稿募集編はこちら

2025-04-16-WED

前へ目次ページへ次へ