「ほぼ日」で展開している
4つの色の「おさいふショルダー」をもって、
地元である神田神保町~お茶の水界隈を歩きました。

「これひとつで外出できる」ことをコンセプトに
靴職人の富澤智晶さん・櫻井義浩さんがつくる
entoanのおさいふショルダー。
現金やカードなどの貴重品や、
ちょっとした小物が入る長財布の機能をもちながら、
肩からかけて持ち運べる手軽さがあるんです。

革靴をつくっているふたりですから、
ここで使っている革も上質なもの。
イタリア・トスカーナで染めた色もうつくしく、
ちょっと起毛させることで独特のニュアンスのある
仕上がりになっています。
街の風景になじんでいるようす、
いっしょにお散歩しているみたいに、
ちいさな旅のガイドブックのような気分で
ごらんいただけたらと思います。


写真=川原崎宣喜
モデル=向江夢(ほぼ日)

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03 江戸の粋と洋菓子と。 【神田スクエア/近江屋洋菓子店】

神田神保町といえば古書店街。
靖国通りという大きな道の南側と、
その裏手のすずらん通りにはずらりと古書店が並び、
さらに横丁や路地の奥にまでひろがって、
その数は180店以上といわれます。
ちなみに南側に書店があるのは北向きだから。
陽が入らず、本が灼けちゃわないから、
その立地をえらんだんですって。
そんな様子をご紹介したいと思ったのですけれど、
ロケの日、神保町では「神田古本まつり」という
路上にワゴンを出しての展示即売会が開かれていて、
お客さんでおおにぎわい。
撮影しているとちょっと迷惑に‥‥ということで、
裏道、抜け道を通って、
あっちに行ってこっちに戻って‥‥と、
お茶の水のほうまで
坂を上っていくことにしました。
今回のentoanのおさいふショルダーはブルー(marine)。
そこにもご注目を!

神田名物は古書店街のほかにも「カレー」や、
(専門店だけで60店舗ほど、喫茶店などを含めて
カレーの食べられる店はなんと400店舗もあるんです)、
日本三大祭・江戸三大祭の一つに数えられる伝統的な
「神田祭」があります。
神田祭は5月の開催で、神田明神に
地域の町会でかつぐ大小200基を超える神輿が練り歩く、
壮大なお祭りなんです。
(ほぼ日も参加してるんですよ!)
各町会の神輿は、祭りの日が来るまで
それぞれの神輿蔵にしまわれていますが、
神田錦町ではほぼ日本社のすぐ近くにある高層ビルで、
ショップ・レストラン・オフィス・ホールのある複合施設
「神田スクエア」の一画にある
ガラス張りの展示室に格納されています。
神輿のほかに、高張提灯や纏(まとい)も見えて、
いかにも江戸っぽいフォトスポット! 

すぐそばには、豊川稲荷の鳥居と小さなお社が。
ここは豊川稲荷赤坂別院の末社で、
明治時代に界隈では火災が多かったことから、
火伏、そして商売繁盛、家内安全を祈願して
祀られたものだそうです。
ということで、お散歩をはじめるにあたってお参り。
(ちなみに鳥居がありますが豊川稲荷はお寺です。)

神社仏閣でおさい銭を、というときにも
両手があく「おさいふショルダー」はべんりです。

靖国通りに戻りました。さぁて、どっちへ歩こうかな‥‥。

ちなみに「神保町」という駅は、
地下鉄の都営三田線と新宿線、
東京メトロ半蔵門線が乗り入れています。
いまいる場所は、その隣駅の、
都営新宿線小川町駅/東京メトロ丸ノ内線淡路町駅入口。
東京の地下鉄って、かなり、ややこしいんですけど、
路線図が頭に入ると、すごーくべんりです。

そうだ、ここまで来たら、
ちょっと歩いて、買いたいものが! 
あのお店に行きましょう。

近江屋洋菓子店、です。

「ほぼ日」では2022年版の手帳カバーで
「神田の手帳」というコンセプトのシリーズをつくり、
この近江屋洋菓子店の包装紙のデザイン
使わせていただいたんですよ。
近江屋洋菓子店は、
明治17年(1884年)に炭屋「近江屋」として創業、
すぐにパン屋へと転身、
二代目が18歳でアメリカに渡って学んできた洋菓子を、
帰国後に手がけるようになったそうです。
当時の名前は「近江屋麺麭店」
(麺麭とは「パン」のこと)。
昭和20年代に洋菓子にウエイトをおき、
「近江屋洋菓子店」へと改称、
「ぜいたく品ではない洋菓子、
リーズナブルだけれどチープじゃないものを」
という考えで、ずっと洋菓子をつくりつづけているんです。

現在の建物は昭和41年の竣工、令和3年にリニューアル。
天井が高く、奥にひろがる気持ちのいいスペースは
当時のままで、ショーケースから続くカウンターは、
コロナ禍以前はカフェとして営業をしていました。
(現在はカフェスペースは休業中。)

焼き菓子も生菓子も、素朴でなつかしい味。
「ほぼ日」まわりにもファンが多く、
手土産にすることもあります。

お買い物、お買い物。
口がおおきく開くおさいふショルダーは、
ぱっとカードが取り出せるのも魅力です。

今回おじゃましたお店

神田スクエア(豊川稲荷/神輿蔵)
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2丁目2-1
公式サイトはこちら



近江屋洋菓子店
〒101-0051 東京都千代田区神田淡路町2-4
公式サイトはこちら

今回、持って行ったのは、
entoanのおさいふショルダーの
「ブルー(marine)」です。
このブルーは、ちょっとビターというか、
グレイッシュで、落ち着いた大人の色。
使っている革は、どの色も、
「コンチェリアオットチェント社」
(conceria 800 S.P.A)という、
イタリア・トスカーナのタンナーのもの。
1970年代の創業からずっと行なっている
植物タンニンなめしに加え、
「バケッタ製法」という、
動物性油脂をしみ込ませて仕上げる手法をとっています。
このブルー、だんだんと濃紺へと経年変化をしていくのも
使っていくたのしみになりますよ。

おさいふショルダー、
ふだんからentoanのプロダクツを
愛用されている写真家の
平野愛さんに使っていただきました

写真=平野愛
黒いベレー帽に黒い服を纏った女性が、おさいふショルダーを身につけている。差し色に赤い靴下。
すごく、ちゃんとしてる!
それが最初の印象でした。
私が正装で履く用にしている
entoanの黒い靴に合いそうです。
私、iPhoneのPro Maxを使ってるんですけど、
後ろのポケットにそれがすっぽり入るんですよ。
最近、それが入るかどうかで
小さなカバンを選んでいたので、これはぴったり。
情報がない状態で見たとき、
お札も小銭も入るってことは、
最近の現金を持たない時代に
あえて逆行してつくったんだなって思ったんですけど、
インタビューを拝読してたら、
お子さんのお手拭きまで入れられるみたいな
話が書いてあって、ちょっとびっくりして。
これは同じentoanでも
櫻井君というよりは富澤智晶さんの発案ですよね。
おさいふショルダーとentoanの黒い靴が柔らかい光に照らされて置かれている
ふたりとも子育て頑張ってるんだなぁ。
そうか、そういうふうに発想を転換して、
入れるものを変えてみるといいんだ、って。
しっかり、AirPodsも入るんですよ。
リップなんかも入るし、
子育てママの持ち物には細々とした紙類が多いから、
便利でしょうね。
それにパスポートが入るから
海外に行くときも使えますね。
(写真家 平野愛さん談)

平野愛さんのプロフィール

(つづきます)

2025-12-10-WED

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