ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

人生とはマジシャンとは未来とは?

人生とは?
なんて思い悩んでも仕方ないから、
ぷりぷりホタルイカとシラスのパスタを作り、食す。

ホタルイカの独特の味わい、シラスの塩っけ。
それにオリーブオイルとパルメジャーノの香り、
風味、あぁ至福。

人生とは食べることと見つけたり、はい。

おいらなんて、世の中に必要なのか?
なんて悩んでてもしょうがないから、
玄米ごはん炊いて食す。

圧力鍋もすっかり使い慣れた。
玄米ごはんも、だいたい30分以内に炊きあがる。

おかずは、いただきもののサバカレー。
カレーの王様が言っていたように、
レトルトでも缶詰でも、
フライパンで炒めた方が旨いらしい。

カレーの家来としては、王様の言う通り
フライパンでルゥをじっくり、
香りが立つまで炒める。

玄米ごはんは味わいが深い。
カレーに合う。
カレーの旨さをどんと受け止める、みたいな。

世の中はおいらを必要としないかもしれないが、
おいらは世の中のおいしいものを必要としている。

将来設計がまったくできていない。
だらしない自分に明るい未来は来るのか?

そんなことは明日以降に考えるとして、
まずは昼飯を食べに行こう。

『本日のお料理は鶏のビネガー煮』
とSNSに書いてある。

大あわてで支度して、
転げるようにして店に向かう。

オレンジ色のソースの真ん中に
骨つき鶏肉がデーン。

ホロリと骨から離れた肉、
絶妙なる酸味のソースを口中調味。
あぁ、鶏とソースが口の中で歌う、歌う。

陶酔しつつ、心の中で思う。

ハンカチから鳩が出なくても、
あったま・ぐるぐるの回転が悪くても、
それでも未来はあったじゃないか。

少し暗めかもしれないが、未来はまだまだ続くよ、
きっと。
我が未来、食べて待つべし、むふふのふ。




明るく軽く親切なのに。
 ほんの少し悲しみの味がするのだ。
 マジックというのが、もともとそういう
 素性のものなのだろうか。ー
        糸井重里(帯コピーより)

「神様の愛したマジシャン」
著者:小石至誠
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発行:徳間書店
ISBN-13: 978-4198625429
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