第1回 小劇場へのご案内。
シェフ
今回はめずらしく。
あやや
というか、初めて?
山下
初めてですね。
小劇場演劇をご紹介する感激団です。
ゆーないと
小劇場演劇。
シェフ
まあ、要するに舞台なんですが、
客席数100とか200くらいの
比較的ちいさな劇場で上演される
演劇のことです。
山下
「劇団☆新感線」「大人計画」も、
そして野田秀樹さんも、
最初はみんなその規模の
劇場で上演してたんですよね。
あやや
そうかー。
シェフ
東京中にたくさん、下北沢とか新宿に、
ありますよね、ちいさな劇場が。
あやや
はい、はい。
山下
お芝居を観に行くと、
チラシをたくさんもらうでしょう?
ゆーないと
もらう! 分厚いのを束で。
シェフ
演劇をやってる人はこんなに多いのかと。
山下
そんななかに「これは!」という、
将来の「劇団☆新感線」みたいな、
光る原石が埋まっているわけで。
そういう劇団をみつけて、
ご紹介することができたらいいねって、
よく言ってたんですよね。
シェフ
うん。
あやや
それが、「劇団HOBO」。
山下
そう。
ゆーないと
「劇団HOBO」の「HOBO」って、
「ほぼ日」と同じ意味の、「ほぼ」?
山下
そうみたいです。
「ほぼ劇団」ですっていう。
意味あいとしては、ほぼ同じですね。
偶然の一致。
あやや
へえ~。
「ほぼ日」の「ほぼ」と
「劇団HOBO」の「HOBO」は、
意味あいとしては「ほぼ」同じ(笑)。
ゆーないと
ややこしい(笑)。
山下
ともかく、
今回の感激団では、
その「劇団HOBO」の第2回公演、
「明日の幸福論」を
おすすめいたします。
あやや
まだ観ていない演目をオススメ。
ゆーないと
そのパターンも珍しい。
シェフ
でも、これからある公演をご案内したことは
過去にもありましたよ。
「劇団☆新感線」のチケットを
「ほぼ日」で扱わせてもらったり、
古くは、まだ感激団が始まる前ですけど、
ミュージカル「ナイン」
応援をしたこともありました。
あやや
あー、そうか、ありましたね。
シェフ
「ナイン」は、べっかむ3とぼくが
リハーサルをみせてもらって、
あまりにも素晴らしかったので、
「これはぜったい観てほしい」
とコンテンツにしたんです。
ゆーないと
そーいえばそうだわー。
シェフ
そのぐらいの気持ちを込めて。
今回も、ね。
山下
はい。
強くおすすめしたい劇団が、
あらわれたんです。
あやや
おじさんたちがアツい(笑)。
シェフ
アツいです。
山下
あつくるしいほどにアツくなってます。
シェフ
なぜそんなにアツくなってるのか、
順を追ってお話ししましょうか。
山下
そうですね、
その流れは要説明かと。
シェフ
では‥‥
それは2008年10月のことでした。
ゆーないと
え、そんなに前でしたっけ。
山下
ええ。
ぼくと武井さんがお芝居を観にいったんです。
武井さんがむかし所属していた劇団の、
省吾さんが出演するというので。
シェフ
所属はしていませんっ!
山下
「ワハハ本舗」という劇団に。
ゆーないと
看板俳優(笑)。
シェフ
ちがうって、
ちょっとお手伝いをしていただけ!
山下
お手伝いをしながら舞台にも立っていた。
そんな武井さんと同期なのが、
ポカスカジャンなんですよね。
シェフ
まあ、そうですけど‥‥。
ともかく省吾っていうのは、
ポカスカジャンの中でも、
かなり役者向きの人なんですね。
ポカスカジャンの音楽の活動だけじゃなく
ワハハ内でのお芝居に出るようなことも、
何度かやっていたんですよ。
その省吾が本格的に演劇をやると聞いたので、
観にいこう、となったわけです。
山下
同期として見届けよう。
シェフ
‥‥あのね、「同期」じゃないの。
ぼくは劇団員じゃなかったから。
あやや
とにかく観にいった、と。
ゆーないと
それが「劇団HOBO」だった、と。

シェフ
そう。
でね、偶然なんだけど、
その劇団に、山下さんの古い友だちが
ふたりいたの。
おかやまはじめさんと、古川悦史さん。
ゆーないと
演劇仲間?
山下
はい。
なので、ぼくもいっしょに
観にいったわけです。
シェフ
そしたら、あなた。
あやや
あなた(笑)。
山下
あなどってましたよね。
シェフ
あなどってた。
想像以上におもしろくて。
なんだろう、
観終わったあと、
ふたりでしみじみしちゃって(笑)。
山下
「あのおもしろさは何だろう?」
とか言いながらふたりで蕎麦をたべて。
シェフ
「落語のおもしろさかもしれない」とかね。
ゆーないと
ああ~。
シェフ
立川志の輔さんの落語をきいたあとの、
「なんかしみじみよかったね」
みたいな噺、あるじゃないですか。
ゆーないと
うん。
シェフ
あれに近い印象が残って。
あやや
なるほどー、落語。
そうかもしれない。
シェフ
でもまあ、ここまでのことなら、
単に中年ふたりが演劇を観て
しみじみして帰ってきた話なんですよ。
山下
「感激団」で語るかどうかは別ですよね。
みんながおもしろいと思うかどうかは
わからないですし。
シェフ
自分たちが40代だから、
こんなにおもしろかったのかなあと思って、
ゆーないとさんとあややさんにも、
観にいってもらったわけです。
あやや
若手にね。
ゆーないと
若手、フレーーーーッシュ!
シェフ
フレッシュかどうかはわかりませんが、
このふたりが行ってくれたんですよ。
ゆーないと
うん。
あやや
おもしろかったね。
ゆーないと
うん。
おもしろかったー。
山下
ありがとうございました。
なんでお礼言うのかわかんないですけど(笑)。
シェフ
いや、でもうれしいよ。
山下
そうか、そうですね、友だちの劇団だけに、
客観的におすすめするのが難しいので。
シェフ
そう。
このフレッシュなふたりには、
動物的な嗅覚があるから。
山下
野生の勘が。
あやや
動物だの野生だのっていうのは失礼ですけど、
それはそれとして、
あの、ほんとにおもしろかったです。
ゆーないと
ねえ、じんわりおもしろかった。


シェフ
というわけで、こうして4人で、
「劇団HOBO」をオススメしよう!
ということになった次第です。
山下
前置きが長くなりましたねー。
どこがどう、おもしろかったのか、
語りましょう!
(つづきます)
2010-02-03-WED

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いままでの感激団。アニメーション「犬と猫と人間と」編

今回の感激団メンバー
darling 山下
あやや  ゆーないと

感激団による
『劇団HOBO』第二回公演の
おおまかなあらすじ
くわしくは、こちら



 
2010年2月23日~3月7日
劇場/テアトルBON BON
(アクセスは劇場のHPでどうぞ


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