スーツが似合う男になりたくて
担当・山野靖暁
ほぼ日の塾、最後の課題は「自由にコンテンツを」。
しかし、この「自由に」というのが案外むずかしい。
自由だからこそ、あれもいいかな、これもいいかな
と書いてみるのだけれど、どうもしっくりこない。
そして締め切りも迫ってきたある日、僕は、
講師の永田さんに相談したときに言われた
「書き出したら止まらないことを、とにかく書いてみたら」
というアドバイスのメモが、ふと目にとまった。
そして僕は、そのヒントを手がかりに、
さいきん妙に気になって、自分の頭から離れなかった
スーツのことについて書きはじめた。すると僕の筆は、
みるみるうちに止まらなくなった。
僕とスーツの思い出と、そこにまつわる人たちについて
あらためてじっくり考え、書いてみたら、
僕は働くうえで大切にしたい「仕事の原点」を思い出し、
今のじぶんの「素直な気持ち」にも気づくことができました。
僕とスーツに関するおはなし、少し長くなりますが、
全5回、よろしければお付き合いください。