私は嬉しかったんです。
渡辺果樹園さんの梨を食べて、
福島の梨は本当に美味しいんだって。
私の舌、鼻、口…体をフルに使って
素直な実感として「美味しい、幸せ!」って感じられて、
本当に嬉しかった。
頭で考えるのと、体感するのではまるでちがう。
そして「安全な」なんて、
本当はわざわざ前置きも宣伝する必要もない。
福島の梨はそのままで美味しいし
いろんな方々の努力で安全は保たれているし
元気が出る。
きっとそれは果樹園さんたちの努力で、
おそらくさらに進化し続けて
いっているものなのでしょう。
ずっと、それを堂々と言いたかったんです。
前置きなしに、福島の梨はただただ美味しい!
それだけでもう、えらい!
そして、今更ながらに気づいたんです。
今度は私から父に伝えればよかったんだって。
美味しいのパワーは、すごい。偉大です。
だから、今度は私から父へ。
秋に渡辺果樹園さんの梨を送ろうと思います。
「美味しいでしょ?」って
今度は、私が自慢げに
勝手に語ってやろうと思います。
美味しいを分かち合ったら
そこから何か生まれるかもしれない。
美味しいのパワーは偉大だから、
少なくても笑顔になるでしょう。
そこから何か伝わったら嬉しいけれど、
欲張らずに、今はそれで十分なのかなと思っています。
そうそう。
私は美味しいものを前にすると
なかなか写真が撮れず(撮るより食べたい)
梨の写真も自分では撮り損ねてしまったのですが、
そのときに梨を食べたがっていたうちの飼いネコの写真は
撮っていました。それがこれです。

すごい食べたそう。
なので、梨は食べさせてあげられませんでしたが、
ネコ用のおやつをあげました。
美味しい気持ちを、家族や大事な人と分かち合うのです。
もらうときには「にゃーん」「にゃーん」って
可愛い声でおねだりして
食べたら知らんぷりで毛づくろい。
それでもいいんです。
ほら、やっぱりこういう気持ってなんか愛だ。
美味しいもので「はらがくっちく※」なって
(※福島の方言で満腹という意味)
幸せそうな姿を見るだけで満足なのです。
そして、最後になりましたが、
いきなりお願いしたにもかかわらず
写真を撮り損ねた私に、
美味しい梨の写真をご提供してくださった
渡辺果樹園さん、本当にありがとうございました。