もくじ
第1回ゲンキンなひと 2019-02-26-Tue
第2回美味しい梨に出会ったら次にすること 2019-02-26-Tue
第3回父からもらったもの 2019-02-26-Tue
第4回言葉にならない想い 2019-02-26-Tue
第5回五感全部で美味しいと感じるということ 2019-02-26-Tue

たなべあきこです。
編集者なんですが、いろんな方面に手を出しているタイプです。
面白いと思ったらやりたい。
猫が好きで、キジ白を一匹飼っています。
溺愛中で、何回かパソコンの上に乗るというテンプレート行動で記事を失いかけましたが、膝に乗せることはやめられません

美味しい梨とネコのおやつと私。

美味しい梨とネコのおやつと私。

担当・たなべあきこ

突然ですが、皆さん。
「これさえあれば、すぐ元気になれる!」っていう
自分的特効薬は何かありますか?

プラモデルでもいいし、車でもいいし、音楽でもいいし。

私もいろいろあるんですが、かなり上位に
「美味しいものを食べること」が入ります。

そして、私の好きな食べものNo.1が「梨」。
(同率一位で桃とぶどうとクリームボックスもランクイン)

ということで、今回は私の好きな梨について
語らせていただきました。
そして、「美味しさ」について考えた先にあったのは、
自分の未熟さゆえの気持ちでもあり、
逃げ回ってた末にたどり着いた想い。

好きを掘り下げていくと、
意外な自分に会ったりするものですね。

「美味しい」のパワーは偉大です。

全5回でお届けしますので、よろしければご賞味ください。

第1回 ゲンキンなひと

私の好きなもの、それは福島県の須賀川市にある
渡辺果樹園さんで作られている梨です。

理由は美味しいから。すごく美味しくて
こどものように「わあああ」って感動したから。
単純ですみません。

そして、自分のある想いに気づくきっかけを
与えてくれたからです。

出会いは、ふるさと納税。
初めてやってみようと思い立ちまして、
せっかくなら「ふるさと」に納税してみようと考え、
その返礼品としていただいたのが
渡辺果樹園さんの梨でした。

届いたのが2018年9月。
すっかりふるさと納税のことを
忘れていた頃に届きました。

ピンポーン。

届いたのは、
大ぶりのキラキラツヤツヤずっしりとした梨。
ダンボールを開けてみると、箱いっぱいに
10個ぐらいでしょうか、ギッシリつめられていて。

小さい頃から福島の美味しい梨で育った私は
食べずして直感で「これは絶対うまい……」と
思ったのを覚えています。

そして我慢できないから、すぐに食べる。

むいて、一口ガブリ。

噛むごとに広がる果汁、甘み……。

ところで、常日頃から思っているのですが、
美味しいものを言葉だけで表現するのって
難しいですよね。
テレビや音声なら、声の抑揚や表情で
たくさん表現できるのに。

言葉って本当深い。

調べたところ、今回は「南水梨」という品種を
いただいたようです。
南水梨は、元は長野県生まれの比較的新しい品種。
そのほとんどが長野県で作られているそうですが、
福島は次いで
2位の栽培面積をほこっているそうです。

特別栽培で育てる渡辺果樹園さんの南水梨は
平均糖度15度以上に育つそうで、とにかく甘い。
そしてジューシー。

南水梨の特長でもあるそうなのですが、
あまり酸味がなく、梨の一番甘くて美味しい部分が
実全体に均等につまっている感じなのです。

すごく大事に育てられたんだろうな、この子たち。

私事ですが、梨を食べた当時
少し落ち込むことがありまして
その気分を引きずったまま梨を食べたのですが、
「悩んでいること、どうでもいいわ!!」ってなるぐらい
その美味しさに夢中になりました。

美味しさを前に、些細な落ち込みなんて、む・りょ・く。

美味しいってすごいなぁ。

ガブガブあっという間に食べましたとも、ええ。

そしてその後私は、いつもの自分とはちがう
ちょっとした行動に出ました。

第2回 美味しい梨に出会ったら次にすること