もくじ
第1回誤字・脱字は、あたりまえ。 2019-02-26-Tue
第2回笑っちゃうから、やめてくれ。 2019-02-26-Tue
第3回おばあちゃんの、魔法のことば。 2019-02-26-Tue
第4回おわりに。 2019-02-26-Tue

生まれも育ちも愛知県名古屋市の、24歳。
自他共に認める、おばあちゃん子です。
おばあちゃんがつくる料理の中で一番好きなものは、カレーライスです。

わたしの好きなもの</br>おばあちゃんとのメール。

わたしの好きなもの
おばあちゃんとのメール。

担当・こばやしつぐみ

第3回 おばあちゃんの、魔法のことば。

おばあちゃんとほぼ毎日メールをしていると、
一緒に住んでいるだけでは分からなかった
おばあちゃんのステキな一面が見えてきました。

上品な見た目と裏腹に、
かなりのせっかちさんであること。
ふつうに話している時よりも、
メールのほうがもっと面白いこと。
案外、ワイルドな思想を持っていること。

そして、おばあちゃんのことばには、
不思議なちからがあること。
どんなに落ち込んでいるときでも、悲しいときも、
おばあちゃんとメールをしていると、
そのやさしいまなざしが、
そのまま文面にあらわれていて、
元気になったり、うれしくなったりします。


・解説
仕事が忙しくなり、
帰る時間が遅くなりがちだった時期のメールです。
(おばあちゃんは、わたしのことをつうちゃん、と呼びます。)
「ふ、ふ、ふ」と、画面の向こうで
にこやかに笑うおばあちゃんが、ありありと想像できました。
ああ、あしたもがんばって生きよう、
わたしにとって、それくらいパワーをもらえた一文でした。

 
もうひとつ、読んでいてうれしい気持ちになったメールがあります。
それが、こちら。


・解説
これは昨年の12月、仕事やプライベートで、
わたしの精神的疲労がピークに達していたときのメールです。
「クリスマスにインフルエンザの注射打つのか…」
と思いつつ、そのあとの文面は、
ほんとうに心にずわわんとくる内容でした。
正直、メール画面を見て、涙が出てきました。
かなしいのではなくて、うれしくって。

「おばあちゃんのことばは、魔法だ」。
おばあちゃんは、まるで魔法をつかうように、
わたしのことをほんとうに理解してくれている。
そう、感じました。
 

おばあちゃんのことばに、
うその感情はまったくありません。
いつでもまっすぐ、直球ストレートです。
そして、感情が、愛が、文にあふれているのです。

ふだんの会話でも、電話でもなく、
ことばが文字になって可視化できるメールだからこそ、
おばあちゃんという人間のうつくしさが
にじみ出るのかな、と思いました。

第4回 おわりに。