もくじ
第1回2枚しか書かない人は、10枚読まないんです 2017-12-05-Tue
第2回デザインがなくても、本人と世界で繋がれる 2017-12-05-Tue
第3回ひとりで楽しんでたら、広まらない 2017-12-05-Tue
第4回協力があるから、頑張り続けられる 2017-12-05-Tue
第5回恥ずかしさの壁を越えてでも、言いたいこと 2017-12-05-Tue

都内の大学生です。本と服と世界史と日本のロックバンドが好きです。つらいときには、メイトーのなめらかプリンをたべます。心を落ち着かせる大事な「儀式」です。

伝えるためなら、かまわない!</br>フリーランス美大生・はましゃかインタビュー

第4回 協力があるから、頑張り続けられる

はましゃか
いま、マスメディアの時代から、
次の段階へ変わろうとしてるじゃないですか。
テレビや芸能の世界でも、
元SMAPの3人がたちあげた「新しい地図」とか、
新しいムーブメントが起きていて。
すごく話題になってましたよね。
はましゃか
そういう時代だからこそ、
グラフィックデザイン学科で学んだ人たちが
できることって、
ものすごい増えたと思っていて。
その先駆けに、わたしはなりたいんです。
 
あの、広告って本来すごくお金がかかるんですけど、
いまは、コンテンツそのものに力があれば、
無料、あるいは安く発信できるようになってきていて。
うん、うん。
はましゃか
いままでは、
たくさんお金を使って、
屋外看板とかの広告の枠を手に入れて、
いやでも目に入る状況を作ってたんですけど。
いまは、購買者自身が面白いと思って話題にして、
ほかの人におススメしていくっていう、
「能動的な広告」に変わってきているんですね。
 
たとえば、
しおたん(塩谷舞)さんの記事広告とか。
一見、広告っぽくないんですよ。
文章を最後まで読んで、
ようやく「あ、広告だったんだ!」ってなるような。
わたしも、
そういう広告すきです。
おもしろくて、
ひきこまれちゃいます。
はましゃか
そういう風にSNSを活用して、
自分の名前を出していって
フリーランスとして仕事ができる成功例って、
身の回りをみても、
いろいろできているんですよね。
 
それで、そういう新しいやり方の中で、
女優っていう手段で成功している人は、
まだいないと個人的に思っていて。
大きい事務所なくしては
売れない俳優業界って感じなんですけれど。
まだ、やりようがあるっていうところに、
可能性を感じています。
いま、舞台の公演中ですもんね。
(※2017年10月11日~11月23日、
劇団モラトリアムパンツ主催の
『君が決めてよ 明日のことは』に
出演されていました。)
 
はじめてのお芝居ということですけれど、
観るだけじゃなく、
自分が演じることにも興味をもたれたのは、
最近になってからなんですか?
はましゃか
いや、女優をやりたいっていう思いは
昔からあったんです。
でも、こんなナルシストキャラでいますけど、
「自分が女優になりたいだなんて、おこがましい」と
思ってたんです。
「アートディレクターになりたい」って思ってたのも
同じ理屈で、
大きなところに属していないと、
自分がなりたいもの・やりたいことは
叶わない夢なんだって。
 
あの、そうやって個人をメディアにして
日々頑張って発信しつづけている方って、
はましゃかさん以外にも、
たくさんいらっしゃいますよね。
みなさんを見ていて思うんですけど、
「個人でずっと頑張りつづけていて
疲れてしまわないのかな?」って。
どうして、頑張りつづけられるんでしょうか?
はましゃか
それは、マネージャーさんはじめ、
完全に周りに助けられているからです。
ひとりじゃ何もできないですよ!
継続するのが苦手なので‥‥。
 
ブログも、はじめようと思って開設したんじゃなくて、
書きあがっちゃった長文が先にあって、
Twitterだと載せきれないので、
衝動的にはじめたんです。
だから、更新が定期的じゃないんですね(笑)
はましゃか
そう、そう。
周りの協力が必要だって自覚できたのが、
いま頑張り続けられている理由かと。
てっきり、
「頑張れない人は、結局それまで。
パッションがたりないのよ。」みたいな話が
返ってくるのかと思いきや‥‥。
はましゃか
いやいやいや(笑)
頑張れないってことは、なにか理由があるんです。
苦手な部分があるなら、
誰かに任せるとか、別の方法をとるとか。
 
わたしも、いままでなら
「自分って継続できないんだな」で終わってましたけど、
否が応でも継続させてくれる状況に身を置いて、
自分のことを楽しみに待ってくれている人がいるわけで‥‥。
とまるわけには、いかないです。
その状況や、
あるいはこれから起きることもそうですけど、
楽しみですか?
それとも、ちょっぴり怖かったりもしますか?
はましゃか
えっ!?
いや、楽しいですし、楽しみです‥‥うん。
楽しくて、
感謝の気持ちがとまらなくなりそうなときがあります。
 
これ以上、頑張れそうにないときは、
待ってくれている人や、
コメントをくれた人のことを思い出します。
みなさん、返事をくれたようなものなんですよ。
あのブログも、
たくさんの人に手紙を書くような気持ちで書きましたし。

(つづきます。)

第5回 恥ずかしさの壁を越えてでも、言いたいこと