もくじ
第1回僕が遺書を書く理由 2017-12-05-Tue
第2回「死ぬのが恐い」と感じたきっかけ 2017-12-05-Tue
第3回さて、何を伝えましょうか。 2017-12-05-Tue
第4回まとめ 2017-12-05-Tue
第5回遺書を書いてみて皆さんに伝えたいこと 2017-12-05-Tue

やっぱり恥ずかしいので、プロフィールは書きません。すみません。

僕が死んだら</br>これを家族に

僕が死んだら
これを家族に

担当・あいうえお

第2回 「死ぬのが恐い」と感じたきっかけ

俺、なんでこんなに「死ぬのが恐い」なんて言ってるんだろうね。
もっと「ハッ!人生いつ死んだって構わねぇぜ!」みたいな、
男らしい(?)気持ちじゃないんだろうね。
多分、「全国死ぬのを嫌がってる選手権」とか開催されたら、
上位1万人くらいには入るんじゃないかな。知らんけど。
 
 
思い返してみると、2つのきっかけがあると思う。
 
1つ目は、小学6年生の時に、家族で飼ってたウサギが死んだこと。
俺、あの経験した時に、
「あ、命っていつか無くなるんだな」って、改めて思ったのよ。
どれだけ毎日一緒に楽しく過ごしていても、
どれほど毎日愛情注いでいたとしても、
急に、
本当に急に、
ぽっくり命ってどこか行っちゃうんだ、って思った。
そんで、死んだら、
もう2度と喋ることできないんだ、って思った。
「ありがとう」とか「バイバイ」とか「大好きだったよ」とか、
どうしても伝えたいそんな言葉も、
死んだ瞬間伝えられないんだ、って思った。
「心の中で思えば、天国まで届くよ」みたいな綺麗事は信じられなくて。
俺、「死」って怖いな、ってその時に物凄く思った。

※そういえば、これまで色んな賞を貰ってきたけど、
 その始まりは、この時のエピソードの作文だったなぁ。
 気が向いたら、また読み返してみて。
 あのことがあって、俺は今の仕事に就きたいと思ったんだよね。
 詳しくは、あの受賞作を!
 
 
そして、2つ目が、大学入学3日前のお婆ちゃんの死。
なんだろう。
どれだけ願っても、どれだけ涙をこぼしても、
でも、やっぱり、ドラマみたいに生き返ったりしなくて、
「あと5分だけお喋りしよう」みたいなウルトラタイムも生まれなくて。
それはもう苦しくて、苦しくて、苦しくて。
もっと自分にできたことあったんじゃないかって、
悔しくて、悔しくて、悔しくて。
でも、あの時に、お婆ちゃんが死ぬ前に、
「私の人生、100点満点だったよ」って言ったその言葉に、
僕の人生は変えられました。
そんな人生を絶対俺も歩んでやる、って思った。
本当に偉大なお婆ちゃんだ。
あのお婆ちゃんから、生まれてきてくれて、ありがとう。お父さん。
 
 
だからかな。
俺は、自分が死ぬ前に、
ちゃんと伝えたい言葉を伝えたい人に残したいと思った。
死んだら、どう頑張っても伝えられないから。
伝えたいことを伝えられた人生の方が、
きっと「100点満点」の人生だと思うから。
 
そんなこともあって、
時々実家に帰った時に、
「俺、この家族に生まれて、心の底から良かったと思ってるよ!」
って伝えてるんだからね!
言っときますけど、
恥ずかしさの感情を無くしたとかじゃないんだからね!
ちゃんと恥ずかしいけど、誤魔化して言ってるやつだからね!笑

第3回 さて、何を伝えましょうか。