俺、なんでこんなに「死ぬのが恐い」なんて言ってるんだろうね。
もっと「ハッ!人生いつ死んだって構わねぇぜ!」みたいな、
男らしい(?)気持ちじゃないんだろうね。
多分、「全国死ぬのを嫌がってる選手権」とか開催されたら、
上位1万人くらいには入るんじゃないかな。知らんけど。
思い返してみると、2つのきっかけがあると思う。
1つ目は、小学6年生の時に、家族で飼ってたウサギが死んだこと。
俺、あの経験した時に、
「あ、命っていつか無くなるんだな」って、改めて思ったのよ。
どれだけ毎日一緒に楽しく過ごしていても、
どれほど毎日愛情注いでいたとしても、
急に、
本当に急に、
ぽっくり命ってどこか行っちゃうんだ、って思った。
そんで、死んだら、
もう2度と喋ることできないんだ、って思った。
「ありがとう」とか「バイバイ」とか「大好きだったよ」とか、
どうしても伝えたいそんな言葉も、
死んだ瞬間伝えられないんだ、って思った。
「心の中で思えば、天国まで届くよ」みたいな綺麗事は信じられなくて。
俺、「死」って怖いな、ってその時に物凄く思った。
※そういえば、これまで色んな賞を貰ってきたけど、
その始まりは、この時のエピソードの作文だったなぁ。
気が向いたら、また読み返してみて。
あのことがあって、俺は今の仕事に就きたいと思ったんだよね。
詳しくは、あの受賞作を!
そして、2つ目が、大学入学3日前のお婆ちゃんの死。
なんだろう。
どれだけ願っても、どれだけ涙をこぼしても、
でも、やっぱり、ドラマみたいに生き返ったりしなくて、
「あと5分だけお喋りしよう」みたいなウルトラタイムも生まれなくて。
それはもう苦しくて、苦しくて、苦しくて。
もっと自分にできたことあったんじゃないかって、
悔しくて、悔しくて、悔しくて。
でも、あの時に、お婆ちゃんが死ぬ前に、
「私の人生、100点満点だったよ」って言ったその言葉に、
僕の人生は変えられました。
そんな人生を絶対俺も歩んでやる、って思った。
本当に偉大なお婆ちゃんだ。
あのお婆ちゃんから、生まれてきてくれて、ありがとう。お父さん。
だからかな。
俺は、自分が死ぬ前に、
ちゃんと伝えたい言葉を伝えたい人に残したいと思った。
死んだら、どう頑張っても伝えられないから。
伝えたいことを伝えられた人生の方が、
きっと「100点満点」の人生だと思うから。
そんなこともあって、
時々実家に帰った時に、
「俺、この家族に生まれて、心の底から良かったと思ってるよ!」
って伝えてるんだからね!
言っときますけど、
恥ずかしさの感情を無くしたとかじゃないんだからね!
ちゃんと恥ずかしいけど、誤魔化して言ってるやつだからね!笑