5回にも及ぶ長いエッセイになってしまったが、
例えばブルゾンちえみさんの笑える仕組みを、
「ギャップ」「規模感」「オリジナルワード」
という形でくくらせてもらった。
ただ、もちろん、他の要素も山ほどある。
あのカッコイイ音楽。
あの3人の決めポーズ。
あのwith Bのコキの使われよう。
もしどれか1つが欠けていただけで、
笑いの量は激減し、全く違うものになる。
沢山の要素が絡まって、1つのネタとなり、幾千もの笑いが生まれるのだ。
また、この要素は芸人によっても、全く違う。
フットボールアワー後藤さんの例えツッコミの面白さ。
バカリズムさんのシュールな面白さ。
野生爆弾くっきーさんの異常性のある面白さ。
芸人だけではない。自分の周りの人の「笑いの取り方」も人それぞれ。
「部長の親父ギャグが、逆になぜだか笑えるのはなぜだろう。」
「部下の唐突に放った一言、みんなマネしちゃうのはどうしてだろう。」
「俺が言い間違えただけで、場がドッと沸いたのは何だったんだろう。」
そんなことを時々考えてみたり、マネしてみたり、笑ってみたり。
そんな生活が、ボクは好きだ。