もくじ
第1回キャリアウーマンネタ 文字起こし 2017-11-07-Tue
第2回さて、なぜ面白いのかを考えてみよう。まずは「見た目」から。 2017-11-07-Tue
第3回もしも「社内恋愛のネタ」だったら、笑えていたのか。 2017-11-07-Tue
第4回「35億」が、「40億」だったら。「50億」だったら。 2017-11-07-Tue
第5回“面白さ”を考えることが、面白い。 2017-11-07-Tue

がんばる20代男性です。

ボクの好きなもの</br>人が笑う仕組み

ボクの好きなもの
人が笑う仕組み

担当・あいうえお

第3回 もしも「社内恋愛のネタ」だったら、笑えていたのか。

ネタ全体に関わる「見た目」の話が終えた所で、
次に具体的なセリフへと移行しよう。

彼女のネタは、前半パートでは「男と女の関係性」を、
後半パートでは「地球上の出会い」について、大きく語っている。

ここで、仮に考えてみる。
もしもこのネタが「社内恋愛のネタ」だったら、笑えていたのだろうか。
例えば、こうだ。
「男はガムと一緒!味がしなくなったら、また新しいガムを食べればいい!
 だって、この会社だけでも男は何人いると思ってるの?
 …35人。

笑いの感性は人それぞれだが、
ボクの感性で語らせて頂くと、一気に面白くなくなった。
【規模感】が普通になっただけで、面白さが全然違うのだ。

思えば、(失礼ながら)おモテになるとは思えない風貌の女性が、
男女の普遍的な関係性や地球上の出会いの可能性を語る所が、面白い。
きっと見る人も心の中で「お前が言うな!」とツッコミたくなるのだろう。
もしこれが仮に、with Bの2人が「…35億。」と言っていたとしても、
それはやはりつまらないのかもしれない。
見た目がいいがゆえに、恋愛に関する大規模なことを言われても、
「あぁ、アナタたちみたいなおモテになる人は、そういう考え方かもね。」で終わってしまう。
面白さよりも、鬱陶しさが際立つかもしれない。
「己の規模感」みたいなものを人それぞれ違う形で持ち合わせているのだ。
そこをあえてちょうどよくハズせば、笑いが起きる。

それさえ掴んでいれば、合コンの中でも活躍できる。
よくある「嫌いなモノ」トーク。
食事の場なので、みんなが順番に「パクチー」「レバー」と答えていく中、
急に一般人であるアナタが「嫌いなモノ?ん~…戦争かな。」と答える。
規模感が違うことを、あえて言うのだ。
会場はドッカンドッカン、爆笑の渦。

ただし、あなたの雰囲気や言い方、キャラの立ち方次第ですので、
実践しておスベリになられても、
ボクにメール連絡してくるのは、ご勘弁くださいませ。

第4回 「35億」が、「40億」だったら。「50億」だったら。