怪・その40

「怖がったりすると」



つい最近、5日ほど前の体験です

いつものように仕事を終えて、
その日は最寄りの駅近くのスーパーで
買い物を終えた後、
自宅マンションのエレベーターに乗り込みました。

自室は6階にあり、行き先ボタンを押したあと、
エレベーターは上へと動きました。

もちろん乗り込んだのは私一人でした。
その時ふと、今年のほぼ日の怪談で、
エレベーターにまつわるお話があったのを思い出し、
なんとなく恐くなりましたが、
すぐに
「怖がるなんて、馬鹿馬鹿しい大丈夫だよ…」
と打ち消し、やがて6階に着きました。

私の部屋は正面に向かって左側に有り、
そちらへ身体を向けた瞬間に

私の右肩のすぐ後ろから
「くすっ‥‥」
と女性が笑う小さな声が聞こえました。

私はあれっと思い、
同じフロアの人がいたのか、挨拶しなければと、
ぱっと振り向たのですが、誰もいません。

軽くパニックになりかけたのですが、
さっきちょっとだけ怖がったからか、
通りすがりの霊? みたいなのに
からかわれたかなぁ‥‥と冷静になり、
部屋には入ってこないでねとお願いして
自室に入りました。

怖がったりすると、
やっぱり心の隙きにしのびよってくるものなんですね。
(クロスケ)

こわいね!
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2022-08-31-WED