HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
台湾のまど 青木由香の台湾一人観光局 ほぼ日支所
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花蓮の地震。

日本時間の2月7日。
台湾の花蓮で大きな地震がありました。
あの時、すごく台湾は寒かったそうです。
被災された方、電気が止まったりして大変だったと思います。
そして、亡くなった方のご冥福、心からお祈りいたします。
 
ニュースでご覧になっている方も多いと思いますが、
11日に行方不明者は全員発見されたことで
救助作業は打ち切られました。
地震当時、私は日本にいて状況がよくわからなかったのですが
花蓮の友達からは、ひどかったのは一部だけという情報と
地震の後すぐ、旦那さんが花蓮の近くまで行っていて
「普通に動いているよ」と言うので
被害が広がっていないことに少しだけ
安心していたのですが、
連日、日本の知り合いからは、
お見舞いの連絡がたくさん入りました。
 
「台北は大丈夫か?」
「何かできることはあるか?」
などなど。
 
日本の皆さんが、
台湾を前よりずっと身近に思ってくれていることを
がっつり感じました。


日本のニュースでは、傾いたビルの映像のみ。
花蓮に行ったことない方は
台北との距離もわからないだろうに、
もっと詳しく、どれくらい離れてるのか、
花蓮以外の台湾はどうなのか、
傾いているビル以外の花蓮はどうなのか、
気になったと思います。

今回、私も日本にいて、状況が良く掴めませんでした。
テレビでは、カメラが傾くビルを捉えているのに、
周りもちょっとは歩いて映像を撮ってくれればいいのに。
そう思いながら、
傾くビルの周りに一瞬映る建物の様子を凝視したり。
 
短い時間内に要点を伝えなければならないニュースでは、
どこも横並びの報道になるのかもしれませんが、
ここはどうにかならないものか。
歯がゆく思いました。


花蓮県内、地震翌日の様子です。
市内から少し離れていますが、こんな風にいつものようにトラック物売りがでてます。

今月16日は、台湾は春節の始まりで、
お正月の元旦です。
15日から、お正月休みに入ります。
国内でも人気の旅行地である花蓮。
本当なら混み混みのはずですが、
今年はちょっと観光客が減りそうです。

海あり山あり渓谷あり。
そして、台湾先住民の文化が色濃くあり、
都会の台北とは違う旅を楽しめます。
余震がちょっと落ち着いたら
遊びの計画を立てませんか?
とってもいいところですよ。

花蓮の一部以外の台湾は、
まったく影響なく通常通り動いています。
お土産物屋さんは、
棚から落ちた商品を今必死に片付けていると
連絡がありました。
お客さんが来るのを待っています。


こんな時期だからこそ、台湾に遊びに来て
台湾を応援してください。
 
お店のスタッフがブロクで
もっと丁寧に「募金以外の支援」について
書いてくれています。
そちらも読んでみてください

花蓮への交通 

電車(台鐡)は、
台北から特急の普悠瑪號 太魯閣號で約2時間。
全席指定。440元。
飛行機は、台北から50分。
1日2便から 1188元より。 

2018-02-14-WED