その1
ことしの旅がはじまります。

2015年にはじまったこの旅も、3年目を迎えました。

じぶんでえらび、じぶんで洗い、ときにはじぶんで
アイロンをかけた白いシャツを着る。

「きょうは白いシャツを着よう」と思う朝って、
気持ちもきりっと、ちょっと背筋がのびているような気がします。

それは、いつもキッチンをきれいにしておくことや、
ごみをいつまでもためておかないこと、
汚れた靴を履かないこと、
お財布やかばんのなかをぐちゃぐちゃにしないこと、
食事をていねいにすること、
ともだちをだいじにすること──みたいなことと、
ちょっと似ているようにも思います。

そんな思いで、この旅を、ことしもはじめます。

前回、とっても好評をいただいた
「ふたりで。」というテーマ。

同じデザインで、グレーディングがちがうシャツを、
からだの大きさのちがう
ふたり(男女でも、ともだちでも!)で
シェアしてみませんか、という提案でした。

女性のシャツがビッグシルエットの傾向に、
男性のシャツ観も「ぴったりフィット」から
ほんのちょっとだけゆったりめになってきた、
という流れもあって、
この「ふたりで。」というテーマを、
ことしも続けてみようと考えました。

さらに、もうひとつのテーマが「素材」です。
じつは前回まで「9月」に始めていたこの企画、
ことしは「6月」です。

もちろん1年中着られるのが
白いシャツのいいところなんですけれど、
せっかくの6月スタートなのですから、
夏に着られるシャツということを念頭におきました。

そうなってくると、たいせつなのは、素材。
静岡のフジボウテキスタイルさんの上質なコットン、
イタリア・アルビニ社の上質な麻、
そんな「いい素材」を使って、
熊本のHITOYOSHIシャツさんが丁寧に縫製する
ユニセックス、レディース、メンズのシャツがならびます。

さらに、レディースシャツのコレクションには、
毎年とても人気の高いSTAMP & DIARYさんと、
立ち上がったばかりのブランドである
Ataraxiaさんも参加、
洗えるシルクの肌着「ma.to.wa.」も再入荷。

そんな旅程とパッキングで、
ことしの旅、スタートです!

次回更新は6/12(月)。どうぞおたのしみに!

2017-06-09-FRI

<いままでの更新>

▶︎その1 ことしの旅がはじまります。

(2017-06-09-FRI)

▶︎その2 いまほしいのはこんなシャツなんです、HITOYOSHIさん。

(2017-06-12-MON)

▶︎その3 シャツ工場のひみつ[1]

(2017-06-13-TUE)

▶︎その4 シャツ工場のひみつ[2]

(2017-06-14-WED)

▶︎その5 イタリア・アルビニ社のリネンをつかおう。

(2017-06-15-THU)

▶︎その6 Ataraxiaという、あたらしいブランドと成田加世子さんのこと。

(2017-06-16-FRI)

▶︎その7 吉川修一さんのSTAMP AND DIARYは、ことし。

(2017-06-17-SAT)

▶︎その8 シャツにあわせるカーディガンのこと。

(2017-06-18-SUN)

▶︎その9 あのすごい肌着を、ふたたび。ma.to.wa.の恵谷太香子さん。

(2017-06-19-MON)

▶︎その10 旅とシャツ。HITOYOSHIシャツ吉國武さん。

(2017-06-20-TUE)