「ほぼ日の塾」の塾生たちが、第2回生活のたのしみ展を自由にレポートします。

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「たのしみ」が見つかる街。

2017/11/18 17:25
こんばんは、4期生の中村です。

ぼくは夜行バスで、
大阪から来たんですが…。
天気予報も見ずにとびだして。
折りたたみ傘も家に忘れてきて、
どうやら天気も微妙な様子で。

今日はどうなるだろうか、
おそるおそる六本木ヒルズに
やってきました。

ところがどっこい、
天気なんて関係なし。
たくさんの人が開場を待って、
ずらーっと列を作っていました。
お目当のものがある人も、
なんとなく立ち寄ってみた人も、
みんながスタートの11時を待っていて。

「あの…今日は何をたのしみに?」

なんとなく気になって、
隣の女性に声をかけてみました。

びっくりされちゃいましたが、
とってもいい人で。
お話をうかがっていると、
Ponte de pie!の靴下を
たのしみに来ていたみたいで。

そこからしばらく談笑してると、
あっという間に開場の時間に。

ここにいるみんなが、
「たのしみ」を見つけに、
ぞくぞくと集まってると思うと。
なんだか、知らないお隣さんとも、
かんたんに仲良くなれる気がして。

だから、
声をかけてみて、よかったです。

どうかな。
あの人はすてきな靴下に、
巡り会えたかなぁ。

そうそう。

いろいろ見て回ってると、
たくさんの声が聞こえてきます。
そのどれもが、
聞こえてきてたのしい会話で。

「え、こんなところで会うなんて!」

お会計を待っている列で、
久しい友人と再会してる人がいました。
約束もなにもなく、
たまたま同じ日にここへ来ていて。
こんな偶然もあるようで。

きっとおふたりは、
「たのしみ」にしてることが、
似ていたんでしょうね。
この再会がきっかけで、
また遊んだりするかもしれない。

生活のたのしみ展は、
歩いていると、もはや街でした。
いろんなとこから、
楽しそうな会話が聞こえてきて。

実際に並んでいるものを作った人に、
こだわりなんかを聞いてる人がいたり。
見知らぬ人同士が「かわいいね」って、
おなじものに対して話していたり。

それを見たり、聞いてるだけで、
なんだかとても
嬉しい気分になりました。

お買い物だけじゃなくて、
街を散歩する感覚で、
遊んでみるのもいいですねぇ。

(4期生 中村)