「ほぼ日の塾」の塾生たちが、第2回生活のたのしみ展を自由にレポートします。

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椿のスープ皿

2017/11/18 17:20
2期生の山口じゅりです。

今日はふむふむと
お茶碗のおいてあるお店へ。
その名も、
『スープのうつわと土鍋の店』
いいですね、スープのうつわかー。
そろそろ寒い冬がやってくる気配、
スープの美味しい季節ですもんね。

棚には、
黒、黄色、淡い白のスープのうつわが。
手に取って見ると、軽い軽い!

今うちに唯一あるスープ皿は、
イタリアで2ユーロ(安い)で買った、
重くてでっかくてどっしり感のある
チャイナ製スープ皿で、

どーん

という効果音が聞こえてきそうな
大男のようなスープ皿。

それに比べると、
このお店のスープ皿は、
まるで羽根のように軽く、
薄氷のように薄く、さしずめ少女のよう!
かわいい!!

欲しいなぁ。かわいいなぁ。
3つも色があるからどれにしようかな。
と思って、店員さんに、
それぞれの色について聞いてみました。

『黒いスープ皿』
焼いたときに、
鉄がたくさんはいっているので黒い。
スープを入れると、
とっても高級感が溢れる。
渋い黒がかっこいい。

『黄色いスープ皿』
伝統的な焼き方でつくられている。
京都の料亭でつかわれていそう。
ちなみに、この黄色というか橙色は
昔は高貴な人しか使うことができない色、
だったんですよ。すてき!

『淡い白のスープ皿』
椿の木を焼いて灰にしたもので
色がついているんですって!
優しい色合いで、
白とうすいピンクがまじりあっている。


生活のたのしみ展を、
2周もめぐって1時間悩んだ結果、
私は『淡い白のスープ皿』を
包んでもらいました。

だって、椿の灰の中から生まれてきた
スープ皿って素敵じゃないですか。
なんだかロマンがあっていいなぁ、
と思います。

椿は、きれいな冬の花ですし、
これからの季節にも合っている気がします。

それに、写真をよく見て下さい、
私の買った白いスープ皿には、
3つかわいいほくろがついているんです。
かわいい表情のお皿ではないですか…。

今日の夜ご飯には、
この白いスープのお皿で、
クラムチャウダーを飲もうと思います。

寒い日には温かいスープが似合いますよね。
羽根のように軽いうつわで、
温かいスープを飲む幸せを、
満喫しようと思います…。

(2期生 山口)