横幅24メートルを超すキャンバスに
とぐろを巻いていたのは、
巨大な蛇みたいな「宇宙」でした。
近寄ると、無数の星が浮かんでいます。
この不思議な宇宙に惹かれて、
作者であるインド人のハルシャさんに、
お話をうかがってきました。
宇宙のしくみや、世界のありようや、
生=Lifeとは何かを理解するために、
絵を描いていること。
そこには、ハルシャさんの芸術論とも
クロスするような、
とてもシンプルな宇宙観がありました。
担当は「ほぼ日」奥野です。
<おわります>
2017-05-24-WED
遠くに離れないと全体が見わたせず、
近くに寄らないと細部がわからない。
望遠鏡と顕微鏡を
かわりばんこにのぞいてるみたいな
クラクラ感を覚える巨大絵画
「ふたたび生まれ、ふたたび死ぬ」をはじめ、
N.S.ハルシャさんの作品が、
六本木の森美術館で展示されています。
これまでの作家の作品を、
網羅的に見ることのできる展覧会です。
会期は、6月11日(日)まで。
※入場料などより詳しくは
展覧会のオフィシャルサイトをごらんください。
1969年、インド南部、カルナータカ州マイスール生まれ。
現在もマイスールを拠点に活動。
1995年、ヴァドーダラーの
マハーラージャ・サヤジラオ(MS)大学絵画修士課程修了。
ドイツ学術交流(DAAD)奨学金(2012年)を受ける。
また、アルテス・ムンディ大賞(2008年)などを受賞。
コーチ=ムジリス・ビエンナーレ(インド、2014年)、
モスクワ現代美術ビエンナーレ(2013年)、
堂島リバービエンナーレ(大阪、2013年)、
アデレード・フェスティバル(オーストラリア、2012年)、
横浜トリエンナーレ(2011年)、
サンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル、2010年)
などを含む多数の国際展に参加、
また2009年には
ロンドンの国際美術研究所(INIVA)、
2008年に東京の銀座メゾンエルメスフォーラムにて
それぞれ個展を開催。
他、インド現代美術を包括的に紹介した
大型国際巡回展「インディアン・ハイウェイ」
(2008年、ロンドン、サーペンタイン・ギャラリー/
2012年まで世界5都市巡回)、
「チャロー!インディア:インド美術の新時代」
(2008年、森美術館/2009年、ソウルとウィーンへ巡回)
にも参加。