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映画のおもしろさは１種類じゃない。
あれかこれかじゃんくて、あれもこれもだと思うんだ。
偶然なんだけど、いくつかの映画情報が、
「ほぼ日」にいっきに集まってしまった。
ぼくは、「ＧＯＤＺＩＬＬＡ」の広告を手伝っていたので、
一足お先に観たんだけれど、これはほんとにたいしたもんだった。
しかし、単なる宣伝をしても面白くないので、
この映画の宣伝部の人が作った
「とるにたらないマップ」のことを取材した。
なかなか、これは面白かった。
そんなことをしている時に、知り合いの
テレビのディレクターから、一通のメールが届いた。
アメリカの観客動員で「ゴジラ」を抜いた映画があって、
これが、もう絶対に観てほしいモノなので
メールをくれたということだ。
でも、これ、まんま、「ゴジラ」の商売敵じゃないか？
と、彼は、ちょっと遠慮気味だった。
いや、そういうものじゃないでしょう。
ソフトってものは、同じ時期に興行しようが、
似たジャンルの作品だろうが、
まったくひとつひとつ「ちがうもの」なんだ。
ぼくは、そう思ったので、両方の映画のことを、
「ほぼ日」でとりあげることにした。
いままでの社会通念では、ぼくは、
「ゴジラ」の仕事をしているのだから、
一方的にそれに肩入れするべきだということになる。
でも、それはちがう。
いままでは、そうだったかもしれないが、これからは、
違っていくべきだと、ぼくは思っている。
ぼくは、仕事として関わったから、じゃなくても「ゴジラ」を観るし 、
面白さをひとに伝えるだろう。
で、その時期に、別の面白い映画があったのなら、
それはとても素晴らしいことだと思うのだ。
だって、いい映画を、ふたつもたのしめるんだから。
そんなことを決めて、さて、と思ってたら、
スタジオ・ジブリの鈴木さんが来鼠。
「もののけ姫」の次の映画、
「となりの山田くん」の打ち合わせに来たわけだ。
これはこれで、またまた、どえらいプランが進行している。
この話だって伝えたいじゃないですか。
鈴木さんの写真も撮っちゃったしね。
だから、この、まだ制作の助走中にある映画のことも、
ちょっとリークさせていただきます。
頼まれたコピーは、まだ出来てないけどね。
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