監督がたのしんで撮っている!
山下
えー、こんにちは、山下です。
コギー
小木曽でーす。
山下
今回の感激団は、
このふたりでお届けいたしまーす。
コギー
‥‥さびしいね、ちょっとね(笑)。
山下
さびしいです、たしかに(笑)。
いや、でも、がんばりましょう!
コギー
がんばりましょう!
山下
今回ふたりで感激するのは、
映画『釣りキチ三平』です。
コギー
釣り好きの人は、当然ご存知の。
山下
『週刊少年マガジン』で、1973年から
10年に渡って連載されていた人気漫画を
実写映画にした作品です。
コギー
なぜ、われわれふたりだけで
この映画を紹介するかというと‥‥
山下
ぼくらふたりが、釣り好きだからです。
コギー
はい(笑)。
ちなみに『釣りキチ三平』は、
現在映画館で公開中です。
山下
そうそう、ふたりで感激団も珍しいですが、
公開中の新しい映画をこうしてご紹介するのも
ちょっと珍しいパターンですよね。
コギー
この週末、釣りの好きなおとうさんは、
ぜひ三平くんをみに劇場へ!
山下
というご案内をできるのは新鮮ですね。
コギー
はい。
山下
小木曽さんが漫画の『釣りキチ三平』を
読んでたのはいつごろですか?
コギー
あれはいつごろでしたか‥‥
ええと‥‥24歳くらいかな?
山下
24歳の小木曽さん(笑)。
コギー
証券会社に勤めてたころ。
少年マガジンは、よく喫茶店で読んでました。
山下
ああ〜、仕事のあい間に。
コギー
まあ、そう(笑)。
『釣りキチ三平』がやっぱりね、
非常におもしろかったんですよ。
山下
おもしろかったですよね〜。
コギー
毎週ドキドキして。
糸が切れそう! つづく! とか(笑)。
山下
ねー。
あの漫画を読んで釣りをはじめた人も、
多いんじゃないでしょうか。
コギー
うん、そうでしょうね。
山下
ぼくなんかもそのくちです。
コギー
だから今回、試写会があると聞いて、
これは行きたいと。
山下
そう、ふたりで試写会に行きました。
小木曽さん、試写会は?
コギー
ぼく、はじめてです。
試写室っていうのは、あんな、ねえ、
映画会社のオフィスにあるんですね。
山下
東映さんの場合はそうでした、
オフィスの横の試写室で。
コギー
あの場所で、あの音で聴けるというのは、
ほんとにびっくりしましたよ。
山下
‥‥音?
コギー
音。
山下
あ、音響がちゃんとしていたと。
コギー
そうそうそう、
ドルビー。
山下
ドルビー(笑)。
コギー
うん、ドルビー。
あれはおもしろい体験でした。
だって会社の事務所でドルビーですよ。
山下
わかりました(笑)。
試写会の感想はこれくらいにしまして、
映画そのものは、どうでした?
コギー
いや、もう、ぼくはおもしろかったですよぉ。
釣りのシーンがたっぷりありますからね。
「いいなあ、釣りたいなあ」って、
観ながらずーっと思ってました。
山下
そうですよねえ‥‥なんなんでしょうね?
釣りの魅力って。
コギー
うーん‥‥。
やっぱり竿をもって糸を垂らしてると‥‥
ブルブルッて、くるじゃないですか。
山下
はいはいはい。
コギー
あのときの、
「やたー!」っていう、感じが!

山下
「やたー!」という感じが(笑)。
コギー
魚と自分の対話ですよ。
山下
そういえば去年、「ほぼ日」の10数名で
アジ釣りに行きました。
コギー
そう、たのしかったねぇ。
でも糸井さんが船酔いしちゃった(笑)。
山下
はいはい。
あと、小木曽さんがなかなか釣れなかった(笑)。
コギー
ぼくは釣りの先輩として行ったのに(笑)、
あのときはあせりましたよ。
モギちゃんはエイを釣るし。
山下
そうそう(笑)、
山下さんエイを釣ってた。

コギー
あれはね、あれはすごかった。
山下
釣ったことありますか? エイ。
コギー
ない。
ふつう、エイは釣れません。
山下
(笑)
コギー
あれは危ない。
山下
エイは毒がありますからね。
‥‥いけません、
釣りだけの話になっちゃってます。
コギー
映画の話をしないと。
山下
はい。
メガホンをとったのは、
滝田洋二郎監督です。
コギー
『おくりびと』の監督さんですよね。
山下
はい。第81回米国アカデミー賞で
外国語映画賞を受賞した作品、
『おくりびと』の監督です。
ほかにも、『病院へ行こう』『お受験』
『秘密』『壬生義士伝』などなど、
ほんとにたくさんの映画を
手がけてきた監督さんです。
コギー
ああ、そうでしたか。
山下
『おくりびと』の監督が『釣りキチ三平』を?
と意外な感じもしますが、
良質なエンターテイメント作品を
たくさん撮られてきた監督なので、
ふしぎなことではないんですよね。
コギー
うん、『釣りキチ三平』もね、
エンターテイメントとして
ぼくはとても満足しましたよ。
山下
滝田監督も、釣りが好きなんでしょうかね?
むかし漫画を読んでたのかもしれませんよ?
原作への敬意がとても感じられましたから。
コギー
そうですねえ。
なんと言いますか‥‥
監督さんがとてもたのしみながら撮っている、
そんな作品だと思いましたねえ、ぼくは。
山下
ああ、小木曽さん、
すてきな感想をありがとうございます。
小木曽さんは、
映画をよく観られるほうですか?
コギー
ま、そんなに観るほうじゃないと思います。
むかし出たことはありますけど。
山下
‥‥ん? 何ですか?
コギー
出たことがあります。
山下
何にですか?
コギー
ですから、映画に。
山下
へえ〜、そうですかぁ〜。
‥‥‥‥‥って、ええええええ!!
(つづく)
2009-04-03-FRI
(C)2009「釣りキチ三平」製作委員会

  最新のページ 次へ

いままでの感激団。アニメーション「つみきのいえ」編
三平くんの話をしましょうよ!

今回の感激団メンバー
山下 コギー

感激団による
『釣りキチ三平』のあらすじ
 
くわしくは、こちら

『釣りキチ三平』の公式サイトはこちら。