志村宏さんの染めワークショップ志村宏さんの染めワークショップ

撮影:刑部信人

atelier shimura(アトリエシムラ)」の
染師、志村宏さんが
季節ごとにTOBICHI②で
染めのワークショップをひらきます。

2017年にはじまり、
大好評だったワークショップを

2018年も開催することになりました。

それぞれの季節の植物からは
どんな色がうまれるのでしょうか?
事前お申込み制、
有料のワークショップです。
ぜひ、季節の色を
感じにいらしてください。

志村宏さんのこと

志村宏(しむら ひろ)

染師。1981年うまれ。

染織家・志村ふくみさんの孫で、
志村洋子さんの次男。

大学生のときに農業と出会い、
ながらく京野菜づくりにたずさわったあと
30歳をすぎてから染めの世界に入る。

現在は、
志村ふくみさん、志村洋子さんの
紬織り(つむぎおり)の芸術精神を受け継ぐブランド、
アトリエシムラの染めを担当。

山や野で染料を調達するだけでなく、
野菜づくりの経験から
藍や臭木、クチナシなど、染料になる植物の栽培も手がける。

志村宏さんへのインタビューはこちら。]

山から、野から、畑から色を。

アトリエシムラ関連のコンテンツはこちら。]

はじめての志村ふくみ

はじめての染め、織り。

シムラの着物ミナの帯

atelier shimura がはじまる。

atelier shimura 3つの催しのススメ。

▲TOBICHIのご近所、青山墓地には桜の木がたくさんあります。2017年4月撮影。

2017年、春夏秋冬の4回行った
「志村宏さんの染めワークショップ」では、
毎回8名の方に体験していただきました。

春には「梅」を、

夏には「枇杷(びわ)」を、

秋には「胡桃(くるみ)」を、

冬には「冬青(そよご)」と、

「梔子(くちなし)」を染めました。

ご紹介した写真のみなさん、
とってもすてきな笑顔でしょう?

限られた方だけが参加いただけるワークショップですが、
体験されたみなさんには、
とても満足していただきました。

今年も、植物から色をいただく体験を通じて
みなさんに笑顔になってもらいたいと思っています。

宏さんが、2018年の春に選んだ植物は
「桜」です。

「桜」を染めるということについて、
宏さんからメッセージをいただきました。

日本人にとって桜は特別な植物と言っていいでしょう。

みなさんも桜には特別な想いがあるのではないでしょうか?

わたしには、雪が残る山々の桜たちにつぼみがつく姿が希望を、
そして、咲き誇る花をみごとに散らせる姿が
潔さを見せてくれている。

いつか来る人生の終わりは桜のように散りたい、
なんて思ったりもします。

さて、今回は桜を用意しました。

染料としての桜はとても繊細で、
なおかつ様々なご厚意でいただいた桜。

今回も緊張しながら色を抽出しています。

その色はきっと、桜の一面が見えると思います。

──志村宏

縁あって宏さんのもとに来た桜の枝は、
水を張った大きな鍋で、数日間煮込こまれます。

▲煮込む前の桜の枝。この枝がもつ色をいただきます。

こうすることで、
桜の枝がもつ色が水に乗り移ります。

撮影:刑部信人▲炊き出したあとの桜の枝。色が水に移っています。

みなさんには、その染液をつかって、
絹糸とストールを染めていただきます。

絹糸はアトリエシムラの工房でお着物になり、
ストールは当日おみやげにお持ち帰りいただきます。

実は、TOBICHI②の2階からは、
1本だけ桜の木が見えます。

その桜は、ほかの桜にくらべて
すこしだけ開花時期が遅く、
おそらく、このワークショップを開催するころに
ちょうど満開になるのでは、と思っています。

▲2016年に撮影した、TOBICHIから見える桜。

桜が見える場所で、桜を染めるなんて、
ちょっといいと思いませんか?

そして、桜といえば「お花見」ですよね。

お花見で欠かせないのが「お弁当」!

たっぷり染めを体験していただいたあとは、
お弁当を食べながらおしゃべりタイムです。

桜のことや色のことを、
宏さんがたのしくお話ししてくれます。

肝心のお弁当は、
出張料理DECOさんがつくってくれることになりました。

▲DECOさんのお弁当の例。おいしそう‥‥!!

6~7品のおかずと、太巻きのお弁当です。
彩りもたのしく、なによりおいしそう。

どんなおかずが入っているのか、
どんな太巻きになるかは、
当日のおたのしみです。

桜を見ながら、桜を染めて、
桜を見ながら、お弁当を食べる。

TOBICHI②で、桜を心ゆくまでたのしんでください。

きっと、染めるのがはじめて、という方でも
気軽にたのしんでいただける会になると思います。

参加ご希望の方は、
下の応募要項をよく読んでから、
専用のフォームよりお申込みください。

志村宏さんの染めワークショップ2018・春

〈開催日時〉

2018年4月5日(木)11:00~13:30

2018年4月6日(金)11:00~13:30

2018年4月7日(土)11:00~13:30

2018年4月7日(土)
17:00~19:30 <夜桜の回>

2018年4月8日(日)11:00〜13:30

2018年4月8日(日)
17:00~19:30 <夜桜の回>
※終了時間は目安です。

伸びる可能性がありますので

できれば、直後に他のご予定を入れないことを
おすすめいたします。
※夜桜の回は、お弁当の内容が変わります。

〈定員〉各回8名

※見学は自由です。

〈参加費〉12,000円(税込)

※当日受付でお支払いただきます。

〈染めるもの〉

・絹糸

・ストール

※ストールのみ、お持ち帰りいただけます。

絹糸はアトリエシムラの

お着物になる予定です。

〈場所〉

TOBICHI②・2階

東京都港区南青山4-28-26

→地図を見る

お申し込み方法

・参加希望の方は、下にある
「染めワークショップに申し込む」ボタンから
お申し込みフォームに進み、
必要事項に記入の上、お申し込みください。

・お申し込みできるのは1名様のみです。

・申し込み〆切は4月2日(月)午前11時。

・お申込み多数の場合は、
抽選を行い、当選の方には、
4月3日(火)中にご案内のメールをいたします。

【ご注意】

各回8名様のために、たくさんの準備をしてお待ちします。

「やっぱり行けなくなった」というキャンセルがないよう、
ご予定をよく確認の上、ご応募ください。

※お申し込み受付は終了しました。

多数のご応募をありがとうございました。

ワークショップの見学は自由です。
興味がある方や、
残念ながら抽選にはずれてしまった方は
ぜひ見学にお越しください。

宏さんとともに、お待ちしています。

撮影:刑部信人

最後に、以前「ほぼ日」紙上でお伝えした
宏さんのインタビューは
もうお読みになられましたでしょうか?

草木から色をいただいて染めるということ、
藍という植物のとくべつさなどを
お話ししてくださっています。

ぜひご覧ください。