草場 今回、草場妙子化粧品店では 「000」「618」「209」の３つを 取り扱わせていただくんですが、 「000」に関しては、 最初にいただいたとき、 ハートを射抜かれた！ と思ったほど大好きになって、 毎朝、フルーツにかけて食べています。

水谷 実は、「Herbal Honey」を フルーツにかけるという食べ方は、 草場さんが先駆けなんですよ。

草場 えっ、そうなんですか？

水谷 私はもう、「水に溶けた！」という感動が大きくて、 飲み物や料理での使い方で頭がいっぱいだったんですけど、 開発が終わって、最初に草場さんにお渡ししたときに、 「イチゴにかけたらすごい美味しかったです」 って言ってくださって。

草場 あっ、そうでした（笑）。 イチゴ、柑橘系、りんご、バナナ、キウイ、 何にでも合うんですよね。 華やかな香りと、酸味も少し加わるので、 すごくバランスがよくなる気がして。 水谷さんは、どんなふうに召し上がられていますか？

水谷 お気に入りは、カフェ・ラテに入れる飲み方です。 牛乳のかわりに、 オーツミルクで割っても美味しいんですよ。

草場 へえ！ 私、「618」は、 家にないとすごく焦るんです。 それくらい、私にとってなくてはならない、 救世主のような存在です。

水谷 「618」は、“プロテクト” をテーマに作ったので、 そう言っていただけてうれしいです。

草場 実は、前々回の生活のたのしみ展のときに、 草場妙子化粧品店に並べる商品について スタッフ向けに説明動画を撮ったんですけど、 １日中しゃべり続けたので、 次の日、声が出なくなってしまったんですよね。

水谷 ええーっ。

草場 それで反省して、 前回の説明動画の収録時には この「618」を持っていって、 お湯で溶いたものを飲みながら進めたんですけど、 １日しゃべっても全然大丈夫で、 次の日、喉も荒れていなかったんです！　 すごいなぁと、改めて感じた経験でした。

水谷 618はマヌカハニーが入っているので、 きっとその効果もあるのかなと思います。

草場 そうなんですね。 週末に、メイクアップサロンもやっているんですけど、 １日、だいたい４名の方にご予約をいただいて、 ずっとしゃべっている状態なので、 けっこう喉に負担がかかるんですよね。 でも、これがあると安心。 飲み物に混ぜる以外に、 「Herbal Honey」をスプーンで喉に 直接いきわたらせるように流すこともあります。

水谷 ふふふ。 使いこなしてくださってる。 私は、ドレッシングに入れるのが定番です。

草場 わぁ。レシピを聞いてもいいですか？

水谷 温野菜にも、サラダにも合うんですけど、 ベビーリーフと柑橘系の果物に、 オリーブオイルと塩、コショウ、618を混ぜ合わせて、 ナッツかディルを添えると美味しいですよ。

草場 わぁ。美味しそうだし、 見た目も美しそうです。

水谷 カフェみたいなサラダがお家でできちゃいます。

草場 「209」も好きなんですけど、 「ロンガン（龍眼）」というのを、 これではじめて聞きました。

水谷 漢方にもよく使われる果実なんですけれども、 ロンガンから採れるはちみつは、 ライチに似たフルーティーな風味で、 食べやすいんです。 疲労回復や滋養強壮にもいいと言われているので、 “エンパワー” をテーマに、 元気が出るような、 ちょっとアジアンテイストの配合にしてみました。

草場 個人的な感想なんですけど、 すべてのラインナップの中で、 これが一番、甘さを感じます。

水谷 あ、ほんとですか？

草場 疲れているときに選んでいるというのも あるかもしれないんですけど、 甘みをしっかり感じられて、 クセもなくて食べやすい気がします。

水谷 ライチやシナモンも入っているので、 甘さを感じやすいのかもしれません。 私は、グラノーラやフレンチトーストにかけたり、 アジアン系の料理のソースとか、 餃子のソースに入れています。

草場 ええーっ？！

水谷 キムチ鍋とか、麻婆豆腐の隠し味に少し入れると、 本格的な味になるんです。 ごま油とも相性がいいですよ。

草場 やってみます。 今日聞かなかったら、 一生やってないと思います（笑）。

水谷 ぜひぜひ。 あと、ドリンクでおすすめの使い方ですが、 抹茶やココアのパウダーをはちみつと練り合わせて、 そこへミルクやヨーグルトを合わせると、 粉がダマになりにくいので、 簡単においしく作れます。

草場 抹茶ラテ、 TamituのInstagramでも紹介されてますよね。 美味しそうだなと思って見ていました。

水谷 ちょっと甘いものが食べたいなというときに、 こういう美味しくて体にやさしいものを さっと手作りできると、心の負担も少ないですしね。

草場 ほんとですよね。 身体にも心にも、 美味しいものがいいです。

草場 「Herbal Honey」は、フレーバーごとに 産地や種類が全く違うはちみつを使われていますけど、 どうやって選ばれているんでしょうか。

水谷 すごく単純に、一番美味しいかどうかです。 たとえば「000」なら、 Tamituが考える “ビューティー” の要素を持っている、 いろいろな国のバラのはちみつをたくさん並べて、 一番美味しいと感じられるものを選んでいます。

草場 数か月前、ニュージーランドに行かれたとか。

水谷 はい。 まだまだ知らないはちみつがたくさんあるので、 いろいろな国に足を運んで味を確かめたり、 養蜂家さんに会ったりしています。 たとえば、 「618」にはイタリアのレモンが入ってるんですけど、 レモンも国や地域によって、 全然味が違うんですよ。

草場 ワインとかと一緒なんですね。

水谷 まさにそうです。 去年作った「618」と今年の「618」、 なるべく同じ味になるように調合するんですけど、 厳密に言うと若干味が異なります。

草場 自然のものですから、 それはそうですよね。 最近、国内外でミツバチが減ってきていると聞きますが、 現状はどうですか？

水谷 確かに日本国内では、 蜜源が減ってきているようです。 特に近年では、夏の暑さが年々増しているので、 ミツバチの体力が持たず、 寿命が短くなってきているという話も 養蜂家から耳にしました。 世界でも、気候変動によって お花が咲く時期に雨が降りすぎて、 ミツバチたちが蜜を採りに行けないとか。

草場 そうなんですね。

水谷 地球環境の変化よって、 今まで循環していたものが、 うまくいかなくなってきているのかなと感じます。 水谷養蜂園は今年で113年目を迎えるんですけど、 ミツバチに生かされてきたので、 次の50年、100年後に向けて、 自分たちのできることから地球への恩返しをして、 ミツバチと共に生きていける環境をめざしたい と思っています。

草場 未来のためにできること、ですか。

水谷 はい。 簡単なことではないとは思うんですけど、 まずはTamituを通して、 みなさんに現状を知っていただけたらうれしいです。

草場 自分が日々使うものについて知るって 大切ですものね。 今日はほんとうにありがとうございました。

水谷 こちらこそ。 ひと息つきに、またいらしてくださいね。