美味しさと、すこやかさと、美しさの関係。―毎日食べ続けられる、Tamituのひみつ―草場妙子化粧品店

毎日食べ続けられる、のひみつ

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HOBONICHI

草場妙子さんがキッチンに常備しているという、 Tamitu（タミツ）の「Herbal Honey」。明治神宮前にあるカフェを訪れて、代表の水谷優里さんに、ブランドやアイテムの成り立ちについて草場さんがインタビューしました。

はちみつの種類やハーブに違いのある、それぞれの「Herbal Honey」の特徴や選び方。そして、はちみつがもたらしてくれる、すこやかさと美しさの関係について、たっぷりお話が聞けました。

冷たい水にも溶けるという「Herbal Honey」は、ドリンクはもちろん、お料理やドレッシングにも手軽に使えるんです。水谷さんおすすめの、おしゃれで美味しいたのしみ方にもご注目ください。

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タイトル写真川村恵理

02 五感ぜんぶで「美しい」ものを

水谷私、養蜂園の家庭に生まれたもので、家にはお砂糖がなく、甘味料は全てはちみつですし、ジュースもすべて、はちみつを使った母の手製でした。

草場わぁ。それは贅沢ですね。

水谷実家にいる間は母が作ってくれるのでよかったんですが、海外留学で一人暮らしになると、ジュースを作るのにもドレッシングを作るのにも、はちみつを一度お湯で溶かさないといけないことがすごく面倒だな、と感じてしまって。

草場なるほど。

水谷私ですら面倒くさいということは、一般の方は、もっとそう感じられるだろうと思ったんです。こんなにおいしくて身体にいいのに、海外に比べると、日本のはちみつの消費量って、かなり少ないんですよ。はちみつ離れが進む理由の一つは、忙しい日々の中で、こうやって手間のかかる部分じゃないかと思ったんです。

草場そうですよね。味がおいしいとか、健康にいいものって、取り入れたい気持ちはあるけど、使い勝手が悪かったり手間がかかったりすると、続けづらくなってしまう気がします。美容でいうと、フェイススチーマーとかでしょうか。

水谷うん、わかります（笑）。

草場意識が高いときは頑張れるんだけど、「疲れたな」とか、「今日は早く寝なきゃ」みたいなときだと、つい手が遠のいてしまいますよね。日々の生活の中で使い勝手がいいというのは、ほんとうに大事だと思います。

水谷はちみつも薬ではないので、ひと口飲んだからといってすぐに頭痛が治ったり、体重が減ったりということはないんですけど、日々摂ってもらうことで少しずつ体を耕して、すこやかに美しくなれるのが、はちみつだと思っています。だからこそ、使い勝手がよくて、見た目も、自分の目が届く所に置いておきたくなるようなパッケージを目指しました。

草場まさに、見た目も私は大好きです！　一番最初にこの瓶を見たとき、いい意味で、「これ、ほんとうにはちみつなの？」って思いました。

水谷それは一番うれしい言葉です。

草場木の蓋も美しくて、キッチンに置いておくだけですごく気分がいいというか、景色がよくなるんですよね。箱も素敵だから、私、使ったら箱に戻してます。

水谷 Tamitu を始めるときにプロデューサーとして協力してくださった方が、「美味しい」って、「美しい」「味」って書くから、五感すべてが美しくあるべきだ、とおっしゃっていて、そのことがすごくしっくりきたんですよね。

草場へえ。

水谷美味しいはちみつを提供するというのはいわば当然で、それだけではなくて、見た目の美しさや使い勝手、すべてが揃って「美味しい」なんだと。ですからTamitu で出すものに関しては、味、香り、パッケージを含めて、「本当に美味しいか」と、必ず何度も自問自答しています。美容も一緒じゃないかと思うんですけど、高揚感って大事ですよね。食べて健康になれるのはもちろん、嗅いだだけで「ああ、いい香り！」と楽しんでいただけることも大切にしています。

草場もう、すごく納得です。美容も同じですから。

水谷忙しくて疲れているときこそ、私はお気に入りのカップで飲んだりしています。「私、よく頑張ってるぞ」と思いながら美味しくいただくと、次の日のお肌も元気になる気がして。

草場いや、ほんとうにそうだと思います。そういう意識が、美しさに繋がっていくんですよね。

草場 Tamituのはちみつは、どれも抜群に美味しいなと感じるんですけど、「Herbal Honey」にはそれぞれテーマがありますよね。それが私たち買う側にとって、選びやすくてとてもいいなと思ってるんです。

水谷実は Tamituをはじめる前、友人や知人に「実家がはちみつ屋さんなんだ」と言うと、「アカシア蜜とレンゲ蜜の違いがわからない」って言われたんです。

草場ええっ。そうなんですね。

水谷私は食べて育ってきたので味の違いはわかるんですけど、周りの友人のほとんどがそう言うということは、わからないのが普通なんだと思ったんです。それで、「Herbal Honey」は違いがわかるように、それぞれ個性豊かな味にして、さらに使うシーンを分けることで、手に取っていただきやすい形にしたいと考えました。

草場ええ。私も、「今日は喉の調子が気になるから、 “プロテクト” をテーマにした 618を飲もう」というふうに選んでいます。

水谷もう、それが本望です。「Herbal Honey」を代表するフレーバーには、ビューティー、プロテクト、ヒーリング、エンパワーというテーマを設定しているんですけど、実はこの４つは、純粋なはちみつがもともと備えている力なんですね。

草場へえ！

水谷美の象徴を暮らしに取り込む「ビューティー（000）」と、健康を後押しする「プロテクト（618）」、自然の甘味力が魅力の「ヒーリング（512）」、そして糖質で活力を与えてくれる「エンパワー（209）」、「喉」に特化した「814」などがあります。これはあくまで私の考えですけれど、こういった特徴をまんべんなく持っているのが純粋なはちみつだと仮定して、それぞれのテーマごとに味や効果・効能をハーブで特化させていったのがこの「Herbal Honey」なんです。