満月日の引き潮時間に作業を行なうなど、
月齢カレンダーにしたがって
苗植えから収穫までを行なう
「ビオ・ディナミ」という農法に
もとづいてつくったワインです。
醸造・熟成の工程においても同様に、
たとえば樽からワインを出すオリ引きや、瓶詰めなどを
月の満ち引きに合わせて作業しています。
育てるのに化学肥料や化学農薬は使わず、
醸造工程において、酸化防止剤は不使用です。

冷蔵便でお届けしますが、
保存は14度～16度程度で。
飲むときにあらためて冷やす必要はなく、
抜栓したらそのまま常温でお飲みいただけます。
１時間半程度までの間、徐々に香りと味が変化しますから、
デキャンタージュするのもおすすめです。
おちょこで日本酒をたのしむ感覚で、
ゆっくりおたのしみいただけたらと思います。
だんだんと酸が出て、
香りになめし革や鉄のような複雑さ、
さらに枯れ葉のような土の匂いもあらわれます。

ワイン自体がリッチで複雑な味わいなうえ、
アフターフレーバーが強くはありませんから、
かならずしも料理に合わせる必要はありません。
けれどもチーズやパテなどのすこしくせのあるつまみ、
また、甘めの醤油タレを使った料理（角煮やすき焼き）や
お魚ならアジフライ、海老フライにもいいですよ。

海外のいわゆる濃厚な赤ワインとはことなりますが、
ほかにはなかなか見られないタイプの
日本の赤ワイン、どうぞおたのしみください。
南アルプスに畑と醸造所を持つ
ワイン醸造家の渋谷英雄さんによる
ドメーヌ・ヒデの赤ワイン
「Les Forts de Laputa 2017」、
通称「ラピュータ　レ・フォール2017」は、
2017年に収穫した日本固有の黒ぶどうである
マスカットべーリーＡをつかっています。

使いはじめて２年目のフレンチ・オーク樽で醸造、
足掛け４年、熟成し、
2021年に瓶詰めを行ないました。
今回の販売は、そのひと樽ぶんをまるごと、
「ほぼ日」のために分けていただきました。
オリジナルのエチケットで、448本の限定販売です。

ほぼ日以外での販売について

東京・西麻布の日本ワインの専門ショップ
「遅桜」でも、このワインを24本限定で販売します。
くわしくはショップにお問い合わせください。
●遅桜　http://osozakura.jp/