すでに紹介している「しましま」「本きなり」同様、
この紺一色のくびまきの素材は、オーガニックコットン。
今シーズンの「ほぼ日のくびまき」で、
オーガニックコットンを使うきっかけになったのは、
「糸の魔術師」と繊維業界で称されている
大正紡績の近藤健一さんとの出会いがあってのことでした。
近藤さんのつくる素材のよさに、
「ほぼ日」のくびまきチームが、
すっかり夢中になってしまったんです。
なにしろ、手触りがいい。そしてやわらかく、軽く、
肌にふれたときの気持ちよさが、格別なんです。
3年以上、農薬や枯葉剤を使用せず、
環境をまもる農法で育てていることが
「オーガニック」のゆえん。
近藤さんたちは、さらに、製造工程(紡績)においても
環境負荷をできるだけかけないようにして、
糸をつくり、製品化しています。
今回のオーガニックコットンは、
近藤さんを通して、アメリカの昆虫学者である
サリー・フォックスさんの研究開発によるものが
たくさん、使われています。
この「ネイビー」も、「本きなり」も、
たて・よこ糸ともに、サリーさん由来の綿。
サリーさんは、農薬をつかわずに、
害虫から綿を守ってくれる昆虫を使うことで
綿花栽培における病害をふせぐ研究をつづけています。
オーガニックコットンのよさについて、
近藤さんはこんなふうに語っています。
「オーガニックコットンのいいところは、
健康なところです。
いじめられてできた素材は、
空気の通る穴が小さい。
ぼくは、1本1本に、
すっと空気が通っている糸をつくりたい」
(近藤さんについてのくわしい紹介をかねて、
こちらの商品紹介とは別に、「ほぼ日」では
あらためて読み物の連載を準備しています。
どうぞおたのしみに!)





