はちみつ探検隊 桜並木のはちみつ、の巻。 はちみつ探検隊 桜並木のはちみつ、の巻。 1万年以上前から人が食べていて、いまも変わらない食べかたで親しんでいるもの、それは、はちみつです。ある日、わたしたちはひと瓶の、花のかおりあふれるはちみつに出会いました。それは作家の塩野米松さんからいただいたものでした。日本の花と蜂がもたらすめぐみをもらう旅。はちみつ探検隊、一歩ずつ進みます。
あんづえのおじいちゃん 角館の桜のはちみつを採る養蜂家。91歳。/アンモナイトくん 塩野さんの町内のお仲間。おじいちゃんの息子さん。/はちみつ探検隊 ほぼ日乗組員3人、S 蜂が好き、O 花が好き、T 酒が好き
第2回 アカシアそよぐ場所で。


今回のはちみつ探検隊は、
秋田の角館で、
採蜜のお手伝いをしています。
▲あんづえおじいちゃんの川沿いの養蜂場は
ほんとうにさわやかなところ!
▲休憩中の探検隊OとT。前回掲載したVTRの、
おじいちゃんのお話を聞いてます。
蜂とふれあうには修行が足りないので、
私たちはなんとか力仕事だけでも
おじいちゃんの役に立ちたいと思っています。
▲蜂に囲まれてぼう然とする探検隊O。
燻煙器を使ってみつばちに煙をかける作業も、
何度かやっているうちに、
どうにか板についてきました。
▲おじいちゃんが巣枠を持ち上げたら、
みつばちをふりはらうので。
▲すかさず煙!
▲手袋をはめて巣枠を移動。余裕ゼロです。
巣枠にははちみつがたっぷりたまっているので、
たいへん重くなっています。
採蜜は思っていたより重労働です。

こうしてみつばちが一所懸命つくった
宝物のはちみつは、まとめて運ばれ、
遠心分離機にかけて採取されます。
▲「運搬こそ手伝えます」と意気込んで
小屋へ向かう探検隊O。
▲働き蜂がぎっしり。
みつばちは、花から蜜を集め、
酵素をまぜたり乾かしたりしながら
はちみつをつくり、巣にためこみます。
糖度が高まったはちみつがしあがったら、
巣房ひとつひとつに貯蔵し、自分たちでフタをします。
人間がはちみつを収穫する際には、
遠心分離機にかける前に
この「完成印」のフタをナイフで切り落とします。
▲みつばちのフタをナイフで落とします。
落としたフタや蜜蝋のすきまに
はちみつがいっぱいしみているから、
そのまま食べていいよ、と
あんづえのおじいちゃんが教えてくれました。
▲とれたて、うんまっっ!!! 
みつばちの姿を目の前で見ているせいか、
たいへんありがたい味がします。
桜のかおりも、ほんのりします。
今年は春の気温が低かったため、
糖度高めの熟したはちみつの味にしあがっている、と
あんづえのおじいちゃんは言っていました。
▲遠心分離機にかけています。
▲とろーり。
▲とれたてのはちみつです。
巣から直接しぼったはちみつを
くりかえしていねいに濾して、
私たちのはちみつは完成します。
▲こまかい網目の濾し器で数回、
不純物を取り除きます。
▲はちみつの糖度も充分です。
これから農薬や放射能検査の成分検査をしたあと、
蜂名人の誠太さんの
藤原養蜂場の工場に運び、
びんづめをしていただきます。
今年は「日本の花 かくのだての桜並木」を
みなさんにたっぷり味わっていただけます。
▲うれしいなぁ。よかったなぁ。
私たちの収穫のお手伝いは、
今回はここでおしまいです。
来年はもっと蜂に慣れて、
たくさん手伝えるようにがんばろう! 
このコンテンツをお読みのみなさんともいつか、
はちみつツアーなんてやりたいなぁ。
▲「ねぇO」「なぁにS」
▲「私たちさぁ」
▲「ほぼ日に入ってさ」
▲「こんなにたくさんの花と虫に囲まれてさ」
▲「秋田のやさしい陽ざしを頬に受けてさ」
▲「アカシアそよぐ場所ではちみつを収穫するような」
▲「こんな日が来るなんて思ってなかったよね」
▲気持ちいいなぁ。
▲あんづえのおじいちゃん、アンモナイトくん、
ありがとうございました!
▲また遊びに来ますね。あんづえさん、
どうぞずっとずっとずっとお元気で!!
今年の「かくのだての桜並木」は、
ほんのりした桜の香りと、
糖度高めの熟成度が自慢です。
その味にあった食べ方を、
自分たちなりに考えてみましたので、
次回はほぼ日キッチンからお届けします。
▲帰りに私たちは角館名物の「しょうゆソフト」を
食べて帰りました。こくがあっておいしかった。
(次回につづきます)
こんどは
ほぼ日刊イトイ新聞のお買いものページ
「かくのだての桜並木」を買えますよ!

昨年は店頭販売でしか買えなかった
「かくのだての桜並木」が、
今回の2018年9月21日(金)午前11時からの販売では、
WEBのほぼ日お買いものページ
「ほぼ日のはちみつ 日本の花」
ご購入いただけます。



今回のWEB販売で扱うはちみつは、以下のとおりです。

かくのだての桜並木
秋田県角館のソメイヨシノの並木から採れたはちみつです。
塩野米松さんがほぼ日にてみやげで持ってきた、
「日本の花」のお店を開くきっかけになったもの。
あんづえのおじいちゃんが角館の川沿いで育てた
西洋みつばちが集めます。
華やかな桜の香りとくせの少ないあまさが魅力。
白いパンやヨーグルトとともにどうぞ。
ビールに少量のはちみつを加えた
桜カクテルビールにするのもおすすめです。



160g 2,160円(税込・配送手数料別)

もりおかひだまりキイチゴ
盛岡周辺の森や里山のひだまりに自生する
キイチゴの花の蜜からできたはちみつです。
国産のキイチゴのはちみつは、
まとめて採取できる時期と地域が
限られるため、比較的めずらしいものです。
フルーティーな酸味があり、
あとあじでキイチゴがふわりと香ります。
はちみつに慣れていない方にもおすすめの、
モタっとしない、まっすぐなあまさです。



160g 1,836円(税込・配送手数料別)

日本みつばち ベアハンド
とても貴重な、
日本在来種の日本みつばちのはちみつです。
蜂名人の誠太さんが、古式製法で
日本みつばちの巣ごとしぼっています。
「森にいるくまが
冬眠の前に食べるはちみつと同じ」なので
「ベアハンド」と名づけました。
花粉、ローヤルゼリー、蜂の子エキスなど、
日本みつばちのめぐみそのままが瓶につまっています。
とても濃厚で、黒パンやチーズなどに合います。
元気のないときにもそのままひとさじ、どうぞ。



160g 2,160円(税込・配送手数料別)

日本みつばち ドロップ
日本在来種の日本みつばちのはちみつです。
日本みつばちの巣から
たれおちた(ドロップ)蜜部分だけを
取り出し、濾して瓶につめました。
巣ごとしぼった「ベアハンド」よりさらりとしていて
料理の味つけにも適しています。
滋味あふれる香りと味です。
和菓子や煮物、厚焼きたまごの味つけ、
ヨーグルトなどにも合います。
豆乳などののみものにまぜてもおいしいです。



160g 2,160円(税込・配送手数料別)

いわてのやまのトチノキ
岩手の山あいで大輪の花を咲かせ、
森を豊かに保つトチのはちみつです。
さわやかな味わいのなかに、
はちみつらしいしっかりしたこくとうま味、
トチのはちみつ独特の香りがあります。
バターとの相性がいいので、
ハニーバタートーストもおすすめです。
でも、あたたまるとトチの香りがひきたつので、
気になる方は冷たいままおめしあがりください。
ヨーグルトにもアイスクリームにもよく合います。
はちみつ好きの方にぜひおすすめです。



160g 1,836円(税込・配送手数料別)



販売期間

2018年9月21日(金)午前11時より

販売ページ

ほぼ日のはちみつ 日本の花
「生活のたのしみ展 出張巡回展」に
はちみつ探検隊のお店が出ます。
阪急うめだ本店で開催する
「生活のたのしみ展 出張巡回展」でも、
はちみつ探検隊のお店
「ほぼ日のはちみつ 日本の花」が登場します。
屋台風のかわいいお店を、ぜひ会場で見つけてください。
あつかうはちみつは、下記のとおり。
ぜひ試食して、お気に入りを見つけてください。
前回人気で売り切れだった「ひだまりキイチゴ」も再登場!



・もりおかひだまりキイチゴ
・日本みつばち ベアハンド
・日本みつばち ドロップ
・いわてのやまのトチノキ



※「かくのだての桜並木」は、
9月21日からのWEB販売のみとなります。




「生活のたのしみ展 出張巡回展」

9月19日(水)~9月24日(月)

阪急うめだ本店9・10階

入場無料



※はちみつは生食品です。1歳未満のお子さまは食べられません。
2018-09-18-TUE