私たち「ほぼ日」がいつもお世話になっている、
ヘアメイクアップアーティストの草場妙子さんが、
「いつも最低限持ち歩いているものは、これ」
と、ポーチを見せてくださったことがありました。

そこに、おしゃれな小瓶が入っていたんです。
それが、HERBIVORE(ハービヴォア) の
フェイスオイルでした。

シンプルでおしゃれなデザインのボトル。
おもわずうっとりしてしまう、華やかな香り。
サラッと肌になじむのに
つけたあとは、しっとりとうるおった感触に。

毎日のスキンケアのほか
お化粧直しや、メイクの仕上げに、と
さまざまな用途で使っていただける
たのもしいオイルです。

今回、ほぼ日では
草場さんにご紹介いただいた「オーキッド」
そして、深いブルーの色が印象的な「ラピス」
ふたつのスキンケアオイルをご紹介いたします。

まずは、HERBIVOREを日本に紹介している、
オーガニックコスメやアパレル、雑貨のお店
It’s so easyの羽田直子さんに
ブランドのなりたちやアイテムについて
じっくり、お話をうかがいました。

第2回 見た目も香りも使い心地も。使うたびにうれしくなる2つの美容液オイル。

今回ほぼ日でご紹介するのは、
オーキッドとラピス、ふたつのフェイスオイル。
どんなオイルなのか、ちょっと詳しく、
ひきつづき、羽田さんにおしえていただきましょう。

HERBIVORE(ハービヴォア)のフェイスオイル、
私たちは「美容液オイル」って呼んでいます。
保湿とか、刺激から肌を保護するといった
フェイスオイルとしての基本的な役割と同時に、
美容液の役目も果たしてくれるんです。

オーガニックとかナチュラルなもので、
しかもオイルだと、べたつくんだろうな、って、
何となく想像してる人もいらっしゃいますよね。
たしかにオイルって、原料の植物によっても、
精製の仕方によっても違いがあって、
しっとりしたり、重い感触だったりします。

でも、HERBIVOREのものは、
オイルの選び方とか組み合わせだと思うんですけど、
質感が、いわゆるオイルのイメージよりも、
サラサラしていて、軽さがあって、
肌にもなじみやすいんです。

今回の2種類、オーキッドとラピスは、
どちらも複数のオイルをブレンドしたものです。

甘い花の香りを楽しみながら
肌にハリ、ツヤをもたらす「オーキッド」。

まず「オーキッド」から、お話ししましょうか。
HERBIVOREのオイルの中でも、
ブランドを代表するアイテムと言えると思います。

「オーキッド」というネーミングのとおり、
蘭の香りにジャスミンがプラスされています。
はなやかなフローラルの香りで、
「この香りが好き」って言ってくださる方が多いんです。

香りも、大きな要素だと思うんですけれど、
蘭のエキス自体にも、
ハリやツヤをプラスする効果があるんです。

ユチャ種子油っていうのが、
成分として、もう1つのキーですね。
ユチャというのはツバキ科の植物で、
その種子からとれるオイルなんです。
日本の椿油とはちょっと違って、軽い質感で、
オメガ3、オメガ6が豊富に入っています。

あとは、オリーブ由来のスクワランが入っています。
スクワランは聞きなじみがあると思いますが、
皮脂に含まれると言われているうるおい成分。
皮脂は年齢とともに少なくなり
うるおい不足が小じわや乾燥の原因となることも。
お手入れで、肌本来のうるおいを守ることが
大切ですよ。

「オーキッド」は、ひとことで言うと、
「肌を今よりプラスに持って行きたい人」に
使って欲しいオイルです。
今の状態に大きな不満はないけれど、
もっと肌をうるおわせ、ハリやツヤが欲しい方に。
どんな肌タイプでも、女性でも男性でも使えます。

赤みを感じるときやゆらいだ肌には
青いオイル、「ラピス」を。

そして「ラピス」ですね。
この青い色が印象的だと思いますけれど、
これ、天然の色なんですよ。
ネーミングはこの色から。
ラピスラズリの石の色のイメージですね。

アズレンブルーって呼ばれてるんですけど、
ブルータンジーというキク科のお花からとった、
その精油が青いんですね。
ちっちゃな黄色いお花なんですけど、
精油にすると、アズレンっていう成分の力で、
こういう青い色になるんですね。

オイルの質感はオーキッドと同じように、
軽くて、肌にスーッとなじみますね。
香りは、こちらはややスパイシーといいますか、
葡萄みたいな香りっておっしゃる方もいます。

でも最初に感じるのはやっぱり、
ブルータンジーの菊の香りかなと思うんですけど。
こちらにもジャスミンと、
ほんの少しですけれどバラがプラスされていて、
あと、ナッツ系のオイルも入ってるから、
ナッツの香りがちょっとするのかもしれません。

「オーキッド」の馴染みのある香りと違って、
こちらの「ラピス」は、
今まであまり知らなかった香りでしょうか。
色のイメージはちょっとクールな感じですが、
優しくて落ち着いた香りですね。

このブルータンジーの青い色の精油が
「ラピス」のキー成分です。
アメリカでは
肌の赤みトラブルを抑えると言われてる
民間療法のオイルとして、
かなりポピュラーなものなんです。

ナッツ系というのが、ククイナッツオイルです。
ハワイでは食用としても使われますし、
潮風から肌を守るためだったり
ベビーオイルとしても使われているオイルです。

フェイスオイルとしての「ラピス」は、
キメが乱れ荒れがちな肌や
水分と油分のバランスが乱れがちな
コンビネーション肌の方に使っていただきたいですね。

Tゾーンだけがテカっちゃうとか、
全体にオイリーで毛穴が詰まりやすい方は、これを。
オイリー肌だとオイルを敬遠しがちなんですけど
オイリー肌って洗いすぎて乾燥から
皮脂が過剰分泌していることがあるんです。
ラピスを使っていただくとうるおって
しっとりとなめらかな肌に導いてくれますよ。

くわえて、紫外線が強くなる季節に、
ほてりや赤みを感じたとき。
それから、季節や体調の変化に影響されて、
肌荒れや赤みなどのトラブルが出やすい方にも
ラピスがおすすめです。

今回ご紹介するHERBIVOREのオイルは、
大まかに特長を言いますと、
「オーキッド」はオールマイティー、
「ラピス」は、ゆらいだ肌に。
そんなふうに分けることができます。

ただ、肌への効果ももちろんですが
色や香り、直感で気に入ったものを
選んでもらっても、楽しいと思います。

どちらのボトルにもスポイトがついていますから、
取り出す分量は指先の力加減で調節できます。
お顔全体に使うとき、ピンポイントで使うとき、
ちょうどいい量を出していただけます。

創業者のジュリアさんは、
「自分の肌を触って、感じた量を使えばいい」、
そう言っています。

最初は少量から試して、毎日のケアに使いながら、
ご自身の「適量」、つまり「気持ちいい量」を
見つけていただきたいんです。
その日のお肌の状態によっては、
分量を調節するのも、大切だと思います。

(次回は月曜日。
HERBIVOREについて
草場妙子さんにお聞きします。)

2020-07-03-FRI


「HERBIVORE フェイスオイル」は
2020年7月9日(木)午前11:00より、
こちらのページで販売いたします。