1、2、3、4、5‥‥10! 10枚の布と布の斜行でできた 美しいドレープ。

スタイリスト 佐伯敦子さんにきいた、FIROの魅力。

予告07

6月にもすてきなアイテムが登場するFIRO。
その中でも注目したのが、FIROの白井さんが
「100年に1回の素材」と呼ぶ生地、
「ハイブリッドラマ」をふんだんに使った
ドレープのきれいなスカートと、
より男っぽくなったメンズTシャツです。
スタイリストの佐伯敦子さんに
商品についてと、着方をうかがいました。

佐伯 敦子(さえき あつこ)

スタイリスト/yunahicaディレクター。
編集、パリ在住経験を経て現在に至る。
美意識の高さや鋭い審美眼で、
各界のクリエーターはもちろん、
モデル、女優からの信頼も厚い。
「ほぼ日」では「CINÉ & TRAVEL」シリーズや、
「ソファみたいなスリッパ」の
デザイン監修も努めていただいています。

うつくしいドレープ感とかるい穿きごこち

――
6月の販売では、
FIROではじめてのスカートが
ラインナップにくわわります。
佐伯
白井さんから聞いていたんですが、
「ハイブリッドラマ」をぜいたくに使った
スカートが完成したって。

▲FIRO フレアスカート

――
あの魔法のようなコットン生地で
スカートがあったらいいのにって
思っていたのでうれしいです。
佐伯
たっぷり生地を使っていますよね。
いちど数えてみましょうか。
1、2、3、4、5‥‥10!
10枚はぎなんですね!
――
ぜいたくですよね!
「ハイブリッドラマ」って生地の特性上、
どうしても斜行してしまうようですが、
白井さんが信頼しているパタンナーさんのアイデアで
生地を何枚もつなぎ合わせることで
斜行をうまくいかしたデザインになったそうです。
佐伯
それできれいにドレープが生まれているんですね。
斜行がまったく気にならないどころか、
陰影もついてすごくすてき。
――
生地を2枚つなげただけだったら
斜行が気になるかもしれませんが、
10枚だと、いい意味で斜行をごまかせているというか。
佐伯
そのぶん生地の量は多いんですが、
やっぱり薄いからボリュームも出なくて、
すとんとした感じで穿けると思います。
――
ふわっとしたタッチなのに広がりすぎず、
下に落ちる感じでシュッとして見えますね。
佐伯
丈もちょっと長めで
いろんな着こなしがたのしめそうです。
――
カジュアルにもふれるし、
きれいめな感じにもいけそう。
佐伯
同じブラックのトップスを合わせれば
セットアップみたいに着ることもできるんじゃないかな。
FIROのTシャツと合わせたら、
だんぜん気持ちいいと思います。
夏の暑い日にいいですよね。
――
穿くとびっくりするぐらい風通しがいいです。
素肌に穿くとそれがすごくわかります。
佐伯
ふわっとかるくて楽ですよね。
――
試着したときに、みんなが口をそろえて
言っていたのが
「穿いていないみたい(笑)」。
透けそうなのに、透けないですし。
佐伯
そう、意外と透けないんですよね。
裏が二重になっているわけでもないのに。
不安になる方は、ペチコートを穿いたり、
白い下着を着たりしなければ大丈夫だと思いますよ。
――
このスカートにはどんな靴が合いそうでしょう?
佐伯
スニーカーを履いてもいいし、
サンダルで軽くしてもいいし、
革靴ならきちんと見えますね。
靴が映えるので、何でも大丈夫だと思います。
――
万能ですね!
佐伯
わたし自身はスカートをほとんど穿かないのですが、
これはほんといいなって惹かれました。

より男っぽいTシャツらしく

――
ハリがあって落ち感のある
「ハイブリッドラマⅡ」を使った
メンズTシャツがリニューアルしました。

▲FIRO ハイブリッドラマⅡ
メンズ ショートスリーブカットソー

佐伯
首元がちょっとつまって、
共地だった生地がフライス編みになってますね。
わたし首がつまっているTシャツが好きなんです。
――
肩が落ちていたのも少し狭めて
ジャストになったのですが、身幅はそのままに。
佐伯
よりメンズっぽくなりましたよね。
いろんな人が似合うかたちになったと思います。
こっちのほうが好き!
――
素材がすごくいいだけに、
かたちはだれもが気軽に着ていただけるよう、
よりベーシックに近づけています。
佐伯
やっぱりふつうのTシャツに比べると
光沢があって高そうに見えます。
着る人の印象をよく見せてくれそう。
――
汗をはやく吸って速乾性もあるので、
好印象もキープできそうです。
佐伯
そうですね。
ぎゃくに女性がゆるっと着てもかわいいし、
男性へのプレゼントにもいいかもしれません。
じぶんで2万円近いTシャツを買うって勇気がいるので、
旦那さんや恋人に贈るとよろこばれそう。
耐久性があるから、長く愛用していただけるはずです。
――
たしかに、
ちょっとふんばつした父の日のプレゼントにも
喜ばれそうですね。
ありがとうございました!

(おわりです)

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