HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN https://www.1101.com/home.html   あの日 そこにいたふたり サンドウィッチマンと 気仙沼の話を。  伊達みきお・富澤たけし ✕ 糸井重里
糸井 東北地方での番組で応援をして、
義援金を集める活動を続けて、
ほかにチャリティライブみたいなことも?
伊達 ちょこちょこやってます。
あと、われわれといっしょに
東北に遊びに行こうツアーみたいなことを。
それは去年もやったんですけど、
全国から60~70人くらいですかね、
仙台に集合して、バスツアーで。
昼は松島で遊んでもらって、
夜にトークライブをやりました。
仲良しのU字工事も協力してくれて。
糸井 たのしそう。
伊達 たのしかったです。
翌日は南三陸町に入って、
トレーラーステージで漫才やって。
南三陸の人たちもワーッと来てくれました。
糸井 トレーラーって、いいですよね。
伊達 荷台をばーっと開けて。
盛り上がるんです。
ことしも6月に予定してて、
場所は気仙沼がいいと思ってるんですけど、
こまかいことはまだ決まってなくて。
糸井 ツリーハウスの場所は?
伊達 あ、そうか。
それ、行けたらいいなぁ。
糸井 都合が合うなら、どうぞ使ってください。
サンドウィッチマンのツリーハウスがあったら
もっといいんだけどね。
さすがに間に合わない(笑)。
伊達 でもほんと、作りたいです。
糸井 おふたりが作るのは
ステージ型のツリーハウスなんですかね?
伊達 いいですねぇ、木の上で漫才かぁ。
「はい、みなさんどうもー」つって(笑)。
たのしそー。
糸井 ねえ(笑)。
なんか、いい流れだなぁ。
はじめましてで、仲良くなれて
すごくうれしいです。
伊達 こちらこそです。
ぼくら、仙台で番組をやってるんですが、
ツリーハウスにロケで行ってもいいですか。
糸井 それはもう、ぜひ。
伊達 「ツリーハウスを作りたい」という人を
仙台でも募集できますよね。
糸井 ああー、
テレビから仙台の人に呼びかけるなんて、
もう、理想なんです。
ぼくらにはその道がないんですよ。
富澤 いくらでもやります。
糸井 仙台の人をわくわくさせることができたら
やれそうなことが、いっぱいあるんで。
伊達 わくわくさせましょう、仙台を。
糸井 すごい。頼もしい。
仙台ができた(笑)。
伊達 仙台ができました。
糸井 うれしいなぁ‥‥。
ほんとに100個できるといいですよね、
ツリーハウス。
伊達 すっごいたのしみです。
とりあえずは、この、
いまできてるツリーハウスを見に行きたいです。
糸井 ねえ。
早く雪、溶けないかなぁ。
伊達 はい。
糸井 ‥‥ごめんね。
ほんときょうは、おれのしゃべりばっかりで。
伊達 いえいえ。
富澤 たのしかったです。
糸井 気仙沼のことを
こんなにまとめてしゃべったことなかったんで、
ぼくとしてはありがたかったんですが‥‥。
伊達 ぼくらとしても、ありがたかったです。
お会いしたいと思っていた糸井さんと、
気仙沼の話ができたので。
伊達 いつか、気仙沼でもお会いしたいですね。
糸井 そうですね。
ことしの3月11日は? 行かれるんですか。
富澤 ええ、3月11日は行きます。
糸井 いますよ、その日ぼくらも気仙沼に。
伊達 あ、そうですか。
富澤 その日は仙台でやってる番組のロケで、
気仙沼を歩いてると思います。
糸井 ぼくらはぼくらで、
テキスト中継ということをやってます。

(※2014年3月11日、ぶじ合流できました。
 こちらのテキスト中継
 その記録が残されています)

伊達 へえー、あ、そうですか。
糸井 もしかしたら、どっかで合流できますね。
そのロケのおじゃまにならないようでしたら。
伊達 カメラがまわってるところで、
「あれ? 糸井さん何やってるんですか?」
って話しかけてもいいですか。
糸井 いや、それはちょっと‥‥。
おれ、あらゆる「演技」ができないんです。
伊達 演技って‥‥
「ああ、偶然ですね」とか返事するだけですよ。
糸井 ‥‥できないっ!
一同 (笑)
糸井 ほんっとうにね、できないんです。
もう、役を演じたりセリフを言うのがダメなの。
だからコントができる人を心から尊敬します。
一同 (笑)
伊達 わかりました(笑)、ふつうに会いましょう。
局のスタッフともちょっと相談してみます。
富澤 3月11日に、気仙沼で。
糸井 はい。気仙沼で会いましょう。
伊達 では、またそのときに。
きょうはありがとうございました。
富澤 ありがとうございました。
糸井 こちらこそ、ありがとうございました。
糸井 こういう取材では、
伊達さんが主にしゃべるんですね。
伊達 ええ、だいたいこんな感じです。
糸井 おもしろいなぁ。
でも、ネタは無口な富澤さんが書いてるんでしょ?
伊達 そうですね。
富澤 この対談の脚本もぜんぶぼくが書きました。
伊達 なんだよそれは。
富澤 ふたりともありがとう、
長いセリフをよく覚えてくれて。
伊達 ねぇだろ脚本なんて、どこにも。
一同 (笑)


(対談は終了です。
 最後までお読みくださりありがとうございました。
 サンドウィッチマンさんとのたのしい企画が、
 またなにかできますように‥‥)
2014-03-20-THU

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サンドウィッチマン

伊達みきお(だて みきお)さんと、
富澤たけし(とみざわ たけし)さんによるお笑いコンビ。
ふたりとも、1974年生まれで宮城県仙台市出身です。
1998年にコンビ結成。
2005年、『エンタの神様』へ初出演。
2007年、『M-1グランプリ』の王者に輝き、
一躍人気者に。

宮城県仙台市の出身で、東北との関わりは深く、
現在は下記の役職をつとめています。
・みなと気仙沼大使
・みやぎ絆大使
・東北楽天ゴールデンイーグルス応援大使
・ベガルタ仙台仙台市民後援会名誉会員
・喜久福親善大使
・宮城ラグビー親善大使
・松島町観光親善大使

サンドイッチマンのテレビ出演情報などは、
おふたりの事務所、
「グレープカンパニー」のサイトでご確認を!

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