お、あそこにいるのは？
会議を終えた社長では？
お帰りになるのかしら？

ああああ！
これはこれは社長！
御機嫌のほどは
麗しいのでございましょうか？

「もう、ぼちぼち帰るけど、
　オレが邪魔をしたほうがいいような
　そんな会議はしてないかと
　探しているところだ！」

オフィスをみわたしまして、
ただいま、浅い夜の凪の状態かと。

「そうか。
　じゃあ、郵便物チェックして
　帰るわ。」

そうでゲスか。
今日はフライデーナイトでゲスから、
最後の挨拶はあれでやんすね。
「ハバナイスウィーケン！」
ってやつでゲスよね。

あ、社長。
あっしですよ。あっし。
今日は、会議ご一緒ですよ。
ししし。
「カルタ・ド・ニッポン」の
読み札選定委員会の最終会議でしてね。
委員会の委員長である
社長のご光来をたまわりましてですね。
選定ですよ。

「その前によいですか〜！」
と、が
なだれ込む。

「月末に販売する、
　“簡さんの中国茶（仮）”ページの
　イラストレータさんの
　作品をみてくださいませ〜。」


「ん？
　お。
　いいねえ〜。
　ちょっとうらやましいくらい
　いいねえ〜。」

「あざ〜っす。」

そういって、一団は去っていきました。
さて、会議、会議。
レッツ・スタートでゲスな。

なにかと祭りだらけな日々ですが、
昨日はブイヨンも祭りに参加していました。

ブイちゃんとおとうさんで
取材を受けていたのです。

カメラマンさんに
いい顔を撮ってもらえたかどうかは
不明ですが
どんなときも
オレンジのボールをはなさないように
チャレンジしてました？！

ブイちゃんの味、伝わったかな。

一緒にチャレンジ、
お疲れさまでした〜！

（ちいさめの声で）
「シャーキ、シャーキ、シャ‥‥」。


「声がちいさーーい！

　１コンテンツ２シャキシャキ！

　シャーキ＜シャーキ＜シャーキ！！

　シャーキ＜シャーキ＜シャーキ！！
　（声がどんどん大きくなっていきます）」

どうやらシャキシャキ流
元祖家元であるモギモギコが
お弟子さんに美しい切り方＆声出しを
指導しているようです。

家元とお弟子さんでは
姿勢から口の開けかたまで
だいぶんちがいますね。

※遊んでいるように見えますが
　明日のほぼ日のコンテンツ一覧を
　はさみで切って、
　並べ替えるための準備作業です、きっと。

月曜日と金曜日、
「ほぼ日」が更新されて、
チェックがすんだ11時半ごろ、
会議議事録当番が
「ミーティングはじめます！」
と声をかけるのです。

こちら、なにかこう、
メールじゃなくて、
力強く伝達したいことや、
ややこしい話などいたします。
顔をあわせて説明したほうが
早いことなどありますのですね。

取材に出てる以外の人は
全員集合でございます。
今日はだいぶ人が多くいます。
（といっても、さきほど築地にでていった
　とのほかにも、
　７人の集団でなにやらの体験隊に
　でかけていっております。）

本日、との
食欲チームは、
と一緒に
築地に取材にいきます。

取材前のどたばたした時間に、
が、
テレマーク姿勢的な姿勢で
猛然とキーボードを
たたいていました。

なにはともあれ、
いってらっさい！

「山口さん、山口さん。
　ちょっと今いいですか。」

そういいながら、
が、
のところにやってくる。

「ちょっと、イラストを
　お願いしたい方がいてですね。」

どうやら、新しいコンテンツの
デザインの相談に
きたらしいですよ。

“チャレンジ祭”中につき、
沢山のコンテンツが
ばかばかとアップされるので、
デザイン部もなにかと祭中。

「思い出したら、思い出になった。」の
表紙ができ上がったってんで、
連絡をしたら、
さぶいさぶい冬の夜を
切り裂くような早足で、
社長は事務所に現れた。


「俺は、どれもいいと思う。」


「でも、どれかといったら、
　どれでしょう。」

ジャケットを脱ぐ寸暇を惜しみ
そんな会話をする社長じゃった。
しまいに決まった表紙は、
「気まぐれカメら」に
のっておるんじゃよ。


「あ、そうだ、
　この、著者　糸井重里って
　オレ、オレ。」


「この、校正・編集　永田泰大って、
　オレ、オレ。」

なぜか、二人は
「小さいことばを歌う場所」の
奥付を指さしながら、
主張をしはじめました。

‥‥わしら、それ、知っておるでの。

うふふふふふふふふふ！

げらげらゲラげらげら〜〜〜！

きゃっ！　うふっ！

どうもが
笑っています。



「見て見て〜〜〜ゲラなのーうふふふっ」

どうも、３月に出版予定の
「日本人の思い」のゲラらしいです。

さわやかな風ぇ〜あはははは！

箸が転げても、おかし年頃のス。

ちなみにレッグウォーマーを腕にして、
に
「お前の脚は、ここなのか！」
みたいなことを言われたそうです。

ま、そんなことよりも、
「日本人の思い」おたのしみに〜〜〜！

白熱灯だと色味が
わからなくなるので、
蛍光灯の会議室に移動します。

「う〜〜〜〜む。」

じゃあ、いったん、
第一印象で、選んでみましょうか。
じゃ、指を高くかかげて。

「せ〜の！」

ばらけました！
もう、ばらんばらんです！
ここはひとつ、
著者の意見も
きいてみましょうかね。

ということで、
決定は延期でございます。