が退社しようと 出口に向かう道すがら、 柱の角っこで立ち止まり、ふと、 みんなに伝わるか伝わらないかすれすれの 「おもしろいフレーズ」を言い放ちます。
みんなは最初、少しウケる。 きょとん、とする人もいる。
イトイはさらに 「おもしろいフレーズ」の バリエーションをあれこれ言う。
きょとん、としていた人が なぜおもしろいのかがわからないまま そのバリエーションのしぶとさに笑う。
バリエーションから 異なるキャラクターのセリフに飛び火し、 内容すらちがう話になる。
決してくじけぬ態度のおかげか、 みんなが笑いをセーブできなくなる。 「別の話じゃないですか」とツッコむ。
ツッコミへの反論を 利用したかそうでないのか、 急にもとのキャラクターの 「おもしろフレーズ」に回帰する。 エスカレートさせる。くり返し。
ウケたかどーだか、の キャッチ&リリース、トライ&エラー、 コール&レスポンス、 このしぶとさ、これこそが いちばん強い糸井重里だと 我々は感じています。
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