の席へ、仕事の相談に行ったら 「何を食べながら話してるのか」 と問われました。
これはわたしが休日に 卵と粉と牛乳とバターで作った スコーン的なものですが、 あまりおいしくない仕上がりなので こうして会社に持ってきて 自分で責任もって 食べようとしているのです、 と答えました。 永田の隣の席の も参戦して 「それならば私が食べてあげましょう」 「それならば私も食べてあげましょう」 と言うので、与えてみました。
ただし、ひとつだけ条件がある。
おいしくないのは、わかってるから。 お世辞は、いらないから。
「わかってる」 「わかってます」
固く約束して、ひとくち。
 「か‥‥からだによさそうな」
 「‥‥これは、はらもちがいい」
‥‥‥‥‥‥‥‥。 約束、わかってる?
 「お、お世辞は、言うてしまうな」
 「言うてまうわ」
全員「ふははははははは」
鉄則: 人は、手づくりのものを食べると 禁じられていてもお世辞を言ってしまう。
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