ほかの人が撮った写真を
ホンマさんが撮っている。

本物とか偽物とか
真とか虚とかが
入り組んでいるのに、
わたしたちはそれをごく普通に
意外と意識せずに観られることに
驚いています。

写真とは、そういう機能があるんですよ、と
ホンマタカシさんは
おっしゃっているそうです。

この冊子は、
ホンマさんのこれまでの作品を
ご自分で「また撮った」ものを
作品集にしたものです。

それが、何冊も
印刷の「束見本」のようになって
ダンボールの上に
積み上げられているんです。

これは、もしかして
ご自由にお持ちくださいの
コーナーですか？
と、ふと思ったので聞いてみると、
ちがいます、ということでした。

やっぱり、私と同じように
「ご自由に」持っていってしまう方が
いらっしゃるそうです。

それを「ちがいますよ」とお声がけするのが
東京オペラシティ アートギャラリーの方の
役割なのだそうです。
そういうしかけって、たのしい。

この冊子の白い表紙には
これまで見た人たちの
たくさんの跡が残っています。

そしてまた、
不思議空間が目の前に。

ホンマタカシ
ニュー・ドキュメンタリーの
展覧会場にいる、菅野です。

さきほどの女の子の写真は、
彼女の家族が撮ったアルバムの写真を
ホンマさんが撮り直したものだそうです。
つまり、ここには
ホンマさんの写真とそうじゃないものが
並列で存在します。

もっとわかりやすいのは、
こちらの写真群。
ホンマさんがイタリアのある街に行ったとき
「この街に未亡人は
　何人いますか？」
と聞いて、
お会いした未亡人の方々の
現在の写真を撮りつつ、
そのみなさんの若い頃の写真も借りて再撮し
ランダムに並べたというものです。

‥‥と、東京オペラシティ
アートギャラリーの
吉田さんが教えてくれました。

東京オペラシティ
アートギャラリーです。

「この高さに
　写真を展示するのって、
　勇気の要るところですよねー」
と、またプロっぽいトークを
展開する伊藤さん。

「ところで、ここに展示してある
　すべての写真が
　ホンマタカシさんの
　写真というわけじゃないんですよ」

むむ？ それは、
どゆこと？

ホンマタカシさんの
スタンプラリーを
伊藤総研さんとともに回っている
菅野です。

東京オペラシティ アートギャラリーの
入口にいつまでいるんだ、
とお思いの方、
いらっしゃいますでしょうか。

じつは、思った以上に
本日のこのツアーの
内容が濃ゆくて、
中継原稿を書く暇が
見つけられないでおります。

いま、やっと
コーヒー屋さんに
入ってもらったので、
急いでこれを打っています。

今日いっぱいかけて
アップしてまいりますので、
気長にお楽しみいただければと
思います。

と、打ってる間に、おお、
また出発みたい。
行ってきまーす。

次の投稿でまた
東京オペラシティ アートギャラリー
に戻ります。

ホンマタカシ
ニュー・ドキュメンタリー展の
入口です。

ここを展覧会の導入に使うのは、
めずらしいことらしいです。

「ここのストロークは
使いどころですよね」

という、プロトークが
目の前で展開されています。

私はといえば、
ご許可いただいたとはいえ、
ホンマさんの写真を
iPhoneで撮るという、
ドキドキの気分です。

みなさん、おはようございます、
菅野です。

今日は4月に出た
ブルータスでお世話になった
編集の伊藤総研さんにいざなわれ、
東京オペラシティ アートギャラリーに
やってまいりました。

ホンマタカシ
ニュー・ドキュメンタリー展
を開催中なんですけども、
何やらスタンプラリーを
やっているそうなんですよ。

よくわからないまま、
「案内するんで、
いっしょに行きましょう。
車出すんで（殺し文句）」
と言われてたので
来てみました。

そのようすを
今日は中継していきたいと
思います。

３５年ぶりに復刻した絵本。
『さよならペンギン』が
2011年の今、絵本売り場で
ブレイクのきざしなんだそうです。

写真は紀伊國屋書店、
新宿南店の絵本売り場。
「発売以来、一日一冊以上、
　ずっと売れ続けているんですよ。
　こんな絵本は珍しいです。」
と、仕入れ担当の桐生さん。

この夏、ペンギンブームが
再来するかもー！

先日、事務所に
あたらしいプリンターが導入された。
でっかいので“デカ子ちゃん”。

そのままだとなんなので、
動眼をつけてあげることになったそうです。

「このプリンターはね、
　B全がでるんだよ。
　B全というのはつまり、
　まあ、ぶっちゃけていうと
　とってもおおきな紙に
　プリントできるんだ。
　ロール紙にも布にも可能だよ！」

なるほどね。

動いているところを
みたいものですな。